JS41
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/01 08:05 UTC 版)
当時ベネトンのチーム代表であったフラビオ・ブリアトーレがリジェを買収。ベネトン首脳のトム・ウォーキンショーがチーム代表に就任するなど、ベネトンの影響力が濃い時期にマシンが製作された。 当時最強といわれたルノーV10エンジンをベネトンへ譲渡し、前年に撤退したロータスが搭載していた無限ホンダV10エンジンを獲得した。この件ではミナルディが先に契約に合意していたと主張し、訴訟沙汰を起こした。 JS41のシャーシは、丸みを帯びたハイノーズ、段差や傾斜のあるサイドポンツーン、ブーメラン型のリアウィングなど、デザインが全体的にベネトン・B195と似通っていた。搭載エンジンがB195のルノーに対して、JS41は無限ホンダであったことから、ギヤボックスとそこにマウントされるリヤサスペンションの設計が別であったものの、コンコルド協定では、F1コンストラクターはオリジナルシャーシを設計・製作しなければならないと定められていることから、違法なコピーマシンではないかと物議を醸した。 チームは別のマシンであることを強調し、国際自動車連盟 (FIA) も検査の結果別シャーシであると判断したが、サーキットの現場では双方のメカニックが借用書を持参してパーツの貸し借りを行なうなど、両チームのシャーシ共有は公然の秘密として扱われた。 しかしシーズンが進み、新規パーツの投入が進むにつれて、両者のマシンの共通点は次第に減り始めて行った。
※この「JS41」の解説は、「リジェ・JS41」の解説の一部です。
「JS41」を含む「リジェ・JS41」の記事については、「リジェ・JS41」の概要を参照ください。
- JS41のページへのリンク