Destiny 2
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ジャンル | アクションロールプレイングゲーム、FPS、ルーターシューター[1] |
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対応機種 | PlayStation 5 PlayStation 4 Xbox One Xbox Series X/S Microsoft Windows Stadia |
開発元 | バンジー |
発売元 | ![]() ![]() ![]() [PS4]ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア [XBOne]マイクロソフト(ダウンロード販売のみ) |
人数 | 1人以上(オンライン専用) |
メディア | Blu-ray Disc ダウンロード販売 |
発売日 | [PS4/XBOne]![]() [Windows] ![]() |
対象年齢 | ESRB:T(13歳以上) CERO:D(17才以上対象) |
コンテンツアイコン | 暴力 |
『Destiny 2』(デスティニーツー)は、バンジーが開発し、『Destiny』の続編として2017年9月6日に販売されたオンライン専用のマルチプレイヤー・アクションロールプレイング・FPSゲーム。2019年10月2日以降『Destiny 2 新たな光』として基本プレイ無料となった[注釈 1]。
日本国内ではPlayStation 4版はソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアから、Xbox One版は日本マイクロソフトからそれぞれ発売された。
2018年、大型拡張コンテンツ「孤独と影」が発売。
2019年、大型拡張コンテンツ「影の砦」が発売。同時期に本体と拡張コンテンツ第1弾「オシリスの呪い」、拡張コンテンツ第2弾「ウォーマインド」の全てのコンテンツ及び「孤独と影」の一部コンテンツを含んだ「新たな光」が基本無料サービスとして提供が開始された。現在まで続くシーズンシステムも共に実装。シーズンランクが導入されたため、プレイヤーレベルのシステムは廃止された。
対応プラットフォームはPS5,PS4対応している[2]。さらに、2021年8月26日(シーズン15)からプラットフォーム間のクロスプレイに対応している。
PS4版、Xbox One版は2017年9月6日に全世界で同時発売された[3]。Windows版はブリザード・エンターテイメントが運営する「Battle.net」独占タイトルとして2017年10月24日に発売された。
Windows版は開発元のBungieが販売元のActivisionとのパートナー契約を解消したことに伴い、2019年よりSteamで配信されている。同時にストリーミングサービスGoogle Stadiaに対応。
ゲームプレイ
一人称視点シューティングにロールプレイングとMMOの要素を組み合わせた共有ワールド型ゲームで、プレイヤー(ガーディアン)は武器と固有の超能力を駆使しながらPvE とPvPの両アクティビティに参加する。シリーズ従来のマッチメイキングに加えて、本作ではクランが追加メンバーを募る「ガイド付きゲーム」システムが導入された。各ロケーションにはストーリーミッションだけでなく、3人用アクティビティ「ストライク」、1人~3人用高難易度アクティビティ「迷宮」、6人用高難易度アクティビティ「レイド」、パトロールやパブリックイベントなどが用意され、PvPではエリアコントロール型やデスマッチ型のモードが選択できる。
プレイヤーは経験値を獲得してキャラクターを成長させ、現在は「シーズンパス」のランクアップ報酬が中心となる。クラスはウォーロック、ハンター、タイタンの3種で、それぞれ固有のスキルと6つのサブクラス(アーク・ソーラー・ボイド、ステイシス(光の超越)、ストランド(光の終焉)、プリズム(最終形態))がある。サブクラスはモジュール化された「かけら」と「特性」で細分化され、ビルドの自由度が大幅に向上している。また種族(人間/アウォークン/エクソ)は外見のみの要素で、ゲームプレイには影響しない。
