DR1A形(ДР1А)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/03 00:36 UTC 版)
「ソ連運輸省DR1形気動車」の記事における「DR1A形(ДР1А)」の解説
DR1P形のうち、1973年に製造されたDR1P-405編成は再度補助ディーゼルエンジンが搭載され、後に1976年以降製造が始まった同じ仕様の量産車と合わせて"DR1A形"への形式変更が実施された。大半の編成の車体はDR1形(014編成以降)やDR1P形と同型であったが、編成の電気回路の定格電圧がそれまでの75 Vから110 Vに変更された他、トルクコンバータから減速歯車への動力伝達はカルダンシャフトを介して行われるようになった。 1979年に製造されたDR1A-168編成は先頭車の形状が再度変更され、それまでの丸みを帯びた外見から「く」の字に外側へ膨らむ角ばった外見となったが、それ以降もソ連時代は従来の形状の先頭車の製造が続いた。また以降の編成でも蓄電池や制御装置の変更、制動装置の仕様変更に伴う制動距離の減少など様々な改良が実施された。ソ連崩壊後に製造された編成については前面がDR1A-168編成同様の角ばった形状となり、最後の編成(DR1A-333編成)が落成したのは1998年である。 DR1A-160編成(ベラルーシ鉄道) DR1A-161編成(ウクライナ鉄道) DR1A-168編成(ラトビア鉄道)モデルチェンジが行われた最初の編成 DR1A-229編成(エストニア国鉄) DR1A-239編成(カザフスタン鉄道) DR1A-276編成(リトアニア鉄道) DR1A-327編成(ロシア鉄道)ソ連崩壊後に製造された編成 車内(DR1A-275編成)
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