IAssemblyPostProcessorとは何？わかりやすく解説 Weblio辞書

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IAssemblyPostProcessor インターフェイス

メモ : このインターフェイスは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

ビルド後のアセンブリを処理するためにクラスが実装するメソッドを定義します。

名前空間: System.Web.Compilation
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Interface IAssemblyPostProcessor
    Inherits IDisposable

Visual Basic (使用法)

Dim instance As IAssemblyPostProcessor

public interface IAssemblyPostProcessor : IDisposable

C++

public interface class IAssemblyPostProcessor
 : IDisposable

public interface IAssemblyPostProcessor extends IDisposable

JScript

public interface IAssemblyPostProcessor extends
 IDisposable

解説

このインターフェイスを実装しているクラスは、コンパイル後のアセンブリにアクセスできます。AssemblyBuilder クラスは、アセンブリをコンパイルしてから、IAssemblyPostProcessor インターフェイスが Web 構成ファイルに登録されているかどうかを確認します。登録されている場合、AssemblyBuilder インスタンスは IAssemblyPostProcessor インターフェイスの PostProcessAssembly メソッドを呼び出し、アセンブリをコンパイルしてから読み込むまでの間に必要なアクションを実行します。たとえば、プロファイラツールがこのインターフェイスを実装すると、アセンブリにプローブを確立できます。

IAssemblyPostProcessor インターフェイスが登録されている場合、ASP.NET アプリケーションとそのアセンブリは常にデバッグモードでコンパイルされます。

使用例

IAssemblyPostProcessor インターフェイスの実装を作成し、それを Web アプリケーションの Web.config ファイルに登録する方法を次のコード例に示します。

このコード例の最初の部分では、Samples.Process.postProcessTest という名前のクラスが作成されます。このクラスが IAssemblyPostProcessor インターフェイスを実装します。このクラスは、PostProcessAssembly メソッドが呼び出されると、ファイルの書き込みという簡単なアクションを実行します。

Visual Basic

Imports Microsoft.VisualBasic
Imports System
Imports System.Web.Compilation
Imports System.IO

Namespace Samples.Process
    Public Class postProcessTest
        Implements IAssemblyPostProcessor

        Sub Main()

        End Sub

        Public Sub PostProcessAssembly(ByVal
 path As String) _
            Implements IAssemblyPostProcessor.PostProcessAssembly
            Dim sw As StreamWriter
            sw = File.CreateText("c:\compile\MyTest.txt")
            sw.WriteLine("Compiled assembly:")
            sw.WriteLine(path)
            sw.Close()
        End Sub

        Public Sub Dispose() Implements
 IDisposable.Dispose

        End Sub
    End Class
End Namespace

using System;
using System.Web.Compilation;
using System.IO;

namespace Samples.Process
{
    public class postProcessTest : IAssemblyPostProcessor
    {
        public static void
 Main(String[] args)
        {
        }

        public void PostProcessAssembly(string
 path)
        {
            StreamWriter sw = File.CreateText(@"c:\compile\MyTest.txt");
            sw.WriteLine("Compiled assembly:");
            sw.WriteLine(path);
            sw.Close();
        }

        public void Dispose()
        {

        }
    }
}

コマンド csc /target:library postProcessTest.cs を使用してクラスをコンパイルし、.dll ファイルを作成します。作成された .dll ファイルを ASP.NET アプリケーションの Bin フォルダに追加し、この .dll を Web.config ファイルに登録します。次にそのコード例を示します。

<compilation debug="true" assemblyPostProcessorType="Samples.Process.postProcessTest"
 />

ユーザーが Web サイトにアクセスすると、Web アプリケーションが動的にコンパイルされ、ファイル MyTest.txt が C:\compile に書き込まれます。

プラットフォーム

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
IAssemblyPostProcessor メンバ
System.Web.Compilation 名前空間

IAssemblyPostProcessor メソッド

パブリックメソッドパブリックメソッド

	名前	説明
	PostProcessAssembly	アセンブリが読み込まれる前に呼び出されます。これを実装したクラスは、アセンブリを変更できます。

参照

IAssemblyPostProcessor メンバ

ビルド後のアセンブリを処理するためにクラスが実装するメソッドを定義します。

IAssemblyPostProcessor データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。

パブリックメソッド

	名前	説明
	PostProcessAssembly	アセンブリが読み込まれる前に呼び出されます。これを実装したクラスは、アセンブリを変更できます。