ディー‐エス‐シー‐エス【DSCS】
DSCS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/17 02:57 UTC 版)
「アメリカ軍の衛星通信」の記事における「DSCS」の解説
DSCS (Defense Satellite Communications System)は、アメリカの国家戦略上の骨幹となる衛星通信網であり、国家存亡に関わる戦略的事項(国家の最高レベル意思決定支援)、各軍上級指揮官の意思決定支援など、最重要事項の通信を担当する。このような役割から、運用統制は統合参謀本部議長の直接指揮によって行なわれており(アメリカ国防情報システム局が実務を担当)、技術管理統制は宇宙軍指揮官が担当する。信頼性が高く対妨害性能も優れたSHF帯を主に使用する。 初期のDSCS(DSCS-1)は、アメリカ軍初の軍事通信衛星であったIDCSP (Initial Defense Communications Sattelite Program)の後期型そのものであった。DSCS計画の本命であるDSCS-2においては、重量はIDCSPの45 kgから560 kgへと増大し、1971年より配備を開始した。 また、第3世代のDSCS-3は1982年より配備を開始したが、従来より使用されてきたSHFに加え、UHFやEHFのトラスポンダも搭載している。
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