SEGA PROLOG
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 03:46 UTC 版)
「セガAIコンピュータ」の記事における「SEGA PROLOG」の解説
基本ソフトウェアとして、CSK総合研究所が開発したPrologインタープリター。128KBの内蔵ROMに納めるため、基本的な40のコマンドに限定された仕様となっている。 Prologは1970年代に考案された非手続き型の論理プログラミング言語で、当時コンピューターによる推論機能(人工知能)の実現に有効とみなされていた。1982年に立ち上がった国家プロジェクト「第五世代コンピュータ計画」における開発にも、Prologの派生言語(Prologにオブジェクト指向を取り入れたESPと呼ばれた言語)が用いられた。 セガAIコンピュータは、第五世代コンピュータ計画との直接の関連はないが、当時の報道によれば Prolog(のサブセット)の採用により人工知能の特色的な機能が実現され、児童の学習理解度の把握、入力した文章などの不確かな部分を推測するなど、柔軟な対応が可能であるとされた。販売パンフレットにおいては、機械教育を人工知能で補完する「知的CAI」で「家庭学習(個々のペースによる学習)」「能力別学習(能力に応じた課題の提供)」「対話型学習(自然言語によるインターフェース)」が可能になったと説明されている。
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