LGBTとの違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 15:12 UTC 版)
詳細は「LGBT」を参照 性的マイノリティとよく似た言葉で、しばしば混同される概念・言葉として、LGBT がある。これは、レズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシュアル(Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の頭文字から作られた頭字語である。LGBTという言葉は1990年代から使用されている。 LGBTは、インターセックスを加えて LGBTI と言ったり、クィア(Queer)またはクエスチョニング(Questioning)を加えて LGBTQ もしくは LGBTQ+ と表記したりもする。また、インターセックスやアセクシュアルを加えて LGBTQIA+ 、さらにトゥー・スピリットを加えて LGBTQIA2S+ と表現することもある。 これら頭字語による用語は個々の性的少数者ではなく、コミュニティを包括的に示すものである。性的少数者とLGBTの違いとして、その言葉のなりたちが挙げられる。「性的少数者」という言葉が客観的に性におけるマイノリティを定義しているのに対し、「LGBT」は1988年頃にアメリカの活動家が使い始めた言葉であって、当初のゲイのコミュニティからさらに包括的で相互関係を重視した連帯を意味する「LGBT」へと変移していった。 今では新しいジェンダーやセクシュアリティが認知されるたびに頭文字が追加され、どんどん長くなる傾向にあり、それを嘲笑したり、過剰だと非難する人も一部では存在する。一方で、そのラベルは連帯のために必要であり、誰もが自分自身のジェンダーやセクシュアリティに名前をつけて表現してもいいと主張する声もある。
※この「LGBTとの違い」の解説は、「性的少数者」の解説の一部です。
「LGBTとの違い」を含む「性的少数者」の記事については、「性的少数者」の概要を参照ください。
- LGBTとの違いのページへのリンク