武器と防具は当初「キネティック」「エネルギー」「パワー」の3スロット制に再編され、のちに『孤独と影』で柔軟な入れ替えが可能となった。防具は『影の砦』で「アーマー2.0」へ刷新され、属性付きエネルギー値と6種の基礎ステータスを持つようになり、任意のMODを装着してクールダウン短縮やダメージ軽減を細かく調整できる。また武器にはアクティビティごとの“固有パーク”が付き、 『漆黒の女王』で実装された武器形成ではパターン習得後に素材を使って性能を再構築できる。
PvEコンテンツでは地球、EDZ、タイタン、イオ、ネッススをはじめ、拡張コンテンツごとに水星、火星、入り組んだ岸辺、夢見る都市、月、エウロパなど探索可能なロケーションが存在。各ロケーションにはアドベンチャー、失われたセクター、パトロールビーコンなど探索要素があり、さらに着地地点が複数あるため、プレイヤーは星を離脱せずにワールドマップから直接別目的地へ移動できる。エンドコンテンツではナイトフォールストライク、迷宮、レイドが用意され、強力な報酬でパワーレベルを引き上げる。
PvPはクルーシブルに統合され、ローンチ時は4vs4に縮小されたが、現在はクイックプレイが6vs6に戻り、ランブルやサバイバルなど複数のプレイリストが週替わりで提供される。期間限定の「アイアンバナー」は『孤独と影』以降パワー差を有効化し、競技性が強化された(現在はパワー差が無効化)。またPvEとPvPを融合させた4vs4の「ギャンビット」モードでは、敵AIを討伐してかけらを集める一方で相手側へ侵入し妨害するハイブリッドな競技が展開される。
システム
プレイヤーは主人公となるガーディアンのキャラクターメイキング、3種類のメインクラスを選択してゲームを進行する。メインクラス3種類のキャラクターを製作可能。
種族
キャラクターメイキングでは3種の種族、それぞれ男性と女性で用意されている。
- 人類
- トラベラーの黄金時代を経て一度は滅亡寸前まで追いやられた存在である。地球を中心に再興を遂げ、「シティ」を築いて最後の安全圏を守り続けてきた。ガーディアンとして再誕した人類は、意志の強さと多様な思考を武器に、様々な種族との戦いに挑む。
- アウォークン
- 宇宙の彼方で光と闇が交錯した時に生まれたとされる神秘的な種族で、青白い肌と超然とした雰囲気を持つ。彼らの故郷は「リーフ」と呼ばれる小惑星帯であり、かつてはマラ・ソヴ女王の統治の下で半独立国家を形成していた。人類と同じくガーディアンとして選ばれることもあり、理知的かつ感情を抑制した振る舞いが特徴。光と闇の両方に触れた存在として、宇宙の均衡を読む鍵を握る種族とされている。
- エクソ
- 黄金時代に人類の魂を機械の体へと移植することで生まれた人工生命体であり、かつて戦争機械として設計された背景を持つ。彼らは肉体こそ機械であるが、記憶や感情、人格は人間に由来するもので、しばしば“リセット”による記憶喪失を経験する。ナンバリングによってその再起動回数が示されており、例として「ケイド6」は6回、「バンシー44」は44回のリセットを受けた個体である。現在ではガーディアンとして生き、機械的な冷静さと人間らしい衝動の二面性を併せ持っている。
メインクラス
- タイタン
- 防御と戦術に優れた戦士であり、「壁」として仲間を守る役割を担うクラスである。古くから都市を守る番人として存在し、秩序、規律、そして献身を重視する思想を持つ。肉体的にも精神的にも屈強で、敵陣に突撃して破壊をもたらすと同時に、仲間の前に立ちはだかる盾としても機能する。装甲を重視したデザインと、接近戦に長けたアビリティ群が特徴であり、「サンブレーカー」や「センティネル」など、力強さを象徴するサブクラスが多く存在する。
- ハンター
- 機動力と精密さに優れたクラスであり、孤独な開拓者、追跡者、そして狙撃手として描かれることが多い。都市の外で生き延びた経験からくる生存本能に優れ、俊敏な動きと致命的な一撃を持ち味とする。クロークを特徴とし、短時間で高火力のスキルを叩き込むスタイルを持つ。また、特殊能力に応じて姿を消したり、精密な武器による攻撃を強化するなどの戦術的選択肢を持つ。
- ウォーロック
- 光の力を学術的・神秘的に解釈し、魔導士のような存在として描かれるクラスである。知識の探求者として、宇宙の真理と光の秘密を解き明かすことに強い関心を持ち、戦場ではその知識をもとに強力な魔法的攻撃や味方の強化を行う。攻防のバランスが取れた多様なアビリティを持ち、浮遊しながら戦う特徴的な動きが可能である。特に範囲攻撃や回復、バフなどを駆使した中~長距離戦に強みを持つ。
