Fantasie g-Moll BWV 920とは? わかりやすく解説

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バッハ:幻想曲 ト短調

英語表記/番号出版情報
バッハ幻想曲 ト短調Fantasie g-Moll BWV 920

作品解説

2008年5月 執筆者: 朝山 奈津子

 6部分から成る長大作品長いということそれ自体がこの曲の特徴であり、また欠陥でもあろう。ドイツ伝統的なトッカータファンタジー明確なT-F-T-F-Tの構造とらないが、第2・4・5セクション両手模倣で始まる。いっぽうセクション切れ目など随所分散和音2分音符示され即興風の処理が求められている。鍵盤の幅をいっぱいに使う両手分散和音や摸続進行による無窮動パッセージなど、常套句多用され並列されている。いささか冗長の感も否めない
 しかし、用いられる和音和声進行には――バッハ典型呼びがたいものが多いにせよ――色彩感ある大胆な響きときおり射すように顕れる真作であるかどうかはともかく、演奏効果充分に期待できる作品である。




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