TAE緩衝液
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/06 15:57 UTC 版)
「トリスヒドロキシメチルアミノメタン」の記事における「TAE緩衝液」の解説
TAE緩衝液は、トリス(Tris)と酢酸(Acetate)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)からなる緩衝液で、アガロースゲル電気泳動で核酸を分離するのに用いられる。この緩衝液を大量に使用する場合には50倍(または10倍)濃度のストック溶液を作製し、用時希釈して用いることが多い。 組成 Tris/Tris-acetate 40 mM EDTA 1mM pHは50倍ストック溶液の時点で8.3のものが多く用いられているが様々である。また発熱を抑える目的で0.5倍濃度で使用することがある。緩衝能が比較的弱いため、長時間泳動すると陽極側のpHが酸性に傾いてしまうことがある。DNAはTBEを用いた場合と比べて1割ほど速く泳動される。長いDNA断片の分離能が良くサザンブロッティングに用いられることが多い。
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