パーフェクトパワー
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/03 01:33 UTC 版)
パーフェクトパワー | |
---|---|
欧字表記 | Perfect Power |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
生誕 | 2019年1月15日(3歳) |
父 | Ardad |
母 | Sagely |
母の父 | Frozen Power |
生国 |
![]() |
生産者 | Tally-Ho Stud |
馬主 | Rashid Dalmook Al Maktoum |
調教師 | Richard Fahey(イギリス) |
競走成績 | |
生涯成績 | 12戦6勝 |
獲得賞金 | 234,598ユーロ |
パーフェクトパワーは、アイルランドで生産され、イギリスで調教されていた競走馬である。
主な勝ち鞍は2021年モルニ賞、ミドルパークステークス、2022年コモンウェルスカップ。
戦績
2021年5月25日ニューカッスル競馬場の一般戦(AW5ハロン)でデビューし3着。2戦目で勝ち上がると、重賞初挑戦となったノーフォークステークス(G2)では道中後方追走から最後の直線で脚を伸ばし最後は内ラチ沿いで先頭に立っていたゴーベアーズゴーをアタマ差で差し切り、重賞初制覇を果たす[1]。7月29日のリッチモンドステークス(G2)ではアシンメトリックの5着と敗退するも、8月22日のモルニ賞では最後方追走から追い込んでくると、最後はトライデントに1馬身1/4差をつけG1初勝利を収めた[2]。続く9月25日のミドルパークステークスでは後方2番手追走から鋭く脚を伸ばして差し切り勝ちを収め、G1レース2連勝となった[3]。
3歳初戦となった4月16日のG3グリーナムステークスでは道中3番手追走から鮮やかに抜け出すと最後はルセイルの追い上げを1馬身半差で退け快勝した[4]。しかし、初のマイル戦となった4月30日の2000ギニーではコロエバスの7着と惜敗する。距離を短縮して挑んだ6月17日のコモンウェルスカップでは馬場の内側から抜け出し先頭に立つと最後はフレーミングリブに1馬身1/4差つけ勝利、G1競走3勝目を飾った[5]。 その後、古馬との初対戦となったジュライカップでは1番人気に推されるも7着。その後、モーリス・ド・ゲスト賞とブリティッシュ・チャンピオンズ・スプリントステークスでも7着に終わり現役を引退した。引退後はダルハムホールスタッドで種牡馬入りする[6]。
血統表
パーフェクトパワーの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | デインヒル系 |
|||
父 Ardad 2014 鹿毛 |
父の父 Kodiac 2001 鹿毛 |
*デインヒル | Danzig | |
Razyana | ||||
Rafha | Kris | |||
Eljazzi | ||||
父の母 Good Clodora 2009 鹿毛 |
Red Clubs | Red Ransom | ||
Two Clubs | ||||
Geht Schnell | Fairy King | |||
Anita'a Princess | ||||
母 Sagely 2013 鹿毛 |
Frozen Power 2007 鹿毛 |
Oasis Dream | Green Desert | |
Hope | ||||
Musical Treat | *ロイヤルアカデミー II | |||
Mountain Ash | ||||
母の母 Saga Celebre 2004 鹿毛 |
*パントレセレブル | Nureyev | ||
Peinture Bleue | ||||
Saga d'Ouilly | Linamix | |||
Saganeca | ||||
母系(F-No.) | (FN:11-d) | [§ 2] | ||
5代内の近親交配 | Danzig 4×5、Northern Dancer 5・5×5 | [§ 3] | ||
出典 |
脚注
- ^ “英2歳G2ノーフォークS、パーフェクトパワーが競り勝ち”. JRA-VAN ver.World. (2021年6月18日) 2021年8月28日閲覧。
- ^ “仏2歳G1モルニー賞、スミヨンの好騎乗でパーフェクトパワーが快勝”. JRA-VAN ver.World (2021年8月23日). 2021年8月28日閲覧。
- ^ 英2歳G1ミドルパークS、パーフェクトパワーがモルニー賞に続き連勝JRA-VAN ver.World、2022年10月22日閲覧
- ^ 強豪揃った英2000ギニー前哨戦、グリーナムSはパーフェクトパワーが制すJRA-VAN ver.World、2022年10月22日閲覧
- ^ 英G1コモンウェルスC、日本人所有の2頭が人気薄で大善戦JRA-VAN ver.World、2022年10月22日閲覧
- ^ 快速3歳馬パーフェクトパワーが引退、英ダルハムホールスタッドで種牡馬入りJRA-VAN ver.World、2022年10月22日閲覧
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|Perfect Power(IRE)”. JBISサーチ. 2021年1月9日閲覧。
外部リンク
- 競走馬成績と情報 JBISサーチ、Racing Post
累乗数

累乗数(るいじょうすう、英: perfect power)とは、他の自然数の累乗になっている自然数、すなわち、mk(m, k は自然数で k は 2 以上)の形の数を指す。
累乗数を 1 から小さい順に列記すると
- 1, 4, 8, 9, 16, 25, 27, 32, 36, 49, 64, 81, 100, 121, 125, 128, 144, 169, 196, 216, 225, 243, 256, 289, 324, 343, 361, 400, 441, 484, 512, 529, 576, 625, 676, 729, 784, 841, 900, 961, 1000, …(オンライン整数列大辞典の数列 A001597)
累乗数の性質
4 を法として 2 と合同でない数は 2 つの累乗数の差として表される。実際、(n + 1)2 − n2 = 2n + 1, (n + 2)2 − n2 = 4n + 4 が成立する。
また、2 = 33 − 52, 10 = 133 − 37 など、4 を法として 2 と合同な数(単偶数)に関しても累乗数の差として表せる場合があることが知られている。6, 14, 34 などがそのように表せるかどうかは知られていない。
差が 1 となる累乗数の組は (8, 9) のみであると、1844年にカタラン (Eugène Charles Catalan) によって予想され(カタラン予想)、2002年にプレダ・ミハイレスクによって証明された。
一般に、累乗数を小さいほうから a1 = 1, a2 = 4, … と並べるとき、ai + 1 − ai は i と共に無限大に発散すると予想されている(Pillai)。この予想は、任意の自然数 a に対して方程式 xn − ym = a は有限個の自然数解(x > 0, y > 0, m ≥ 2, n ≥ 2)しかないことと同値である。Chudnovsky はこれを証明したと主張したが、本当に証明されたのかは不明である。エルデシュは ai + 1 − ai > ic となる正の定数 c が存在すると予想している。
方程式 xn − ym = a(a は与えられた自然数, x > 0, y > 0, m ≥ 2, n ≥ 2)は a のほかにもう一つの変数を固定すれば、有限個の解しか存在しないことが知られている。m, n のいずれかを固定した場合には、Schinzel と Tijdeman の一般的な不定方程式 ym = P(x) に関する結果から従い、x, y のいずれかを固定した場合には一般の線形循環数列に関する Shorey と Tijdeman の結果から従う。
3, 7, 8, 15, … など、1 を除く累乗数から 1 を引いた数の逆和は、1 になる。すなわち、