サブクラス
上記のメインクラスには以下のサブクラスが用意されている。これらのサブクラスはストーリークエストを進行する事によって開放される。
メインクラス毎にスキルが異なり、スーパーチャージ完了になるとスーパースキルが使用可能。
アーク
- 雷電のエネルギーを操る光の力であり、速度と破壊力を象徴する。俊敏性や瞬間火力に特化しており、回避や突進といった高速移動を強化するアビリティが多い。タイタンは雷の拳で敵を粉砕し、ハンターは瞬時に距離を詰める「アークポール」を、ウォーロックは範囲雷撃を用いた連鎖攻撃を得意とする。攻撃的かつ流動的な戦闘スタイルが求められる。
- すべてのクラスに共通して“高速移動・連鎖電撃・過電流”という三つのコンセプトを共有する。「荒天の中を駆け抜け、稲妻そのものになる感覚」をコンセプトに、ダイナミックな立体機動と瞬間火力が両立する点が最大の特徴である。『宙賊のシーズン』の実装時に「特性」と「かけら」によってビルド幅が大きく拡張され、各クラスは「増幅状態」という共通状態を得た。増幅状態中は移動速度・スライディング距離・武器ハンドリングが大幅に向上し、追加効果として回避行動(ハンター)、バリア展開(タイタン)、グライド制御(ウォーロック)が強化される。増幅状態はキルや特定の近接・グレネード命中で延長可能で、立ち回りのテンポを加速度的に高める設計となっている。
- タイタンは「ストライカー」。スーパー「サンダークラッシュ」と「ハボックフィスト」に加え、特性「雷の造形」によってストームグレネードが追尾性の稲妻雲へと強化され、PvEでは継続ダメージの主役、PvPではゾーンコントロール手段として機能する。また近接スキル「雷鳴」はチャージ時間と引き換えに高威力の遠距離直線ビームを放ち、チャージ中に横移動でフェイントを挟むことで読み合い要素が生まれる。
- ハンターは「アークストライダー」。スーパー「嵐の集積」でポールを突き立て、着弾時の爆発と持続フィールドを生成できるようになった。特性「無我の境地」により回避成功で即座に増幅状態が付与され、透明化と同等のレーダー回避効果を得る点が大きな差別化ポイントである。グレネードは従来のパルスやスキップに加えてストームも選択可能。ビルド次第で直撃時に感電を付与し連鎖ダメージを誘発できる。これにより一撃離脱だけでなく、集団戦での連鎖反応も実現し、雑魚殲滅と対ボスDPS補助の両立が可能。
- ウォーロックは「ストームマスター」。スーパー「カオスの混沌」が長射程の持続ビームに調整され、近接チャージ攻撃と組み合わせた“ビーム&グレネード”のセットプレーが主流になった。特性「アークソウル」はリフト展開時に味方へ小型タレットを付与し、増幅中は射撃レートが上昇するため、味方全体のDPS増強とシナジーを提供する。ビルド次第でイオントレースが生成され、拾うとエネルギーが即座に回復するループが成立。多段ヒット系武器との併用で、電撃が絶え間なく連鎖するゾーンを構築できる点が特徴である。
- アークは状態異常として「感電」と「目つぶし」を持つ。感電は対象に連鎖電撃を付与し、追加ダメージと範囲拡散を誘発するため、雑魚密集地で特に有効。目つぶしはPvEで敵を無力化し、PvPでは一時的に視界とレーダーを奪うため、攻守の切り替え点を作りやすい。これらはグレネード直撃や特定のかけら、サージ近接など多彩なトリガーで発動し、“スピードと制圧”というアークの本質を支える。
- ソーラー
- 太陽の炎と再生を司る光の力で、攻撃と回復の両側面を持つ。焼灼による持続ダメージや自己回復、仲間の強化が主な役割となる。タイタンは「サンブレーカー」としてハンマーを投げつけ、ハンターは「ガンスリンガー」として精密射撃を行い、ウォーロックは「ドーンブレード」によって空中から炎の刃を振るう。持続的な戦闘支援とフィニッシャー性能に優れる。
- ボイド
- 重力と空間そのものを操る光の力で、抑制、吸引、不可視などの多様な効果を持つ。制御と戦術を重視し、状況を支配する力として知られる。タイタンは敵の攻撃を無効化するバリアを展開し、ハンターは姿を消しながら高精度の奇襲攻撃を行い、ウォーロックは敵を吸い込み爆発させる力を発揮する。範囲制御やデバフ効果に強みがある。
- ステイシス
