LGBTとの関連性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/11 04:30 UTC 版)
指比の大きい女性およびゲイ男性は、より男性的な男性への性的嗜好を示す。男性的な顔のタイプを好むことは、精神性が女性的であることを意味する。 レズビアン女性は異性愛女性に比べ平均的に指比が小さい。また、指比が大きいレズビアン女性はフェム(女性役)傾向がありブッチ(男性役)の傾向が弱い。性的指向を異にする双子の姉妹でも、指比に差がある。 バイセクシュアル男性は異性愛男性より指比が小さい。また、男性の同性愛は指比の大きさと相関することが示唆されているが 、これに異議を唱える者もいる。別の研究では同性愛男性の指比は異性愛者の男性と同じ あるいはそれより小さいことが示されている。ある研究では、この差異は地理的変数に依存していると結論づけた。ヨーロッパのゲイ男性はストレート男性と比べて小さいか同等だが、米国ではより大きいか同等である。ただしこの発見は18の研究を含むメタ分析から疑問視されており、従前の性的指向が異なる男性間にみられた差異には、地理よりも民族性が符合した。メタ分析では、男性の性的指向による有意差は存在しないと結論付けられている。 指比が小さいほどポリガミー傾向が、大きいほどモノガミー傾向がみられる。 ドイツでの研究から、指比とMtFトランスジェンダーとの間に相関性があることが分っている。MtFトランスジェンダー女性は男性よりも高い指比をもち、その比率は女性のそれに匹敵する。
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