IntelliCADの歴史
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「IntelliCAD」の記事における「IntelliCADの歴史」の解説
IntelliCADの歴史は1990年まで遡る。黎明期から紆余曲折を経て、1998年2月にVisio社(英語版、インドネシア語版)が"IntelliCAD98"として市場に投入。 Visio社は、対Autodesk戦略としてCADのオープン化を推進。AutoCADのDWGファイルへ直接アクセスできるツールキットを開発していたMarComp社を買収し、非営利団体のODA(OpenDWG Alliance)を設立。 買収したMarComp社の資産をODAに無償で提供し、世界中のCAD/CAM関連企業に参加を呼びかける。 Visio社は、IntelliCADをオープンソースにするため、1999年6月にその運営団体として非営利組織のIntelliCAD Technology Consortium(ITC)を設立。この団体にIntelliCADの資産を無償で提供する。 Visio社がマイクロソフトに吸収合併される。 ITCがソースコードを管理。その後、2000年にV2にあたる"IntelliCAD2000"をリリース。ITCのコマーシャルメンバーとなった企業がIntelliCADの販売を行う。 ITCは、2001年~2009年までにIntelliCAD V3~V6までのバージョンをリリースし、2011年には1から書きなおされた IntelliCAD 7 をリリースしている。 ODA は、2002年にAutoCAD2004フォーマットに対応した新ツールキットのDWGDirectを発表。2003年にOpenDWG Allianceは、Open Design Allianceに組織名を変更する。現在、世界570社以上のCAD/CAM関連の企業がOpen Design Allianceの会員になっている。
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