- 暗黒の力に由来し、氷のような構造物を形成し敵の動きを封じることに特化する。制圧や鈍化、凍結といった状態異常を主軸とした戦術が特徴。各クラスとも敵の動きを妨げつつ、自らの位置取りを有利に保つ手段を得ている。
- ストランド
- 運命の糸や精神世界を操る暗黒の力とされる。空間を紡ぎ、糸によって敵を拘束したり、自らの行動を加速させることが可能である。タイタンは鋼糸を打ち出し敵を撲殺し、ハンターは糸のロープダートを振るい、ウォーロックは群体のような思念体を召喚する。流動的かつ戦略的なスキル運用が求められる力である。
- プリズム
- 光と闇の力を統合した初の“多属性ハイブリッドサブクラス”である。従来のような一つの属性に限定されず、アーク・ソーラー・ボイド・ステイシス・ストランドの各属性から複数のスキルやアビリティを選択して自由に構築することができる。この柔軟性により、プレイヤーは戦闘スタイルを高度にカスタマイズでき、たとえば“アークの近接攻撃”と“ボイドのグレネード”を組み合わせるような戦術が可能となった。 プリズムはナラティブ上も象徴的な位置にあり、光と闇の境界を越えたガーディアンの進化形として描かれる。「トランセンデンス」という独自のシステムによって、戦闘中に条件を満たすことで一時的に超強化状態になり、選んだ2つの属性の両方を活性化させた高次元の戦闘能力を発揮する。
- プリズムは「選択と融合」をテーマとしており、従来のサブクラスを極めたガーディアンが次に目指す「全属性を理解し、調和させる存在」への到達点として位置づけられている。
武器
以下の3種の武器カテゴリーを装備する。キネティックウェポンとエネルギーウェポンは弾数が無限のメイン、弾数制限がある特殊の2種類がある。
- キネティックウェポン
- キネティック武器は、属性ダメージを持たないか、またはストランドやステイシスのような暗黒の力を除いて、純粋な物理ダメージを与える武器カテゴリーである。主に初撃の命中精度と安定したダメージが求められる場面で有利に働き、エネルギーシールドを持たない敵に対して高い効果を発揮する。主な武器種にはハンドキャノン、スカウトライフル、パルスライフル、スナイパーライフルなどが含まれ、ヘッドショットによる精密ダメージを狙いやすいものが多い。
- エネルギーウェポン
- アーク・ソーラー・ボイド・ストランド・ステイシスなどの属性ダメージを与える武器群で、特に敵のシールドを破壊する際に効果を発揮する。属性一致による“シールドボーナス破壊”が存在し、たとえばソーラー属性の武器でソーラーシールドを攻撃すると、シールドを爆発させて周囲にダメージを与える。キネティック武器と似た武器種が多いが、エネルギー枠にはショットガンやフュージョンライフルなどの近距離~中距離向けも多く含まれ、サブクラスとの属性シナジー構築が重要な選択軸となっている。特にPvEでは属性一致がDPS効率を左右する要素となる。
- パワーウェポン
- 高威力かつ高リスクの戦術的兵器であり、ロケットランチャー、一部スナイパーライフル、グレネードランチャー、剣、マシンガン、一部トレースライフルなどが該当する。弾薬入手が制限されている代わりに、一撃の威力や範囲攻撃性能に優れ、ボス戦やチャンピオン級エネミーへの高ダメージを狙う場面で中心的役割を果たす。現在では「ヘビー弾」の運用が戦術全体に深く影響を及ぼす重要な要素となっている。
ストーリー
2017 | カバル大戦 |
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オシリスの呪い | |
2018 | ウォーマインド |
孤独と影 | |
*錬成のシーズン | |
2019 | *放浪者のシーズン |
*絢爛のシーズン | |
影の砦 | |
*不死のシーズン | |
2020 | *暁旦のシーズン |
*名士のシーズン | |
*到来のシーズン | |
光の超越 | |
*斬獲のシーズン | |
2021 | *選士のシーズン |
*永夜のシーズン | |
*彷徨のシーズン | |
2022 | 漆黒の女王 |
*甦生のシーズン | |
*幻影のシーズン | |
*宙賊のシーズン | |
*熾天使のシーズン | |
2023 | 光の終焉 |
*抗戦のシーズン | |
*深淵のシーズン | |
*魔術のシーズン | |
*望みのシーズン | |
2024 | 最終形態 |
*エピソード: 残響 | |
*エピソード: 亡霊 | |
*エピソード: 異端 | |
