SelectionTypes 列挙体

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

SelectionTypes 列挙体

選択の種類を示す識別子を定義します。

この列挙体には、メンバ値のビットごとの組み合わせを可能にする FlagsAttribute 属性が含まれています。

名前空間: System.ComponentModel.Design
アセンブリ: System (system.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

<ComVisibleAttribute(True)> _
<FlagsAttribute> _
Public Enumeration SelectionTypes

Visual Basic (使用法)

Dim instance As SelectionTypes

C#

[ComVisibleAttribute(true)] 
[FlagsAttribute] 
public enum SelectionTypes

C++

[ComVisibleAttribute(true)] 
[FlagsAttribute] 
public enum class SelectionTypes

J#

/** @attribute ComVisibleAttribute(true) */ 
/** @attribute FlagsAttribute() */ 
public enum SelectionTypes

JScript

ComVisibleAttribute(true) 
FlagsAttribute 
public enum SelectionTypes

メンバ

	メンバ名	説明
	Add	選択されたコンポーネントを現在の選択に追加するための、追加選択を表します。これにより、選択されたコンポーネントの現在のセットが維持されます。
	Auto	通常の選択を表します。選択サービスは、Ctrl キーと Shift キーに対応し、コンポーネントを選択範囲に含めたり、選択範囲から外したりする動作をサポートします。
	Click	ユーザーがコンポーネントをクリックしたときに発生する選択を表します。新しく選択したコンポーネントが既に選択されている状態の場合、キャンセルされるのではなく、そのコンポーネントが主要選択コンポーネントになります。
	MouseDown	マウス ポインタがコンポーネントの上にあるときにユーザーがマウス ボタンを押すと発生する選択を表します。ポインタの下にあるコンポーネントが既に選択されている状態の場合、キャンセルされるのではなく、そのコンポーネントが主要選択コンポーネントになります。
	MouseUp	コンポーネントが選択された直後にユーザーがマウス ボタンを離すと発生する選択を表します。新しく選択したコンポーネントが既に選択されている状態の場合、キャンセルされるのではなく、そのコンポーネントが主要選択コンポーネントになります。
	Normal	通常の選択を表します。選択サービスは、Ctrl キーと Shift キーに対応し、コンポーネントを選択範囲に含めたり、選択範囲から外したりする動作をサポートします。
	Primary	ユーザーがコンポーネントをクリックしたときに発生する主要選択を表します。選択リストのコンポーネントが既に選択されている状態の場合、そのコンポーネントが主要選択になります。
	Remove	選択されたコンポーネントを現在の選択から削除するための、削除選択を表します。これにより、選択されたコンポーネントの現在のセットが維持されます。
	Replace	選択の内容が置き換えられたときに発生する選択を表します。選択サービスは、現在の選択内容を別の内容で置き換えます。
	Toggle	現在の選択と新たに指定された選択との間の切り替えを行う、切り替え選択を表します。コンポーネントが既に選択されている状態で、Toggle の選択の種類が SetSelectedComponents に渡された場合、コンポーネントの選択状態はキャンセルされます。
	Valid	有効な選択の種類として、Normal、Replace、MouseDown、MouseUp、または Click を識別します。

解説

デザイナ ドキュメントのコンポーネントは、ISelectionService の SetSelectedComponents メソッドを使用して選択できます。一部のアクションは、選択されているコンポーネントや選択されているコンポーネント グループに対して実行されます。ISelectionService は、現在の選択の種類を追跡します。選択の種類を示す識別子は、選択が 1 回のクリック、マウス ダウンまたはマウス アップのいずれの選択を使用して完了されたのか、その選択は以前の選択を置き換えるかどうか、または既定の選択モードを使用するかどうかを示します。

SetSelectedComponents メソッドで新しい選択を設定するときに選択の種類を指定するには、SelectionTypes 列挙体を使用します。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目
System.ComponentModel.Design 名前空間
SetSelectedComponents
ISelectionService インターフェイス