DR1形(ДР1)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/03 00:36 UTC 版)
「ソ連運輸省DR1形気動車」の記事における「DR1形(ДР1)」の解説
DR1形の中で最初に導入された車種。リガ車両製作工場が製造していたER1形電車やER9形電車(初期車)に類似した円柱状の前面を有していた。1963年に試作車(DR4-01編成)は初めてソ連国内で製造された気動車列車となり、試験後の同年から1966年まで最初の量産車となる8編成が製造されたが、試験結果に基づき機器の改良が行われた他、第3編成(DR1-03編成)からは減速比が2.61に変更された。 1966年に製造が行われたDR1-09編成以降は前面形状が変更され、運転台窓は曲面ガラスを用いた2枚窓(パノラミックウィンドウ)となった。更にDR1-014編成からは前面下部のライト配置の見直しが行われ、それまで前照灯の上にあった後尾灯が横に移動した。なお、前面形状変更後の一部編成については当初DR-1M形(ДР-1М)という形式名で導入されていた。 DR1形の製造は1970年まで行われ、計52編成が導入された。当初は4両編成で製造されたが、1968年に導入されたDR1-020編成以降は需要増加に対応するため6両編成で製造されるようになり、それまで製造された編成へ増結するための中間付随車の製造も実施された。 DR1-011編成(ロシア鉄道) DR1-032編成(ロシア鉄道) 車内(DR1-045編成)
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