2025 | 運命の境界 |
*奪還 | |
*灰と鉄 | |
反逆 | |
*無法 | |
*影と秩序 | |
2026 | Shattered Cycle(原題) |
The Alchemist(原題) |
1年目
カバル大戦 (原題: Red War) - 2017年9月7日
ドミヌス・ガウルはレッドリージョンのカバルを率いてシティを襲撃した。ガウルは勝利すると、カバルの技術を使ってトラベラーを罠にかけ、ガーディアンを光から断絶した。ガーディアンはバンガードを再結集させ、人類の故郷を取り戻すべく反撃を開始する。光を盗む計画が裏目に出たガウルは、トラベラーに敗北を喫することになった。
カバルのレッドリージョンが地球を急襲し、トラベラーの光を遮断。ガーディアンたちは力を失い、最後の都市は陥落。多くのガーディアンが死亡し、預言者も行方不明となる。
生き延びたガーディアンは荒野を彷徨い、失われた光を再び手に入れる。ヨーロッパ・デッドゾーン(EDZ)で抵抗勢力と合流し、反撃の準備を進める。
ガーディアンは土星の衛星タイタンでザヴァラ、ケンタウルス族小惑星ネッススでケイド6、木星の衛星イオでイコラ・レイと再会し、各地でフォールン、ハイヴ、宿られた兵、ベックスと戦う。
カバルの超兵器「オールマイティ」が太陽系を破壊しようとしていることが判明。ガーディアンは内部に侵入し、コアを破壊してその脅威を阻止。
最後の都市の奪還作戦で、ガーディアンはトラベラーの力を手にしたガウルと対決。勝利後、トラベラーが覚醒し、光が再びガーディアンたちに届く。これによりレッドリージョンは敗走。破壊されたタワーは再建が進められ、新たな本部が設置される。
トラベラーの覚醒により、銀河の彼方に潜んでいた「黒き艦隊」が動き出す。
あるガーディアンはネッススで謎の招待を受け、カバル皇帝カルスを乗せた「リヴァイアサン」と呼ばれる巨大艦に乗り込む。この艦内で試練に挑むことで、カバル内のもう一つの勢力との関係が浮上していく。(レイド: リヴァイアサン)
オシリスの呪い (原題: Curse of Osiris) - 2017年12月6日
元ウォーロックバンガードでシティから追放されたオシリスは、シミュレーションを活用してベックスに完全な勝利を齎そうとする、パノプテース・インフィニットマインドの企てを阻止しようとしていた。オシリスとガーディアンは、ベックスのシミュレーションエンジンである無限の森に入り、パノプテースに勝利する。オシリスはこのシミュレーションを人類の役に立てるために森に残ることを選択した。
トラベラーの覚醒により再活性化した無限の森では、ベックスが光と暗黒の概念すら消えた未来を実現しようと画策していた。その中心にいるのは、パノプテース。
オシリスはこの脅威を察知し、ゴーストのサギラを現実空間へ送り出す。重傷を負った彼女はイコラ・レイの手によりタワーに運ばれ、ガーディアンに託される。
ガーディアンは水星のライトハウスへと向かい、サギラの意識を自身のゴーストに一時的に融合させることで、彼女を再起動させることに成功する。サギラ=ゴーストとともに、ガーディアンは無限の森へ突入し、オシリスの無数の幻影と出会いながら、ベックスが描く時間軸――過去の水星と、光も暗黒も存在しない未来を目の当たりにする。
そして無限の森の中心にて、パノプテースと対峙。次々と召喚される軍勢を相手にしながら、最終的にはオシリス本人と彼の幻影たちが加勢し、パノプテースを破壊。光と暗黒を消そうとする未来は阻止された。オシリスはサギラを回収し、無限の森の支配権を掌握。ベックスによる次なる未来改変の企てに備える。
同時期、水星で旧ヴァンガードの信号が発見され、ガーディアンは伝説のタイタン「セイント14」の痕跡を発見する。彼はベックスに墓を作らせるほど、敵に認められる強さを持っていた。
一方、ネッススを飲み込み続ける巨大艦リヴァイアサンの内部では、カルス皇帝の依頼により、艦の機能を保つためのミッションが遂行されていた。(レイド: 世界を喰らう船)
ウォーマインド (原題: Warmind) - 2018年5月19日
トラベラーが目を覚ました衝撃波で軍事衛星が火星に墜落し、黄金時代のウォーマインドAIであるラスプーチンのコア、そして忘れ去られていた敵までもが姿を現した。ハンターであり黄金時代の家系の子孫でもあるアナ・ブレイは、ハイヴの虫の神ソルとその使者ノクリスを倒すためガーディアンと協力する。ラスプーチンは人類を守ることを誓ったが、それには条件があった。
