PC-9821Nwシリーズ
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1997年5月に発表された、3世代目にして最終形態となった98NOTE Lavie。筐体色はブラック。12.1インチ800×600ドット液晶、MMX Pentium 150MHz(Nw150)/133MHz (Nw133) の2モデルが「Nw」を冠するが、PC98-NX発表後のPC-9821Nr150/S20、Nr233、266、そして最後の98NOTEとなったPC-9821Nr300/S8TBも、本シリーズをベースとしている。FDDを内蔵し3スピンドルに戻った(PC-9821Nr150/S20はCDドライブ非搭載のため、引続き2スピンドルである)が、ドライブ類の着脱は一切できなくなり、またHDDもフレキシブルケーブルによる直結に変わった。FAXモデムを内蔵したのが大きな特徴(PC-9821Nr150/S20、233、266、300では省かれた)だが、その反面、LANの追加にはPCカードスロットを必要とした。 本シリーズは、他のPC-9800シリーズにある「IDE 4.3GBの壁」がなく、約31.25GBまでのIDE HDDを認識可能。ただし、NEC製のOS付属のフォーマッタは、MS-DOS 6.2/Windows 95 OSR2/Windows 98/Windows NT 4.0/Windows 2000とも、内蔵IDE HDDを約8.4GBまでしか認識できないため、フリーソフトなどを使って領域を確保する必要がある。 オーセンティック社製のフラットパネルスピーカーを液晶パネル裏側に収納できる機種も2,000台限定で販売された。液晶パネル背面がドーム状に盛り上がるユニークなフォルムだった。 PC98-NXシリーズの初期のノートPC(LV13C、VP13Cなど)でも、PC-9821Nwシリーズと同じ筐体が使われていた。
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