JR田川伊田駅舎改修事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 08:28 UTC 版)
「田川伊田駅」の記事における「JR田川伊田駅舎改修事業」の解説
現駅ビルは1990年に完成した3階建て鉄骨造の洋風建築であり、JR九州初の直営駅ビルである。旧駅舎のイメージを踏襲したレトロ調で開業時には「Mu(ミュー)」の愛称で1階は「コミュニティフロア」として駅施設のほか銀行やNTTが入居・2階は「飲食フロア」・3階は「カルチャーフロア」として合計8社のテナントが入居していたが、2010年度までにすべて撤退した。田川市は「田川伊田駅周辺地区都市再生整備事業」の一環として、JR九州から駅ビルを購入し街づくりの拠点として再整備する計画を進行している。田川市の平成26年度(2014年度)予算に、駅舎購入費として1000万円が計上されている。当初は市民アンケートをもとにコンビニなどの市民の要望に沿った施設の入居を検討していたが、当時の市長の度重なる方針転換により計画は迷走し、当初の計画は頓挫した。その後市長が変わり、新市政のもとで計画が進行されることになった。2016~18年度にエレベーターの設置や老朽化した屋根・外壁改修などの設計・工事を予定し、併せて駅前広場や周辺道路の整備も予定している。 駅舎の改修は、運営を市から委託された企業が行っているが、資金不足のため直営店舗などの開業が遅れ始めた。2019年5月28日、市長は記者会見にて全面開業の目途が立っていないことを認めている。その後同年9月に駅舎ホテル・鉄板焼き料理店が、12月にうどん店・パン店が開業し空き店舗が解消されている。
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