Klavierkonzert d-Mollとは? わかりやすく解説

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シュナーベル:ピアノ協奏曲

英語表記/番号出版情報
シュナーベルピアノ協奏曲Klavierkonzert d-Moll作曲年1901年  出版年1986年  初版出版地/出版社Association for the Promotion of New Music: New Jersey  献呈先: Artur Rosenheim

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
 Moderato, d-MollNo Data No Image
 Sehr rasch und frisch, A-DurNo Data No Image
 Intermezzo. Andante grave, b-MollNo Data No Image
 Rondo. Allegretto grazioso, D-DurNo Data No Image

作品解説

2010年9月 執筆者: 畑野 小百合

交響曲的な4楽章編成和声進行オーケストレーションに関してブラームスピアノ協奏曲ピアノ独奏者要求される演奏技法の点ではシューマンピアノ協奏曲からの影響感じさせる
1901年シュナーベル自身ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との共演初演したが、反響はあまり芳しくなく、以後この協奏曲作曲者本人によって演奏されることはなかった。1920年代前半弟子のエドゥアルド・エルトマンがこの作品最後2つ楽章、すなわちインテルメッツォロンド頻繁に演奏したその際この2楽章編成協奏曲は、恵まれた才能にも関わらず若くして作曲断念した作曲家「レオポルト・ベックLeopold Beck」の作品として売り出されかなりの人気博した。この偽名フランス語の“le bec”(「くちばし」の意)に由来しドイツ語で「くちばし」を意味するシュナーベルSchnabel」を暗に示している。それ以来この協奏曲は、全2楽章のこのバージョン知られ出版演奏されている。
最終楽章ロンド主題は、シュナーベル第3交響曲(1949)の最終楽章主題として後年再び用いられている。シュナーベル書簡は、ここで印象的に用いられる5音モチーフ、すなわち、ホ-嬰ヘ-ニ-イ-嬰ヘ音の音型が妻テレーゼ隠喩であること、この主題含んだこのロンド楽章指揮者アルトゥール・ニキシュ絶賛したことなどを伝えている。




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