Potpourri_(P-MODELのアルバム)とは? わかりやすく解説

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Potpourri (P-MODELのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/04 23:42 UTC 版)

『Potpourri』
P-MODELスタジオ・アルバム
リリース
録音 1980年12月 - 1981年2月
SUNRISE STUDIO /
Warner-Pioneer Studio
ジャンル テクノポップ
ニューウェーブ
サイケデリック・ロック
ポスト・パンク
時間
レーベル ワーナー・パイオニア
プロデュース P-MODEL
P-MODEL アルバム 年表
LANDSALE
1980年
Potpourri
1981年
Perspective
1982年
『Potpourri』収録のシングル
  1. 「ジャングルベッドⅡ」
    リリース: 1981年3月25日
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Potpourri』(ポプリ)は、日本の音楽グループP-MODELの3枚目のアルバム。1981年3月25日にWarner-Pioneerより発売された。

概要

  • 前作『LANDSALE』より11ヶ月ぶりのアルバム。
  • 秋山勝彦の脱退後初の作品。後任の菊池達也は当時まだ正規メンバー入りしておらずサポートメンバー扱いであったためレコーディングには参加せず、本作のレコーディングは平沢・田井中・田中の3人のみで行われた。
    • 楽曲制作自体は秋山在籍中より開始しており、秋山も「VIVA!恋人たち」という楽曲を制作、ライブでも披露していたが収録されなかった。
  • 前作『LANDSALE』の発売後、平沢・田中は過熱するテクノポップブームに危機感を抱き「脱・テクノ宣言」を行っている。[※ 1]その為、本作が「初期P-MODEL」としては最後の作品である。
  • ジャケットは平沢の実兄である平沢裕一がデザイン。平沢進は「兄・裕一のデザインしたジャケットの中で最高傑作」と評している。また「Potpourri」の題字は平沢の父が揮毫したものである。

楽曲解説

ジャングルベッドⅠ
2019年、平沢がFUJI ROCK FESTIVALに出演した際は歌詞を乗せた「ジャングルベッド1.5」として披露された。
この時の歌詞は後に平沢本人がTwitterで公開している。[1]
ブループリント
解凍期にもことぶき光のアレンジで演奏され、ライブアルバム「PAUSE」にも収録されている。
anothersmell
ヨーデル・歓声・足音などをサンプリングしている。
フィルム
クラリネットをこわしちゃったのフレーズが使われている。
いまわし電話
間奏のキーボードソロは非常に難易度が高かった為、1983年の田中脱退以降に演奏する際、後任のメンバーはアレンジを変えて演奏している。
1993年の“解凍期”終了後は長らく封印状態だったが、2018年11月の核P-MODELツアー「回=回」にて久々に演奏された。

収録曲

  • 全編曲:P-MODEL
# タイトル 作詞 作曲 時間
1. ジャングルベッドⅠ(Junglebed I)」 平沢進
2. 青十字(Blue Cross)」 平沢進 平沢進
3. ジャングルベッドⅡ(Junglebed II)」 平沢進 平沢進
4. ブループリント(Blue Print)」 田中靖美 田中靖美
5. aqualife 田中靖美、平沢進 田中靖美
6. different≠another 平沢進 平沢進
7. anothersmell 田中靖美
8. フィルム(Film)」 平沢進 平沢進
9. モノクローム・スクリーン(Monocrome Screen)」 田中靖美 田中靖美
10. marvel 平沢進 平沢進
11. ナチュラル(Natural)」 田中靖美 田中靖美
12. いまわし電話(Disgusting Telephone)」 平沢進 平沢進
13. Potpourri 平沢進 平沢進
合計時間:

リリース履歴

リリース日 レーベル 規格 規格品番 備考
1981年3月25日 ワーナー・パイオニア LP K-12005W
1992年1月25日 ワーナーミュージック・ジャパン CD WPCL-605
2003年10月20日 SS RECORDS SS-103 デジタルリマスタリング、紙ジャケット仕様[2]
2017年8月20日 SS RECORDINGS SS-103A W紙ジャケット仕様(2017年EDITION)[3]
2020年12月15日 SHM-CD SS-1002A W紙ジャケット仕様[4]

参加メンバー

脚注・出典

脚注

  1. ^ これによりミーハーなファンが一気に離れたが、後に平沢は「もし同じ路線で作品を出していたら、きっと今まで音楽活動を続ける事は出来なかっただろう」と述懐している。

出典

  1. ^ 平沢進のツイート(2019年12月7日)2020年3月11日閲覧。
  2. ^ ポプリ/P-MODEL - ウェイバックマシン(2016年7月26日アーカイブ分)
  3. ^ ポプリ/P-MODEL”. SS RECORDINGS WEB. 2021年10月23日閲覧。
  4. ^ ポプリ (SHM-CD EDITION)/P-MODEL”. SS RECORDINGS WEB. 2021年10月23日閲覧。

外部リンク





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