スケジューラ
マルチプログラム方式(あるいはマルチタスク、マルチプロセス方式)で、複数のプログラムを見かけ上、同時に実行するときに、どのような順番で、プログラムを実行するかなどを決定し、実行する仕組みをスケジューラと呼ぶ。通常は、OSのカーネル部分にあり、主要な機能の1つであり、多くのカーネル機能がこのスケジューラに依存して動作する。
また、個人の予定を管理するソフトウェアや、指定した日時にプログラムの実行を開始するようなソフトウェアを指すこともある。

スケジューラ
【英】scheduler
スケジューラとは、スケジューリングを行うための仕組みのことである。
スケジューラは、複数の処理すべき事項を優先度に従い制御・管理するための仕組みであると言える。使用する場面により指すものが異なるが、ITの分野では、マルチタスクやマルチプロセッシングにおいてジョブに最適な優先度を割り振り制御する仕組み(ジョブ管理システム)を指すことが多い。これを特にタスクスケジューラと呼ぶこともある。
Windowsなどにおいてプログラムを指定時刻に実行する機能は、タスクスケジューラーと呼ばれる。また、個人の予定を管理するスケジュール帳のアプリケーションソフトウェアをスケジューラーと言うことも多い。
Scheduler(スケジューラー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 22:46 UTC 版)
「Kubernetes」の記事における「Scheduler(スケジューラー)」の解説
schedulerはプラガブルなコンポーネントで、未スケジュールのポッド(schedulerが管理する基本エンティティ)をどのノードで実行するのかを、リソースの可用性に基づいて選択する役割を担う。schedulerは各ノード上でのリソースの使用量をトラッキングし、ワークロードが利用可能なリソースを超過しないことを保証する。この目的を達成するためには、schedulerは、リソースの要求量、リソースの可用性、その他のユーザーが提供する制約、そして、サービス品質、親和性・非親和性の要件、データの局所性などのポリシーのディレクティブを知っている必要がある。本質的には、schedulerの役割は、リソースの「供給」をワークロードの「需要」に合わせることであると言える。
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