NPO 喫茶 カフェ アイリス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/21 14:47 UTC 版)
「三井住友海上名古屋ビル」の記事における「NPO 喫茶 カフェ アイリス」の解説
知的障害者の社会活動支援団体である「社会福祉法人ゆめネット」がビル内1階の入り口のそばのロビーの一画で運営する喫茶店。従来14階にあった社員食堂が撤退した後、それに代わる社員の福利厚生と社会貢献活動を同時に行うものとして、三井住友海上火災保険がNPOに持ちかけ実現した障害者雇用施設である。 その為、場所や備品、食器や会社光熱費などは三井住友海上火災保険が全て無償で提供している。 三井住友海上側の希望で「特定非営利活動法人パートナーシップ・サポートセンター(PSC)」と三井住友海上の本社との間の使用貸借契約を締結する形式となっているため、女性グループのNPOと障害者グループのNPOの共同運営から障害者グループのNPOの単独運営、社会福祉法人の運営と実際の運営主体が変わっても継続して事業を行うことに成功している。 設立当初から運営を担ってきた聴覚障害者と健常者が共同で働くNPO「スペイス21」が2010年3月末で運営から撤退した為、2010年4月12日からは社会福祉法人ゆめネットが運営している。 一般客の出入りの少ない自社ビル内での運営で宣伝に力を入れていないため、売上は月30から40万円程度に留まり、一般の喫茶店の様な給与を働いている障害者達には支払えていないが、障害者の社会復帰に向けたOJTの場として有効に機能している。 三井住友海上の代表的な社会貢献活動としてディスクロージャー誌「三井住友海上の現状」などにも記載されている。
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