REGISTER.ID 関数
適用対象: Microsoft Excel 2010, Excel Web App, SharePoint Online for enterprises, SharePoint Online for professionals and small businesses
重要 注意 レジストリを誤って編集すると、オペレーティング システムに重大な障害が発生し、再インストールを要求される場合があります。マイクロソフトでは、このようなレジストリの誤った編集による問題については保証していません。レジストリを編集する前に、重要なデータのバックアップを行ってください。レジストリの使用および保護の詳細については、Microsoft Windows ヘルプを参照してください。
説明
先に登録されている DLL (Dynamic Link Library) またはコード リソースのうち、指定したもののレジスタ ID を返します。DLL またはコード リソースがまだ登録されていないときは、DLL またはコード リソースの登録後にそのレジスタ ID が返されます。
REGISTER.ID 関数は、REGISTER 関数とは異なり、ワークシートでも使用できますが、関数名や引数名を指定することはできません。
DLL、コード リソース、データ タイプについては、ヘルプの「CALL 関数と REGISTER 関数の使い方」を参照してください。
メモ Windows 版 Excel と Macintosh 版 Excel では、コード リソースのタイプが異なるため、それぞれの操作環境で使用する REGISTER.ID 関数の形式は若干異なります。
書式
REGISTER.ID(モジュール名,プロシージャ名,[タイプ])
REGISTER.ID 関数の書式には、次の引数があります。
- モジュール名 必ず指定します。Windows 版 Excel で、関数を含む DLL の名前を半角の二重引用符 (") で囲んだ文字列で指定します。
- プロシージャ名 必ず指定します。Windows 版 Excel で、DLL 内の関数の名前を半角の二重引用符 (") で囲んだ文字列として指定します。名前の代わりにモジュール定義関数ファイル (拡張子は .DEF) 内の EXPORTS ステートメントに記述されている関数の番号を指定することもできます。序数またはリソース ID 番号には、半角の二重引用符は必要ありません。
- タイプ 省略可能です。戻り値のデータ型および DLL に引き渡す、すべての引数のデータ型を半角の二重引用符 (") で囲んだ文字列として指定します。タイプの先頭文字は戻り値のデータ型を指定します。関数またはコード リソースが既に登録されている場合、この引数は省略できます。
使用例
32 ビット版 Excel
次の数式は、32 ビット Windows の GetTickCount 関数を登録 (レジスタにセット) し、そのレジスタ ID を返します。
REGISTER.ID("Kernel32","GetTickCount","J!")
GetTickCount 関数が既にほかのシートで登録されているとき、次の数式は GetTickCount 関数のレジスタ ID だけを返します。
REGISTER.ID("Kernel32", "GetTickCount")
16 ビット版 Excel
次の数式は、16 ビット Windows の GetTickCount 関数を登録 (レジスタにセット) し、そのレジスタ ID を返します。
REGISTER.ID("User", "GetTickCount", "J!")
GetTickCount 関数が既にほかのシートで登録されているとき、次の数式は GetTickCount 関数のレジスタ ID だけを返します。
REGISTER.ID("User", "GetTickCount")
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