F-101B/CF-101B
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「F-101 (戦闘機)」の記事における「F-101B/CF-101B」の解説
防空軍団およびカナダ空軍向けの複座長距離要撃機。当初F-109の名称を提案した。A型と異なりウエポンシステムはWS-217Aの名称があてられた。1957年3月27日初飛行。電子装備はF-106戦闘機より簡略化されているが、代わりに後席にレーダー要員が搭乗する。前席前方には赤外線捜索追跡装置 (IRST) が、後席左側面には夜間迎撃時の目標機識別に使用するライトが、設置されている。空中給油受油装置は装備しない。武装に機銃は無く、胴体前部の回転式ミサイル倉に空対空ミサイル4発を搭載する。搭載ミサイルはAIM-4ファルコン4発、あるいはAIM-4ファルコン2発およびAIR-2ジニー2発の組み合わせ。ミサイル倉の機外と機内に搭載されるが、大型のジニーは機内搭載専用となっている。また、AIM-26ファルコンも搭載可能とする資料もある。エンジンはJ57-P-53またはP-55を装備。防空軍団での運用は1959年から1972年、その後、空軍州兵で1982年まで用いられた。生産機数480機。カナダ空軍はCF-101Bの名称で採用した。1961年から1984年まで運用、生産機数132機。66機が1960年代と1970年代の2回に渡り、機材更新の形で供与された。
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