TADIXS-B
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「Integrated Broadcast Service」の記事における「TADIXS-B」の解説
TADIXS-B (Tactical Data Information Exchange System-Broadcast)は元来海軍のネットワークの一部で、1990年以降続けられている情報ネットワーク革命の中核的な要素のひとつである。 1990年に、米海軍はジェリー・O・タトル提督主導のもと、コペルニクスC4I構造を採択した。これは、「全軍事活動の中心は、陸上の上級部隊指揮官や行政最高責任者ではなく、洋上部隊指揮官である」という信念に基づき、その部隊固有のセンサーからの情報と、外部の情報源(SOSUSやSURTASS、各種情報活動の成果)からの情報を、戦闘群指揮所のJOTS (後のGCCS-M (Global Command and Control System-Maritime))の画面に集約し、作戦系と情報系を緊密に携させて健全な意思決定を可能にするための情報システムの構築を目標とするものである。 その情報システムにおいて、部隊外の情報源からの情報を伝送するための経路が、陸上ネットワークのGLOBIXS (Global Information Exchange Subsystems)と、これと洋上とを結ぶネットワークであるTADIXS (Tactical Data Information Exchange Subsystem)である。TADIXS-BはTADIXSのサブセットのひとつであり、陸から海への一方的な配信で使用されるメッセージ・フォーマットの定義である。一方、双方向のTADIXS-Aは、IBSには統合されず、そのままで運用されているが、IBSとの相互運用性向上が図られていると見られている。
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