NVIDIA シェーディング言語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/25 23:42 UTC 版)
「シェーディング言語」の記事における「NVIDIA シェーディング言語」の解説
詳細は「Cg (プログラミング言語)」を参照 NVIDIAによって開発されたこの言語は、簡単かつ効率的にプロダクションの作業パイプラインを統合できるようにデザインされた。この言語の特徴はAPI独立であることと素材管理を改善する非常に多くのフリーなツールからなっていることである。 CgはOpenGLおよびDirect3D両環境で動作するプログラムを記述できる。2012年4月を最後にバージョンアップは終了し、開発者へのCgランタイム自体の提供自体は継続されるものの、将来の新しいハードウェア機能をサポートしないため、新規開発での採用は推奨されていない。なお、CgはNVIDIAがMicrosoftと緊密に協力して開発した言語であるため、HLSLと似た構文になっており、ある程度の互換性も確保されている。 最初のCg実装はハードウェア部を抽象化するが故により制限が多かったが、それ以前の方法に比べても革新的であった。Cgという言語自体は、最終製品にはめったに使われることはなかったが[要出典]、より新しいシェーディング言語へのつなぎとして生き残っており、Adobe Photoshop、MayaやLightWaveでの採用など、主にデジタルコンテンツ作成現場では一定の地位を確立している。なおPlayStation 3の標準シェーディング言語はCgであり、他にもAAAタイトルWindowsゲームやUnityのようなゲームエンジンでも採用実績がある。 Cgの特徴としては「コネクタ」、つまり様々な処理ステージを結びつける特別なデータ構造として使われることである。ここでのコネクタとは、アプリケーションから入力されたデータを頂点処理ステージに受け渡し、フラグメント処理への入力する際に補間を行う。
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