EWI4000s
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/05 16:58 UTC 版)
「AKAI EWIシリーズ」の記事における「EWI4000s」の解説
2006年発売。 EWIシリーズ初の乾電池駆動・音源内蔵モデル。アースプレートがポルタメントスイッチの反対側にも追加された。音色調整以外のコントロール部分は本体に集約されている。またMIDI OUT端子に外部音源を接続することでコントローラー本体から直接MIDI機器を操作できる。 内蔵された音源は従来のアナログシンセサイザーではなく、DSPによるアナログモデリング音源。プリセットとしてあらかじめ100音色(重複があるため、実際には80音色)が内蔵されているが、付属のエディタソフトを使ってPC上にて音色を作成し、保存することが可能となっている。音源を搭載したことでLINE OUT端子にスピーカーを繋くだけで演奏が可能。市販のワイヤレスシステムを用いればケーブルレス化もできる。 発売発表を前後して発生した出来事のため、[要出典]同じEWI4000sでもファーストロット・セカンドロットでは外観が一部変更されている。ファーストロットEWI4000sは50本作成されたが販売店の総本山とも言うべき店舗がファーストロットEWI4000sをあえて取り扱わなかったため一般にはファーストロットEWI4000sの存在はあまり知られていない。[要出典]ファーストロットはヘアライン仕上げ(むしろ鏡面に近い)、セカンドロット以降はサンドブラスト仕上げとなっている。生産コスト及び手入れのし易さでサンドブラスト仕上げとなったと推定される。 リリース以降の変遷 発売後OSのバージョンが随時更新され改良が進んでいる。現在はVer2.4。 2006年12月リリースのOS Ver 2.3にて、従来のEWI式、EVI式の運指モードの他にサキソフォン式の運指が追加された。 2008年11月リリースのOS Ver 2.4にて、フルート式、オーボエ式の運指モードが追加された。 2013年、外装を白に変更したEWI4000swが発売された。 2018年、EWI4000swの音源に新規音源を追加した「EWI4000s 追加音源版」が発売された。追加音源は旧4000ユーザーのために音源データとプリセットリストが公式サイトでもダウンロードが可能。このリリースを以ってEWI4000swは販売終了となった。
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