FIFA/UEFA加盟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/27 00:21 UTC 版)
「サッカーフェロー諸島代表」の記事における「FIFA/UEFA加盟」の解説
フェロー諸島はデンマークの自治領であるが、Atli Dam首相がフェロー諸島サッカー連盟の独立を本国に働きかけ、フェロー諸島サッカー協会(FSF)は1988年7月2日に国際サッカー連盟(FIFA)の会員となり、1990年4月18日に欧州サッカー連盟(UEFA)の会員となった。フェロー諸島代表は1930年から存在していたが、FIFAもFSFも1988年以降の試合を公式試合とみなしている。1988年以前における初試合は、1930年6月9日にシェトランド諸島のラーウィックで行われたシェトランド諸島戦(1-5)である。1988年以降における初試合は、1988年8月24日にアイスランドのアクラネースで行われたアイスランド戦(0-1)である。加盟当初は島内に芝生の競技場が存在せず、ホームゲームは地理的に近いスウェーデンのスタジアムでホームゲーム扱いの試合を行っていた。80年代にサッカー協会は島内のグラウンドの人工芝化を推し進めると、年間280日は雨が降るという島特有の劣悪な気候に悩まされることはなくなり、練習や試合を満足にこなせるようになった。結果として、競技人口は増加し、選手のレベル向上にも繋がった。初の公式戦勝利は1989年に行われたカナダとの親善試合(1-0)であった。 ヨーロッパの自治領・海外領土で、単独でFIFA及びUEFAに加盟したのはフェロー諸島が最後だったが、イギリスの海外領土であるジブラルタル代表が2013年にUEFAに正式加盟した。チェチェンやコソボなどの自治領レベルの協会、ナショナルチームが存在するが、東欧革命以降に誕生したコソボ等の協会、ナショナルチームに関しては、FIFA及びUEFAの承認、加盟が政治的問題に発展する可能性を孕んでいる。
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