OSのバージョン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 04:12 UTC 版)
FreeBSDでは安定版であるFreeBSD-RELEASEの他FreeBSD-CURRENTとFreeBSD-STABLEの2つの開発ブランチが存在する。 CURRENTはまさに最新のFreeBSDのバージョンの開発ブランチで、作業進行中のソースがならび、開発途上のソフトウェアや過渡的な機能などが含まれている。しかし、これがリリース版に採用されるとは限らない。 STABLEは主に開発が終わったCURRENT開発ブランチに対して、分枝されてリリース版(安定版)を作成する開発ブランチである。こちらに移ってからは全ての修正はこの開発ブランチで行われる。1つのバージョン系列の開発が終わるとこのブランチからも外れ、以後一定期間は必要に応じてセキュリティアップデート等の修正が行われる。修正はパッチをあてることで行われ、8.1-RELEASE-p2などと最後尾に修正が行われた回数(pはpatch levelのこと)が示される。 いったんSTABLEとして扱われると、1つ上の開発バージョンがCURRENTとして扱われることになる。例外として、FreeBSD 5系では多くの改善や機能追加が行われたために、5.0 - 5.2の間はリリース版が出ているのにも関わらずSTABLEとして扱われない状態が続いていたが、6.0がリリースされてからは元の体制に戻った。
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