EYES_(ORIGINAL_LOVEのアルバム)とは? わかりやすく解説

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EYES (ORIGINAL LOVEのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/08 06:30 UTC 版)

EYES
Original Loveスタジオ・アルバム
リリース
録音
  • 1992年12月6日 – 1993年3月19日 (1992-12-06 – 1993-03-19)
  • グレイテスト・ヒッツスタジオ
  • 音響ハウス
  • 四谷フリースタジオ
  • フォリオ・サウンド
  • 東芝EMIスタジオ・テラ
  • パーニッシュ・ストーンスタジオ
ジャンル
レーベル EASTWORLD ⁄ TOSHIBA EMI
CD:TOCT-8037
CD:TOCT-10433(再発)
EASTWORLD ⁄ EMIミュージック・ジャパン
CD:TOCT-26394(standard of 90's)
プロデュース 田島貴男
チャート最高順位
Original Love アルバム 年表
  • EYES
  • (1993年 (1993)
『EYES』収録のシングル
  1. サンシャイン ロマンス
    リリース: 1993年5月7日 (1993-05-07)
  2. Let's Go!
    リリース: 1993年7月 (1993-07)
テンプレートを表示

EYES』(アイズ)は、1993年6月16日に発売されたORIGINAL LOVE通算3作目のスタジオ・アルバム

解説

先行シングル「サンシャイン ロマンス[注釈 1]を収録。このアルバムについて後年、田島貴男は「『EYES』ぐらいからね、レコーディングするということがどういうことなのか、サウンド・プロダクションをどこまでこだわらなきゃいけないかとか、いろいろ現実的にわかってきたんですよ。レコーディングのスタイルができ始めた時期ですね。それ以前までは、サウンドがショボイからヴォーカルでガナっちゃって、でもだんだんサウンドにグルーヴが出てくると、リラックスして気持ちよくのれてきたりするんですよ。自分の思い描いてるサウンドに近づいていった時期ですね」と振り返っている。

本作ではメンバー全員が作詞作曲にクレジットされているが、これについて田島は「1st『LOVE! LOVE! & LOVE![注釈 2]と同じ形で今回やってみようかなと。メンバー全員が詞や曲を書いたりすることで、アルバム全体のクリエイティビティが上がっていければいいというか、テンションが上がればいいなってって、そういうセッションぽい形の要素を加えたいなと思ってたんです」「(ミーティングは)特にそんな密にやったわけではないんですけど、一応のミーティングは持ちました。それで、プリ・プロダクションの段階でマッキントッシュで形を作っていって。それと、メンバーにも2,3曲出してもらって、その断片を僕が集めて作り上げていったりとか、そういったことをしました」「(マックに入れて曲を作っていく作業は)面白かったです。そうやってアレンジとか、最初の段階で決められたんで。今まではレコーディングの途中で、ここはこうしようとかあったんだけれども、最初の段階で細かいアレンジまで考えられたんで。ま、生楽器に差し替えていく段階で思いついたこともありましたけど、やっぱり最初のマッキントッシュの段階で色々細かいところまでアレンジを煮詰められたんで、それだけ音が整理されたし。整理されたからこそ、楽器の音とかもいい形で入れられたんだと思います。そういう意味で、前の『結晶[注釈 3]とかは、ちょっと踊れるような曲はあったかもしれないけど、今回のアルバムは、もっと自然に踊れるとか、グッとクるとか、そういうふうな音に録れてると思いますね。それだけ、ものすごくていねいに音を録っていきました」と、リリース当時のインタビューで答えている。

アルバム・タイトルについては「いろんなことを見たり聞いたり、例えばニュースを見たり新聞を読んだりするわけですけれども。でも、そういったものって本当のことを見せてくれているのかな、とか。見ることってなかなかできないんじゃないか、本当に見ることができるのかなって気がしてて。今回のアルバムの中に、そういったことをテーマにしたり、モチーフにした曲とかあるんですけれど。それで“目をつけたい”、“目を開きたい”っていう気持ちでつけました」「自分の今生きていることを見るとか。生きていてリアリティ感じたい、みたいな」と、答えている。

