Q-Displayのリフレッシュレート誤記問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 19:18 UTC 版)
「UPQ」の記事における「Q-Displayのリフレッシュレート誤記問題」の解説
UPQは2015年10月より「4K/60p、120Hz駆動 HDCP2.2対応の50インチ 4Kディスプレイ」として、Q-display 4K50を販売を開始した。2016年8月には「大好評機種 4K50の後継機モデル 4K/60p、120Hz駆動 HDCP2.2対応の50インチ 4Kディスプレイ」としてQ-display 4K50Xを販売開始した。さらに2016年11月には「4K/60p、HDCP2.2対応 65インチ 4Kディスプレイ」二子玉川 蔦屋家電限定モデルとして「Q-display 4K65 Limited model 2016/17」を販売開始した。また、これらはDMM.comへODM供給され「DMM.make DISPLAY」としても販売された。 しかしDMM.comから販売されたことで注目も集め、ニュースやブログでレビューが掲載されるようになったが、その中で「Webサイト上で「120Hz倍速駆動」「補間フレーム挿入機能がある」という風に説明されているのだが、(中略)テストの範囲では、そうした機能が働いている形跡が見当たらなかった。」などとの指摘が出てきた。 2017年4月、UPQは、これらが120Hzに対応しておらず60Hzであることを公表した。UPQは希望者に2,000円のギフト券をキャッシュバックすることとした。なお、同ディスプレイのODM供給を受けているDMM.comの「DMM.make DISPLAY」も同様の誤りを公表したが、こちらは返品・返金を受け付けており、対応に差があることに対してユーザーからは不満や批判の声もある。UPQは、保障内容は消費者庁に相談しご指南いただき、それをもとに決定しているので事例に合った対応である、と表明しているが、消費者庁は、そのような具体的な指導はしていないと回答しており、矛盾が発生している。また、UPQは「正直なところ、UPQには(返品を受けても)置く場所がありません。大きなモニターなので返品していただくにしてもコストがかかり、その面でも厳しいのが現状です」とも回答している。 また、UPQは2017年3月10日に誤表記に気づいたとしているが、2016年11月に発表したQ-display 4K65ではそれまでのキャッチフレーズから120Hzの文字のみを取り除いているので、この時点ですでに認識していたのではないかとの指摘もある。
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