OpCodes.Stelem フィールド

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

OpCodes.Stelem フィールド

メモ : このフィールドは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

指定のインデックス位置にある配列要素を評価スタックの、命令で指定された型の値に置き換えます。

名前空間: System.Reflection.Emit
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Shared ReadOnly Stelem
 As OpCode

Visual Basic (使用法)

Dim value As OpCode

value = OpCodes.Stelem

C#

public static readonly OpCode Stelem

C++

public:
static initonly OpCode Stelem

J#

public static final OpCode Stelem

JScript

public static final var
 Stelem : OpCode

解説

命令の 16 進数の形式、MSIL (Microsoft Intermediate Language) アセンブリ形式、および簡単な説明の一覧を次の表に示します。

形式	アセンブリ形式	説明
A4 < T >	stelem typeTok	提供されたインデックス位置にある配列要素をスタックの typeTok 型の値に置き換えます。

スタックの遷移動作を順番に示すと、次のようになります。

1. 配列へのオブジェクト参照である array がスタックにプッシュされます。

2. array 内の要素に対するインデックス値 index がスタックにプッシュされます。

3. 命令で指定された型の値がスタックにプッシュされます。

4. 値、インデックス、および配列参照がスタックからポップされます。値は、指定のインデックスの配列要素に格納されます。

stelem 命令は、1 次元配列 array 内の提供された 0 から始まるインデックス位置にある要素の値を、命令で指定した値に置き換えます。この値は、命令の typeTok トークンによって指定された型を持ちます。

配列はオブジェクトであるため、O 型の値によって表されます。インデックスは natural int 型です。

array が null 参照である場合は、NullReferenceException がスローされます。

index が負の値である場合、または array の上限を超える場合は、IndexOutOfRangeException がスローされます。

array が必要な型の要素を保持していない場合は、ArrayTypeMismatchException がスローされます。

stelem オペコードを使用できる Emit メソッド オーバーロードを次に示します。

• ILGenerator.Emit(OpCode, Type)

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
OpCodes クラス
OpCodes メンバ
System.Reflection.Emit 名前空間