Sumi of Jubako(重箱の隅)シリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 14:39 UTC 版)
「週刊テレビ広辞苑」の記事における「Sumi of Jubako(重箱の隅)シリーズ」の解説
槍魔栗三助がロンドンタクシーから現れ、眼鏡と口ひげを生やした教授に扮し、自らの研究成果を発表するコント。内容はある映画やドラマの1シーンを取り上げて物理的におかしい場面を指摘し、難癖をつけ批判するすなわち、「重箱の隅」を突く様な内容となっている。例えばウルトラマンの1シーンではハヤタ隊員が川で足を掬われ、川下に流されているシーンに対して、小学生でも溺れそうもない浅瀬で転がりゆく隊員をみて「こんな浅瀬で何をゴロゴロ転がっているのでしょうか?間抜けです!!」と辛口コメントを寄せ、容赦なく批判した。また、映画の江戸川乱歩の黄金仮面の1シーンではビルの屋上から向いのビルにボーガンを放ちロープ伝いで逃げる黄金仮面。それをじっと見つめる刑事たちに「そんなことより、向うのビルに先回りすればいいのに…」と指摘し、結果、黄金仮面に逃げられ悔しがっている刑事たちに向って「バカ面です!!」と言い、その後、「見るにも無残な間抜けぶり…」と追い討ちを掛けたコメントであった。コーナーの終了として「私の研究はまだまだ終わりそうにありませんな…」と口ひげを触りながら語り、To Be Continuedという字幕で締められていた。批判する内容は論理的に誤っている点は1つもなく、ギャグと学術的要素との間でコントを楽しむ極めてシュールなものであった。映像面では実際、教授は声を出しておらず(はりけーんばんびが吹き替え)、いわば吹き替えの状態にし、カラーをセピアにし、欧米が制作する「古き良き時代の映画」としての雰囲気が醸し出され演出されていた。
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