M-2「サンシャイン ロマンス (Album Version)」はテイク自体はシングル収録のものと同じだが[注釈 1]ミキシングが異なり、フェイドアウトまでが長くなっている。M-6「Wall Flower」は作詞が木原龍太郎と田島の共作だが、田島によれば1番を木原、2番を田島がそれぞれ手がけたという。この曲は後にbirdが“bird tour 1999”で取り上げ、カヴァーされた。M-8「砂の花 Desert Rose」は後に木原がソロ・ライヴでセルフ・カヴァーしているほか[注釈 4][注釈 5]、Cotton Gardenにカヴァーされた。

バンド・メンバー全員でのショットは千葉県浦安市舞浜江戸川河口の市川大橋で撮影された。

収録曲

  1. LET'S GO!  – (6'08")
    作詞 · 作曲:田島貴男
    Vo,G:田島貴男 G:村山孝志 Ds:宮田繁男 Key:木原龍太郎 Sax:森宣之
    Perc:三沢またろう Tp:数原晋 Tb:平岡保夫 T.Sax:Jake.H.Conception ヴィブラフォン:金山功
  2. サンシャイン ロマンス (Album Version)  – (5'35")
    作詞:木原龍太郎 ⁄ 作曲:田島貴男
    Vo,G:田島貴男 G:村山孝志 Ds:宮田繁男 Key:木原龍太郎 Sax:森宣之
    B:沖山優司 Perc:三沢またろう Tp:荒木敏男 Tb:村田陽一 T.Sax:平原まこと
  3. 灼熱 The body for sunshine  – (5'32")
    作詞:宮田繁男 ⁄ 作曲:田島貴男
    Vo,G:田島貴男 G:村山孝志 Ds:宮田繁男 Key:木原龍太郎 Sax:森宣之
    B:渡辺等 Perc:三沢またろう ヴィブラフォン:金山功
  4. DEEPER  – (6'21")
    作詞:吉田美奈子 ⁄ 作曲:宮田繁男
    Vo,G:田島貴男 G:村山孝志 Ds:宮田繁男 Key:木原龍太郎 Sax:森宣之
    コーラス:吉田美奈子
  5. 妖精愛 Glow up with me  – (5'34")
    作詞:村山孝志 · 木原龍太郎 · 田島貴男 ⁄ 作曲:村山孝志
    Vo,G:田島貴男 G:村山孝志 Ds:宮田繁男 Key:木原龍太郎 Sax:森宣之
    B:渡辺等 Perc:三沢またろう
  6. Wall Flower  – (6'08")
    作詞:田島貴男 · 木原龍太郎 ⁄ 作曲:田島貴男
    Vo,G:田島貴男 G:村山孝志 Ds:宮田繁男 Key:木原龍太郎 Sax:森宣之
    B:渡辺等 Perc:三沢またろう Vn:金子飛鳥
  7. JUDGEMENT  – (6'14")
    作詞 · 作曲:田島貴男
    Vo,G:田島貴男 G:村山孝志 Ds:宮田繁男 Key:木原龍太郎 Sax:森宣之
    Perc:三沢またろう Tp:数原晋 Tb:平岡保夫 T.Sax:Jake.H.Conception
  8. 砂の花 Desert Rose  – (6'14")
    作詞:田島貴男 ⁄ 作曲:木原龍太郎
    Vo,G:田島貴男 G:村山孝志 Ds:宮田繁男 Key:木原龍太郎 Sax:森宣之
    B:沖山優司 Perc:三沢またろう Chor:寺本りえ子
  9. いつか見上げた空に  – (6'09")
    作詞:田島貴男 · 木原龍太郎 ⁄ 作曲:田島貴男
    Vo,G:田島貴男 G:村山孝志 Ds:宮田繁男 Key:木原龍太郎 Sax:森宣之
    B:沖山優司 Perc:三沢またろう Tp:数原晋 Tb:平岡保夫 T.Sax:Jake.H.Conception
    Vn:金子飛鳥
  10. I WISH  – (5'39")
    作詞 · 作曲:森宣之 · 宮田繁男 · 田島貴男
    Vo,G:田島貴男 G:村山孝志 Ds:宮田繁男 Key:木原龍太郎 Sax:森宣之
    B:沖山優司 Perc:三沢またろう Tp:数原晋 Tb:平岡保夫 T.Sax:Jake.H.Conception

クレジット

レコーディング・メンバー

LET'S GO!

