ダンロップスポーツとは? わかりやすく解説

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ダンロップスポーツ

(SRIスポーツ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/20 15:38 UTC 版)

ダンロップスポーツ株式会社
DUNLOP SPORTS CO. LTD.
本社を置く住友ゴム工業本社ビル
種類 株式会社
市場情報
東証1部 7825
2017年12月27日上場廃止
本社所在地 日本
651-0072
兵庫県神戸市中央区脇浜町三丁目6番9号
設立 2003年7月1日
(SRIスポーツ株式会社)
業種 その他製品
法人番号 3140001022902
事業内容 スポーツ用品の製造・販売
代表者 代表取締役社長:木滑 和生
資本金 92億700万円
発行済株式総数 2900万株
売上高 連結:733億円
単体:403億円
(2016年12月期)
純資産 連結:350億円
単体:314億円
(2016年12月)
総資産 連結:551億円
単体:510億円
(2016年12月)
従業員数 連結:1,952人
単体:361人
(2016年12月31日現在)
決算期 12月31日
主要株主 住友ゴム工業 60.38%
外部リンク http://www.dunlopsports.co.jp/
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ダンロップスポーツ株式会社: DUNLOP SPORTS CO. LTD.)は、かつて存在した住友ゴム工業傘下にあったスポーツ用品企業。本社を神戸市に置く。ゴルフクラブの製造・販売で国内首位。テニス用品の製造・販売も行っていた。

2012年5月1日にSRIスポーツ株式会社(エスアールアイスポーツ)から商号変更。同年7月からコーポレートメッセージとして「スポーツといっしょに生きる」を制定し、コーポレートカラーを青系の「ダンロップスポーティブルー」とした。また、この時期から提供テロップ表示も「DUNLOP」から「ダンロップスポーツ」に改められている。

2018年1月に住友ゴム工業に吸収合併され解散、「ダンロップ」の商標権は住友ゴムが取得した[1]

主力製品・事業

  • ゴルフ用品、テニス用品の製造および販売
ゴルフクラブ、ゴルフボール、ゴルフバッグ、ゴルフシューズ、テニスラケット、テニスボール、テニスシューズ等
  • ゴルフトーナメント運営
  • ゴルフ、テニススクール運営
  • ゴルフ場運営
  • スポーツクラブ運営
  • ライセンス事業

シェア

  • ゴルフボールの世界的なシェアは、9%(2010年上半期)。アメリカ合衆国では4%台と弱いものの、日本国内では3割、イギリスでは2割のシェアを有する。プロ志向のブランドであるスリクソンは、日本国内の石川遼らをはじめ、海外の32人のプロ選手に供給し、シェアの拡大が試みられている。

主要事業所

  • 本社 - 兵庫県神戸市中央区脇浜町三丁目6番9号
  • 東京オフィス - 東京都港区港南3-8-1 森永乳業港南ビル10F
  • 市島工場 - 兵庫県丹波市市島町梶原5
  • ゴルフ科学センター - 兵庫県丹波市市島町梶原5
  • 上海事務所 - 上海市零陵路899号飛洲国際広場25-I

沿革

  • 1930年昭和5年) - ダンロップ日本法人設立。
  • 1937年(昭和12年) - 日本ダンロップ護謨に商号を変更。
  • 1963年(昭和38年) - 住友ゴム工業に商号を変更。テニスゴルフのボールを製造・販売。
  • 2003年平成15年) - 住友ゴムグループ企業の再編に伴い、ダンロップブランドとスポーツ用品事業を継承し、SRIスポーツ株式会社設立。
  • 2006年(平成18年) - 東京証券取引所1部上場。
  • 2007年(平成19年) - 米国のゴルフクラブメーカー、Cleveland Golf Company, Inc.を買収。
  • 2008年(平成20年) - クリーブランドゴルフ買収に伴い販売会社を統合。
  • 2010年(平成22年) - 南アフリカ販売会社子会社化。
  • 2012年(平成24年) - 商号を「ダンロップスポーツ株式会社」に変更。
  • 2014年(平成26年) - キッツより、キッツスポーツスクエアの運営企業キッツウェルネスの全株式を取得。社名をダンロップスポーツウェルネスとし、スポーツクラブ名称をダンロップスポーツクラブとした。サッポロビール傘下のサッポロ不動産開発より、サッポロスポーツプラザの全株式を取得。社名をダンロップスポーツプラザとし、スポーツクラブ名称はダンロップスポーツクラブに統合した。
  • 2015年(平成27年)
    • 4月 - デサントと、「スリクソンブランドのゴルフアパレル分野の業務提携」を発表。今後、企画制作などはデサントが行うこと。ウェアの販売はデサントが、アクセサリー類の販売はダンロップスポーツが行うこと、となっている[2]
    • 7月 - 株式会社ダンロップスポーツウェルネスが株式会社ダンロップスポーツプラザを吸収合併。
  • 2017年(平成29年)12月 - 上場廃止。
  • 2018年(平成30年)1月 - 住友ゴム工業に吸収合併され解散。

主要関係会社

国内グループ企業

ゴルフ用品の販売

  • 株式会社ダンロップスポーツマーケティング

ゴルフクラブの製造

  • 株式会社ダンロップゴルフクラブ

ゴルフ場運営

  • 柏泉グリーン開発株式会社(ダンロップゴルフコース)
  • 株式会社ダンロップゴルフスクール

ゴルフトーナメント運営

  • 株式会社ダンロップスポーツエンタープライズ

スポーツクラブの運営

  • 株式会社ダンロップスポーツウェルネス

テニススクールの運営

  • 株式会社ダンロップテニススクール

主な海外グループ企業

ゴルフ用品の販売

  • Roger Cleveland Golf Company, Inc.(販売地域:北米)
  • Srixon Sports Europe Ltd.(販売地域:欧州)
  • Srixon Sports Asia Sdn. Bhd.(販売地域:アジア、南アフリカ等)
  • Srixon Sports Australasia Pty. Ltd.(販売地域:オーストラリア、ニュージーランド等)

テニスボールの製造

  • Srixon Sports Manufacturing(Thailand) Co., Ltd.

テレビ番組

  • 日経スペシャル ガイアの夜明け 藍とさくらの代理戦争 ~女子ゴルフに賭けたビジネスマンたち~(2005年11月1日、テレビ東京)[3] - ブリヂストンスポーツとの競争を取材。

関連人物・項目

2人はかつてグループ企業であるダンロップスポーツエンタープライズに所属していた。

脚注

注釈

  1. ^ 2024年(令和6年)に住友ゴムグループからナガセグループに売却されたスポーツクラブの運営企業。ただしゴルフスクール事業およびテニススクール事業は(株)ダンロップスポーツマーケティングに承継し住友ゴム傘下に残留した。なおナガセは2022年(令和4年)にはブリヂストンからブリヂストンスポーツアリーナを買収しイトマンスポーツスクールとして運営している。

出典

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