Eディスカバリ
【英】Electronic Discovery
Eディスカバリとは、米国の民事訴訟における証拠開示手続き(ディスカバリ)のうち、電子データを対象としたもののことである。
米国の民事訴訟では、原告・被告ともに訴訟の当事者が、事件に関連する文書や資料などの情報を互いに開示する義務があるが、この時に開示する情報には、書類だけではなく、Eメールや設計図面などの電子データが含まれる。2006年12月1日に連邦民事訴訟規則(U.S. Federal Rules of Civil Procedure)が改定され、電子データの提出が義務付けられた。
事件の当事者は、訴訟が起こりそうだとわかった時点で、関連しうるすべての電子データを保管しておく必要があるが、その情報量は膨大なものとなる。しかし、Eディスカバリへの対応を怠ると、制裁の対象となることから、関係者の間ではEディスカバリにどう取り組むかが大きな課題の一つとなっている。
電子情報開示
(Eディスカバリ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/22 00:24 UTC 版)
電子(的)情報開示(でんし(てき)じょうほうかいじ)、電子(的)証拠開示(でんし(てき)しょうこかいじ)、あるいはeディスカバリ(ー)(Electronic discovery、e-discovery)は、民事訴訟における開示手続(discovery)であって、電子的に保存されている情報に関するものを指す。ここで電子的に保存されているとは、情報が電子的な媒体(磁気ディスク、光ディスクなど)に記録されているという意味である。
- ^ 訳注 関連書類の各ページに連番の数字またはアルファベットと数字の組合せを割り当てることによって、書類を整理分類する方法。
- ^ 国際訴訟を戦う日本企業を支援――UBIC、eディスカバリ専用ラボを開設 クラウド Watch 2014年1月23日
- 1 電子情報開示とは
- 2 電子情報開示の概要
- 3 電子的メッセージの保管
- 4 関連項目
- Eディスカバリのページへのリンク