NHKラジオの参入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 21:00 UTC 版)
「ラジオ深夜便」も参照 NHKワールド・ラジオ日本は、ラジオ第1の終夜放送化以前から24時間放送を行っていた。 国内波のNHKラジオは、長いあいだ「0:00放送終了・5:00(FMは6:00)放送開始」の編成を続け、報道特別番組の場合以外は深夜放送とは全く無縁であったが、昭和天皇の危篤状態に際しての24時間特別報道体制をきっかけに、放送時間の延長や特別番組による実験を経て、1990年、『ラジオ深夜便』で本格的な深夜放送へ参入した。 『ラジオ深夜便』は、長らく民間放送が想定してこなかった中高年層に向けて制作された。当初は臨時編成であり、1995年から定時放送となった。 『ラジオ深夜便』を拡充する形で、NHKラジオ第1放送は1992年に、NHK-FMは1998年に放送の24時間化が行われた。曜日に関わらずいずれかの局で終夜放送が行われ、迅速な災害報道に役立てられている。 中高年層を想定した『ラジオ深夜便』の人気を受け、1990年代以降、民放でも『オールナイトニッポンエバーグリーン』(ニッポン放送)など、中高年層を意識した編成を行う例が増加した。
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