パーカッション:三沢またろう
トランペット:数原晋
トロンボーン:平岡保夫
テナー・サックス:Jake.H.Conception
ヴィブラフォン:金山功

サンシャイン ロマンス (Album Version)

ベース:沖山優司
パーカッション:三沢またろう
トランペット:荒木敏男
トロンボーン:村田陽一
テナー・サックス:平原まこと

灼熱 The body for sunshine

ベース:渡辺等
パーカッション:三沢またろう
ヴィブラフォン:金山功

DEEPER

コーラス、コーラス・アレンジ:吉田美奈子

妖精愛 Glow up with me

ベース:渡辺等
パーカッション:三沢またろう

Wall Flower

ベース:渡辺等
パーカッション:三沢またろう
ヴァイオリン:金子飛鳥

JUDGEMENT

パーカッション:三沢またろう
トランペット:数原晋
トロンボーン:平岡保夫
テナー・サックス:Jake.H.Conception

砂の花 Desert Rose

ベース:沖山優司
パーカッション:三沢またろう
コーラス:寺本りえ子

いつか見上げた空に

ベース:沖山優司
パーカッション:三沢またろう
トランペット:数原晋
トロンボーン:平岡保夫
テナー・サックス:Jake.H.Conception
ヴァイオリン:金子飛鳥

I WISH

ベース:沖山優司
パーカッション:三沢またろう
トランペット:数原晋
トロンボーン:平岡保夫
テナー・サックス:Jake.H.Conception

スタッフ

プロデューサー  :  田島貴男 (for wonderful world)
アレンジメント  :  オリジナル・ラヴ
     
レコーディング・エンジニア  :  森岡徹也 (SME)、太田安彦 (SME)
ミキシング・エンジニア  :  森岡徹也 (SME)、太田安彦 (SME)
マスタリング・エンジニア  :  中里正男 (ONKIO HAUS)
     
A&R ディレクター  :  平田雅和 (東芝EMI)
上阪伸夫 (フジパシフィック音楽出版)
     
マニピュレーター  :  岸利至 (オフィス・インテンツィオ)
アシスタント・エンジニア  :  松田正博 · 本河敏朗 (ONKIO HAUS)
小田真・菅村大介 (東芝EMIスタジオ・テラ)
高橋雄一 (Z's)
     
レコーディング・スタジオ  :  グレイテスト・ヒッツスタジオ、音響ハウス
四谷フリースタジオ、フォリオ・サウンド、
東芝EMIスタジオ・テラ、
パーニッシュ・ストーンスタジオ
1992年12月6日1993年3月19日
     
ORIGINAL LOVE
田島貴男  :  ヴォーカル、コーラス、ギター、エレキ・シタール
宮田繁男  :  ドラムス
木原龍太郎  :  キーボード
森宣之  :  サックス、フルート
村山孝志  :  ギター
     
渡辺等・金子飛鳥     APPEARS BY THE COURTESY OF VICTOR ENTERTAINMENT, Adi
沖山優司     APPEARS BY THE COURTESY OF PONY CANYON, VIBRASTONE
     
