JCT建設の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:40 UTC 版)
7号小松川線を跨ぎ越す形で建設された中央環状線であるが、同線の計画段階からJCTの構想はあったものの、優先順位の面で先送りとなっていた。そのため、首都高速道路を介して京葉道路を利用するには、以下のような方法が取られていた(例)。 都心環状線を経由して両国JCTから7号小松川線に入り、そのまま京葉道路へ行く 中央環状線の平井大橋出入口で流出し、一般道を経由して篠崎IC(京葉道路の起点)に行く しかしこれでは埼玉方面と千葉方面を行き来するような場合にも都心環状線や都内の一般道を利用する必要があり、中央環状線の機能が十分発揮できない状態にあった。当JCTはこの改善を目的としており、都心環状線や国道14号、平和橋通りの渋滞緩和、および7号小松川線の交通規制・渋滞時における迂回路になることを見込んでいる。 当初は2007(平成19)年度着工、2014(平成26)年度完成、総工費156億円を予定していたが、東京都市計画審議会でこの都市計画が可決されたのは2010年(平成22年)2月(決定告示は同年3月5日付)であった。構造検討業務はパシフィックコンサルタンツに委託され、当初の整備工程の見直しが行われた(同12日付発表)。最終的な工事予算は155億9600万円。 小松川JCT設置と同時に、直下の一般道(附属街路第3号線、第4号線)の拡幅・付け替えも行われた。
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