Rabbit_2000とは? わかりやすく解説

Rabbit 2000

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/11 14:00 UTC 版)

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Rabbit 2000

Rabbit 2000は、組込みシステム向けにラビット・セミコンダクター英語版が設計した高性能8ビットマイクロコントローラーである。 ディジ・インターナショナル英語版は、ラビットのマイクロコントローラーとそれらのマイクロコントローラーを使ったハードウェアを販売するためにラビット・セミコンダクターを買収した。 命令セットは、原形のZ80マイクロプロセッサに基づいている。しかし、一部の命令を削除するだけでなく、新しい命令も追加されている。 ラビット社のマイクロコントローラーで失われた命令の中でも特に有名なのは cpir である。cpir命令は、strlen()、strnlen()、そしてmemchr()のような使用頻度の高い標準C言語関数の一部をより効率よく実装することを可能にする。 ラビット社の資料によると、原形のZ80マイクロプロセッサより5倍高速に命令を実行する[要出典]。すなわち、ザイログeZ80と似ている。

Rabbit 3000は、同一コアを搭載したRabbit 2000の変種である。しかし、内蔵周辺機器がさらに強化されている。 Rabbit 3000Aは、入出力と大きな整数の演算のための命令を多少追加したものである。 Rabbit 4000は、より多くの周辺機器を内蔵したものである。 Rabbit 5000英語版から始まる派生製品は、実質的に異なるコンピュータ・アーキテクチャで構成されている[要出典]

ラビット社のマイクロコントローラーのほとんどは、内蔵フラッシュメモリと内蔵SRAMを搭載している。 それらは、ADコンバータータイマーも内蔵している。

コンパイラのサポート

Rabbit 2000は、Small Device C Compiler(SDCC)英語版Z88DK英語版というフリー(ライセンスはGPL)のコンパイラによってサポートされている。 ラビット社によって提供されるDynamic C英語版と商業サードパーティーによるCROSS-C英語版のような有料のコンパイラも存在する。 後者の2つの有料コンパイラは、標準C言語のサポートがかなり不完全であり、現在のコンパイラのバージョン(Dynamic C 10)でRabbit 2000/3000はもはや利用できない[1]

外部リンク

出典


Rabbit2000

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 04:51 UTC 版)

Z80」の記事における「Rabbit2000」の解説

Rabbit2000は一部命令追加削除をして高速化したZ80である。米国Rabbitセミコンダクター社が開発・販売している。Rabbit2000、Rabbit3000、Rabbit4000、Rabbit5000のバージョンがあり、上位モデルのRabbit4000/5000では32bitとして動作する32bitアーキテクチャーとなっている。 Rabbit2000/3000/4000/5000はHD64180/Z180のアーキテクチャーを基にしており完全なバイナリー互換ではない。(Partly compatible参照)。eZ80同じく現行商品である。

※この「Rabbit2000」の解説は、「Z80」の解説の一部です。
「Rabbit2000」を含む「Z80」の記事については、「Z80」の概要を参照ください。

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