エグゼクティブ・プロデューサー  :  石坂敬一 (東芝EMI)
朝妻一郎 (フジパシフィック音楽出版)
A&R チーフ  :  近藤雅信 (東芝EMI)
プロモーション  :  東芝EMI A&R 第1本部 宣伝部
ヘッズ  :  山田正則
加藤久典
粟野泉
白川光司
橘川基
クリエイティブ  :  小泉京子
セールス・プロモーション  :  東芝EMI SP第1本部
浅野忠則
星照雄
高井礼央
山南良文
   *   
インスペクター  :  大竹茂 (デイブレイク)
プロダクション・マネージメント  :  伊藤美和 (the greatest hits)
アーティスト・マネージメント  :  森彰一郎 (wonderful world)
アーティスト・インフォメーション  :  ワンダフル・ワールド
   *   
アート・ディレクション  :  信藤三雄 (C.T.P)
カメラマン  :  田島一成
デザイン  :  中村智 · 藤川浩一 (C.T.P)
スタイリスト  :  大久保篤志
内野恵利
ヘアメイク  :  神崎美香
ロケバス  :  マンモス佐々木
デザイン・プロデューサー  :  小林肇 (東芝EMI)
   *   
スペシャル・サンクス  :  成田晃司 (キョードー・プロモーション)
CASIO
マッキャンエリクソン博報堂
ドクターF
山口峰人 (モリダイラ楽器)
織内淳子 (ヤマハ渋谷店)
富山桂子 (エディション・ガスパール)
高塚洋 (アイ・セクション)

Standard of 90'sシリーズ

解説

2007年11月1日に『standard of 90's』シリーズの一つとして、24bit デジタル・リマスタリング、紙ジャケット仕様の田島貴男監修・公認盤として再発。ボーナス・トラックにM-11「LET'S GO! (Cosmo-Phase Mix)」、M-12「ティアドロップ (Rare Version)」が追加収録されたが、M-11はベスト・アルバムSUNNY SIDE OF ORIGINAL LOVE[注釈 6]収録のものと同内容。また、M-12はシングル「サンシャイン ロマンス」[注釈 1]収録のものとは別ヴァージョンが収録されている。

2013年10月30日にはSHM-CDフォーマットにて再発された(CD:TYCN-80008)。

収録曲

  1. LET'S GO!  – (6:15)
  2. サンシャイン ロマンス (Album Version)  – (5:32)
  3. 灼熱 The body for sunshine  – (5:30)
  4. DEEPER  – (6:19)
  5. 妖精愛 Glow up with me  – (5:28)
  6. Wall Flower  – (6:14)
  7. JUDGEMENT  – (6:12)
  8. 砂の花 Desert Rose  – (6:20)
  9. いつか見上げた空に  – (6:05)
  10. I WISH  – (5:36)
    <BONUS TRACK>
  11. LET'S GO! (Cosmo-Phase Mix)  – 6:18
    作詞 · 作曲:田島貴男 Remixed by Toshihiko Mori
  12. ティアドロップ (Rare Version)  – 5:05
    作詞:木原龍太郎 作曲:田島貴男 編曲:オリジナル・ラヴ

スタッフ

マスタリング監修:田島貴男
マスタリング・エンジニア:小鐵徹 (JVC マスタリングセンター)
ロゴ・デザイン:コンテムポラリー・プロダクション
 
シリーズ総合監修:太田浩 ⁄ 山崎二郎 (バァフアウト! 編集長)
 
ライナーノーツ:永堀アツオ

カヴァー

Wall Flower

アーティスト 収録作品(初出のみ) 発売日 規格 品番
bird Bird Tour 1999 Live 2000年3月23日 DVD AIBT-9002

砂の花 Desert Rose

アーティスト 収録作品(初出のみ) 発売日 規格 品番
Cotton Garden Fall in Love 2008年10月15日 CD MPMC-8

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ a b c サンシャイン ロマンス」 1993年5月7日発売 EASTWORLD ⁄ TOSHIBA EMI SCD:TODT-3017
  2. ^ LOVE! LOVE! & LOVE!』 1991年7月12日発売 EASTWORLD ⁄ TOSHIBA EMI 2CD:TOCT-6196/7
  3. ^ 結晶 SOUL LIBERATION1992年5月1日発売 EASTWORLD ⁄ TOSHIBA EMI CD:TOCT-6471
  4. ^ “AT HOME BEAT SOUP Vol.2” 2005年4月4日 下北沢440
  5. ^ “AT HOME BEAT SOUP Vol.3” 2005年8月9日 下北沢440
  6. ^ SUNNY SIDE OF ORIGINAL LOVE』 1993年12月8日発売 EASTWORLD ⁄ TOSHIBA EMI CD:TOCT-8260

出典

外部リンク

Original Love Official Web Site
  • EYES  – DISCOGRAPHY
その他



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