とうかんぞう (唐萱草)
●わが国の九州、長崎県西部の男女群島、それに台湾や中国南部の広東省・広西省に分布しています。海岸に近い潅木帯や草地に生え、高さは1メートルほどになります。葉は広線形で2折れし、根生します。5月から6月ごろ、花茎を伸ばして黄橙色の花を咲かせます。花披片は6個あり、基部で合着しています。別名で「ワスレグサ(忘れ草)」とか「ナンバンカンゾウ(南蛮萱草)」とも呼ばれます。中国では「忘憂草」とも表記され、「ワスレグサ」の名前は、「この花が憂いを忘れさせる力を持っている」という中国の故事に因みます。
●ユリ科ワスレグサ属の多年草で、学名は Hemerocallis aurantiaca。英名は Orange daylily。
ほんかんぞう (本萱草)
●中国の中部から南部、ネパールやタイに分布しています。標高300~2500メートルの林内や潅木帯、草原、河岸などに生え、高さは1~1.4メートルになります。葉は広線形で根生します。7月から8月ごろ、花茎の先に橙赤色の花を咲かせます。わが国に分布する「ヤブカンゾウ」の母種とされます。古代から薬用に用いられ、根は萱草根(かんぞうこん)、花は金針菜(きんしんさい)と呼ばれて、止血剤や消炎剤として用いられてきました。別名で「シナカンゾウ(支那萱草)」とも呼ばれます。写真上・中1はネパール産、中2・下はタイ産。
●ユリ科ワスレグサ属の多年草で、学名は Hemerocallis fulva var. fulva。英名は Orange daylily。
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