レッドブル・RB12
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/26 16:03 UTC 版)
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カテゴリー | F1 | ||||||||
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コンストラクター | レッドブル | ||||||||
デザイナー | エイドリアン・ニューウェイ (チーフテクニカルオフィサー) ロブ・マーシャル (チーフエンジニアリングオフィサー) ポール・モナハン (ヘッド・オブ・カーエンジニアリング) ダン・ファロウズ (ヘッド・オブ・エアロダイナミクス) ピエール・ワシェ (ヘッド・オブ・ビークルダイナミクス) |
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先代 | レッドブル・RB11 | ||||||||
後継 | レッドブル・RB13 | ||||||||
主要諸元 | |||||||||
エンジン | タグ・ホイヤー(ルノー) 1.6L V6ターボ |
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タイヤ | ピレリ | ||||||||
主要成績 | |||||||||
チーム | レッドブル・レーシング | ||||||||
ドライバー | ![]() ![]() ![]() |
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出走時期 | 2016年 | ||||||||
表彰台(3位以内)回数 | 16 | ||||||||
通算獲得ポイント | 468 | ||||||||
初戦 | 2016年オーストラリアGP | ||||||||
初勝利 | 2016年スペインGP | ||||||||
最終戦 | 2016年アブダビGP | ||||||||
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レッドブル・RB12 (Red Bull RB12) は、レッドブル・レーシングが2016年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カーである。
概要
2016年2月22日に正式発表。この年もチーフテクニカルオフィサーのエイドリアン・ニューウェイがプロジェクトに携わったが[1]、制作はロブ・マーシャル(チーフエンジニアリングオフィサー)、ポール・モナハン(ヘッド・オブ・カーエンジニアリング)、ダン・ファロウズ(ヘッド・オブ・エアロダイナミクス)、ピエール・ワシェ(ヘッド・オブ・ビークルダイナミクス)の4人で行われた[2]。
前年の不振でルノーとの関係が悪化し[3]、パワーユニット供給問題[4][5]や弟チームのトロ・ロッソとともにF1からの撤退を示唆する事態にまで発展した[6]。最終的にはルノーからの供給は継続されたものの、タグ・ホイヤーのバッジネームを付けることになった[7]。
2016年シーズン
第5戦スペインGPよりマックス・フェルスタッペンがトロ・ロッソから昇格、ダニール・クビアトはトロ・ロッソに降格した。このスペインGPでフェルスタッペンが初勝利(チームにとって2年ぶりの勝利)を挙げた。次戦モナコGPでは、アップデートされたルノーエンジンを搭載したダニエル・リカルドが自身初のポールポジションを獲得した。第16戦マレーシアGPでは3年ぶりのワン・ツー・フィニッシュを果たした(リカルドは2年ぶりの勝利)。最終的にコンストラクターズランキング2位を確保し、復調ぶりをアピールした。
スペック
シャーシ
- シャーシ名 RB12
- シャーシ構造 カーボンファイバー/ハニカムコンポジット複合構造モノコック、タグ・ホイヤー(ルノー)V6エンジン搭載(ストレスメンバー)
- ブレーキキャリパー ブレンボ
- ブレーキディスク・パッド ブレンボカーボンファイバー製ディスクブレーキ
- サスペンション カーボンファイバー製ダブルウィッシュボーン、プッシュロッド(フロント)/プルロッド(リヤ)式トーションバー&アンチロールバー。アルミニウム合金製アップライト
- ホイール O・Z
- タイヤ ピレリ
- 重量 冷却水、潤滑油、ドライバーを含めて702kg
エンジン
- エンジン名 タグ・ホイヤー(ルノー R.E.16)
- 気筒数・角度 V型6気筒・90度
- 排気量 1,600cc
- 最高回転数 15,000rpm(レギュレーションで規定)
- バルブ数 24
- 重量 145kg
- 潤滑油 トタル
記録
年 | No. | ドライバー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | ポイント | ランキング |
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AUS![]() |
BHR![]() |
CHN![]() |
RUS![]() |
ESP![]() |
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CAN![]() |
EUR![]() |
AUT![]() |
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HUN![]() |
GER![]() |
BEL![]() |
ITA![]() |
SIN![]() |
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JPN![]() |
USA![]() |
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2016 | 3 | ![]() |
4 | 4 | 4 | 11 | 4 | 2 | 7 | 7 | 5 | 4 | 3 | 2 | 2 | 5 | 2 | 1 | 6 | 3 | 3 | 6 | 5 | 468 | 2位 |
26 | ![]() |
DNS | 7 | 3 | 15 | ||||||||||||||||||||
33 | ![]() |
1 | Ret | 4 | 8 | 2 | 2 | 5 | 3 | 11 | 7 | 6 | 2 | 2 | Ret | 4 | 3 | 4 |
脚注
- ^ "レッドブル、2016年の新車『RB12』を正式発表". AUTOSPOTweb(2016年2月22日). 2016年8月8日閲覧。
- ^ "新車の手ごたえ:フロントを見直したレッドブルRB12". AUTOSPOTweb(2016年3月13日). 2016年8月8日閲覧。
- ^ F1-Gate (2015年7月28日). “ルノー、レッドブルとの関係はもはや修復不可能?”. 2016年10月9日閲覧。
- ^ F1-Gate (2015年10月10日). “ルノー、レッドブルに2016年もエンジンを供給するのは“難しい””. 2016年10月9日閲覧。
- ^ F1-Gate (2015年12月13日). “レッドブル 「エンジンメーカーは結託して供給を拒んだ」”. 2016年10月9日閲覧。
- ^ F1-Gate (2015年10月14日). “レッドブルがF1撤退なら、トロ・ロッソも撤退”. 2016年10月9日閲覧。
- ^ “レッドブル、“タグ・ホイヤー”パワーユニットでの参戦を正式発表”. F1-Gate.com. (2015年12月4日) 2016年10月9日閲覧。
- ^ "RB12". Red Bull Racing Formula One Team 2016年8月8日閲覧。
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