LEFT関数

Excel関数リファレンス

LEFT 関数、LEFTB 関数

適用対象: Microsoft Excel 2010, Excel Web App, SharePoint Online for enterprises, SharePoint Online for professionals and small businesses

 

説明

LEFT 関数は、文字列の先頭から指定された数の文字を返します。

LEFTB 関数は、文字列の先頭から指定されたバイト数の文字を返します。

 重要   LEFTB 関数では、既定の言語として DBCS 言語が設定されている場合にのみ、1 文字が 2 バイトとしてカウントされます。それ以外の場合は、LEFT と同様、1 文字あたり 1 バイトとしてカウントされます。

DBCS をサポートする言語には、日本語、簡体字中国語、繁体字中国語、および韓国語があります。

書式

LEFT(文字列, [文字数])

LEFTB(文字列, [バイト数])

この関数の書式には、次の引数があります。

• 文字列    必ず指定します。取り出す文字を含む文字列を指定します。
• 文字数    省略可能です。取り出す文字数を指定します。
• 文字数、バイト数には、0 より大きい数値を指定する必要があります。
• 文字数、またはバイト数が文字列の文字数より大きい場合、文字列全体が返されます。
• 文字数またはバイト数を省略すると、1 を指定したと見なされます。
• バイト数     省略可能です。取り出す文字数をバイト数で指定します。

使用例

使用例 1: LEFT

使用例を新規のワークシートにコピーすると、計算結果を確認できます。

その方法は?

1. この記事の使用例を選択します。Excel Web App の例をコピーする場合は、セルを 1 つずつコピーして貼り付けます。

 重要   行見出しまたは列見出しは選択しないでください。

ヘルプから使用例を選択する

2. Ctrl キーを押しらながら C キーを押します。
3. 空のブックまたはワークシートを作成します。
4. ワークシートでセル A1 を選択し、Ctrl キーを押しながら V キーを押します。Excel Web App を使用している場合は、使用例のセルごとにコピーと貼り付けを繰り返します。

 重要   使用例が正常に動作するためには、ワークシートのセル A1 に貼り付ける必要があります。

5. 計算結果と結果を返す数式の表示を切り替えるには、Ctrl キーと Shift キーを押しながら ` (アクサン グラーブ) キーを押すか、[数式] タブの [ワークシート分析] グループで [数式の表示] をクリックします。

使用例は、空のワークシートにコピーした後、ニーズに合わせて変更できます。

A B データ 販売価格一覧 A-452 数式 説明 (計算結果) =LEFT(A2,4) セル A4 の文字列の先頭から 4 文字を取り出します (販売価格) =LEFT(A3) セル A3 の文字列の先頭から 1 文字を取り出します (A)

使用例 2: LEFTB (DBCS をサポートする既定の言語が設定されているコンピューターの場合)

次の使用例の動作は以下のようになります。

• LEFTB 関数では、各文字が 2 として数えられるため、先頭の 2 文字が返ります。
• LEFT 関数では、各文字が 1 として数えられるため、先頭の 4 文字が返ります。既定の言語の設定に関係なく、LEFT 関数から返されるのは先頭の 4 文字です。

=LEFTB(" ",4) = " "

=LEFT(" ",4) = " "