N800
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/14 00:24 UTC 版)
N800は、L700をベースに開発された4人乗り乗用車で1965年10月に開催された、第12回東京モーターショーに参考出品された。 ボディサイズは、全長3,720mm、全幅1,465mm、全高1,330mm、ホイールベース2,245mmで、最高速度は150km/hと公表されていた。 ボディ前半はL700とほぼ同じデザインであったが、後半は独立したトランクを持った2ドアクーペに改装されていた。またサイドウインドウは前後ともに巻き上げ式であり、センターピラーの無い、いわゆるハードトップ形式を採っていた。構造的にはセミ・モノコック式である。 エンジンはS800と基本的に共通の791ccであるが、2連キャブレターで65馬力にデチューンしたものを搭載され、駆動方式は後輪駆動である。 サスペンションは前輪はL700と共通だが、後輪はスイングアクスル式の独立懸架であった。 しかし、当時のホンダの企業規模や市場性を勘案した藤沢武夫副社長(当時)の一声で市販化は見送られた。 N800のホイールハブは、ベースとなったL700/L800/P700/P800用(4穴)とは異なり、S500/S600/S800用と共通の5穴であり、S500/S600/S800同様アルフィン式の4輪ドラムブレーキが採用されていた。
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