【デッドヘッド】(でっどへっど)
Dead Head.
航空会社の社員が、業務上の理由で自社の旅客機に乗客として乗ること。
日本の航空会社では「便乗」とも言われる。
語源は、(有償で運送される)「正規の乗客としての数に入れない」というところから来ているとされる。
この場合、社員の座席には基本的にエコノミークラスが割り当てられるが、座席状況に余裕がなかったり7~8時間以上の長距離区間に搭乗する時はビジネスクラスを、機長や副操縦士など責任者に準ずる立場の社員にはファーストクラスを用意する場合もある。
また、短距離区間の場合はコックピットやギャレーの隅にある「ジャンプシート」という跳ね上げ式の座席に座ることもある。
どのグレードであっても「乗客」としてのサービス(食事の提供など)に関しては一般乗客よりも後回しにされ、緊急時には職種に応じて正規乗員を補助する義務を負う。
なお、パイロットやフライトアテンダントなど制服着用義務のある職種の社員については、一般の乗客を混乱させないように私服で乗ることが推奨されているという。
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