マッソスポラ属
和名:マッソスポラ属 |
学名:Massospora |
分布:日本,カナダ,アメリカ,ホンジュラス,アルゼンチン,ブラジル,チリ |
写真(上):菌の感染により尾部のとれてなくなったオガサワラゼミ |
説明 昆虫疫病菌類の一種。ハエカビ目ハエカビ科に属する。セミのみから記録されている昆虫疫病菌の一種。アメリカでは17年ゼミに感染するMassospora cicadinaから最初に記載された。日本からは1951年の都内での記録と,1999年小笠原での2例報告があるのみで,しかも標本の不足から,まだ種まで同定されていない。この菌はセミの成虫をに感染し,体内に胞子を作る。菌の感染によりセミの体節が先端から,生きているうちからはずれて落ち,感染したセミは尾のない状態で飛び回る。体内に形成された胞子はセミの飛翔により地上にばらまかれ,次の感染源となる。また,腹部がないことに気付かず,交尾行動をする例が観察されている。 |
マッソスポラ
(Massospora から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/11 06:21 UTC 版)
マッソスポラ(Massospora)はハエカビ目ハエカビ科に属する、セミ(周期ゼミ)に感染する真菌病原体。特にM. cicadina(ジュウシチネンゼミカビ)のこと。
- 1 マッソスポラとは
- 2 マッソスポラの概要
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