DirectX SDKとの関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/26 19:28 UTC 版)
「Microsoft Windows SDK」の記事における「DirectX SDKとの関連」の解説
Windows 7 までは、Windows用マルチメディアAPIセットであるDirectXの開発キット「DirectX SDK」は、Windows SDKとは別に提供されていたが、一部のヘッダやインポートライブラリ(Direct3D、Direct2D、DirectInput、XInputなど)はWindows SDKにも含まれるため、DirectX SDKなしでも一応DirectX APIを利用した開発は可能となっていた。ただし、ファイルのバージョンが最新のDirectX SDKに含まれるものと比べて古く(例えばWindows SDK 7.1のD3DCommon.hはDirectX SDK June 2010のそれよりも古く、定義されていないシンボルが多数ある)、また「D3DX(Direct3D 拡張ライブラリ)」のようなユーティリティライブラリ、および開発用の各種ツール類(スタンドアロンのHLSLコンパイラやテクスチャ編集ツールなど)は含まれていなかった。 2005年4月、DirectShowがDirectX SDKからPlatform SDKへ移管された。そのときからDirectShowのサンプルもPlatform SDK(Windows SDK)に収録されているが、これをビルドするには依然としてDirectX SDKが必要である。 Windows 8 および Windows RT 用のWindowsストアアプリ開発もできるようになった Windows SDK バージョン 8.0 以降は、DirectX SDK は Windows SDK に統合された。DirectX 関連ツール類もリニューアルされたものが Visual Studio 2012 以降に統合されているが、D3DX ライブラリは廃止されている。そのほか、かつて DirectX SDK に含まれていた DirectMusic(英語版) や XACT (XACT3) なども、Windows SDK 8.0 には含まれていない。また、以前のバージョンでは種々のサンプルコードがSDKパッケージに含まれていたが、8.0以降はMSDNおよびGitHubに移管されている。
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