SNSの自粛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 05:24 UTC 版)
「AKB48握手会傷害事件」の記事における「SNSの自粛」の解説
AKB48グループのメンバーは、Google+などのSNSへの書き込みにより情報発信を行っているが、事件直後はこれらの書き込みがほとんどなされない時間が続いた。 事件が発生した5月25日には、当時AKB48メンバーの大島優子がGoogle+にて「こんな事態になるなんて…」「とにかく二人とも無事で良かった」といった事件に関する書き込みを行ったが、すぐにこれらの書き込みを削除している(なお大島は5月25日、両国国技館で大相撲夏場所の千秋楽を観戦しており、握手会には参加していなかった)。スポニチアネックスの記事はこの削除の理由を「事態の大きさを考慮したためか」と推測しており、一連の流れをAKB48側の「混乱ぶり」として報じている。通常、Google+にはAKB48グループのメンバーによる多くの書き込みが見られるが、事件翌日の26日からは、当時AKB48からの卒業を控えていた片山陽加によるものを除き、一切の書き込みが見られなかった。書き込みが見られなかったのは、メンバーたちが書き込みを自粛していたことによる。自粛に至った理由についてRBB TODAYの記事は「負傷した川栄や入山を気遣ってか」と推測している。 AKB48グループのメンバーによる書き込みは、Google+以外のSNSにおいても自粛されていた。この状況が続く中、HKT48のメンバーである指原莉乃はファンが不安に思い始めていることを察し、AKB48グループ総合プロデューサーの秋元康に対して「私たちからコメントを発信していってもよろしいですか?」というメールを送った。秋元はこれに対し、「そもそも自粛させているつもりはないが、本当に皆が更新しにくい状況ならば、指原が思うようにやればいいよ」とアドバイスした。指原は5月27日、AKB48グループのメンバーの中で初めて、事件を受けてのコメントをTwitterに書き込んだ。日刊スポーツはこれについて「AKB48過去最大の危機に突破口を切り開いた」と記している。 指原によるTwitterへの書き込みがあった27日、事件で負傷した川栄と入山を含め、メンバーたちが次々とGoogle+への書き込みを始めた。28日には、高橋みなみがgoogle+において「ファンの皆さんとメンバーで作り上げてきたAKB48。ファンでもなかった1人の身勝手な行動で壊したくないです」「(誰でもよかった、という犯行動機について)そんなことあってもいいのでしょうか? 私たちはこんなやつのためにこんな事が起こるために握手をしてるわけじゃなかったはずです。」「ファンのみんなと築いてきた絆とメンバーの思いをなめないでほしい」と犯人の男を厳しく非難するコメントを出した。 なお27日、Twitterにおいて入山になりすました人物による書き込みがなされ、その後サンケイスポーツおよびスポーツ報知がこの書き込みを入山本人のものとして報じるという誤報があった。スポーツ新聞だけでなく、フジテレビ系列のテレビ番組『めざましテレビ』においてもスポーツ報知の記事を紹介するという形で同様の報道がなされた(その後番組内で訂正が入った)。
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