トラベラーの覚醒後、火星のヘラス盆地で衛星兵器が次々に墜落し始める。調査のため火星に向かったガーディアンは、かつてのブレイ家の科学者であるアナ・ブレイと再会し、ラズプーチンが自ら衛星を火星に落とし始めていること、そしてこれが原因でハイヴが目覚め始めていることを知る。
虫の神ソルが目覚め、ラズプーチンを直接攻撃しようとしていることが判明する。ガーディアンとアナ、そしてザヴァラは、トラベラーの破片を利用してソルを誘き寄せる計画を立てる。ガーディアンはまず、使徒であるノクリスを倒し、破片を設置するも、ソルは誘いに乗らず、ラズプーチンの核へと向かう。最終的に、ガーディアンはソルを撃破。
ソル撃破後、ガーディアンたちはウォーマインド・ラスプーチンと対面。ラスプーチンは「人類を守る」という意思を表明するが、それは人類の命令ではなく、彼自身の判断によるものであると明言。以降、ラスプーチンは独自の裁量で動くウォーサット・ネットワークを展開し、「今後はいかなる脅威も見逃さない」と宣言した。
一方、レッド・リージョンの残党がリヴァイアサンを強奪しようとしていたが、カルス帝の要請で出動したガーディアンによって撃破され、カバル大戦はここで完全に終結した。(レイド: 星々のスパイア)
ソルは剣と血の魔術を通じて死を超越し、再び存在を得る。イオで宿られた兵と交信し、かつて倒された者を復活させた。ガーディアンがこれを討伐したことで、ソルは「ふさわしい宿主」と認め、自らを武器《虫の囁き》へと変貌させることで、それを使った殺戮によってさらなる力を得ようとするのだった。(エキゾチックミッション: ささやき)
2年目
孤独と影 (原題: Forsaken) - 2018年9月5日
ケイド6は、ペトラ・ベンジの依頼を受けてエルダーズプリズンで暴動を起こしたスコーンたちの鎮圧にあたる。しかし、バロンたちを追っていた彼は、ユルドレン・ソヴによりゴーストを破壊され、直後に自身も殺害される。ガーディアンは彼の死に間に合わず、復讐の誓いを立てる。ザヴァラは慎重な対応を主張するが、ガーディアンとイコラ・レイはこれに反発し、単独での復讐行が始まる。
ユルドレンは、死に瀕していたフォールンの大司祭フィクルルを救おうと無意識に願っていた。この願いはリベンによって叶えられ、フィクルルはダークエーテルによって蘇り、スコーンとして復活。以後、彼はユルドレンを「父」として崇拝する。ユルドレンはハウス・オブ・キングズを滅ぼすことで、スコーンの勢力を拡大させていたのだった。
ガーディアンはリーフを支配する密輸人スパイダーと接触。スパイダーの協力を得て、ガーディアンは8人のスコーン・バロンを一人ずつ討伐していく。
ユルドレンは監視塔でリベンの幻影に導かれ、トラベラーの破片を用いてマラ・ソヴへの門を開こうとする。だが門から現れたのは「リベンの声」であり、ユルドレンは飲み込まれてしまう。ガーディアンはこれを討伐し、再び姿を現したユルドレンを追い詰める。ペトラとともに銃を向け、ユルドレンを処刑する。
その後、スパイダーから渡されたタリスマンにより、ガーディアンは夢見る都市への門を開く。そこでマラ・ソヴと再会し、すべての黒幕がリベンであったことを知る。マラは、リベンを討ち、その心臓を浄化せよと命じた。
ガーディアンたちはリベンを討伐し、テクナウィッチたちによってその心臓を浄化する。しかしこれはリベンの願いでもあった。願いが叶ったことで都市全体が一部アセンダント領域と融合し、三週間で時間がループする呪いに囚われる。(レイド: 最後の望み)
この呪いの原因はキュリアと呼ばれるベックスによる現実の書き換えであるとされ、都市に閉じ込められた状態に。後にキュリアは、地球を永遠の夜に没し、ガーディアンの手によって倒されることになる。
錬成のシーズン (原題: Season of the Forge) - 2018年12月5日~2019年3月6日
かつてスパイダーの兄弟であったシビクスが、失われたブラックアーマリーの技術を発見する。彼はその一つであるゴファノンの炉を掌握し、"ケルスコージ"の指導者として、ブラックアーマリーの兵器を全銀河に拡散させ、無政府的な破壊活動を始める。
スパイダーの協力のもと、ガーディアンはブラックアーマリーのキーカードを受け取り、エイダ1と接触。初めは不信感を抱かれたものの、エイダは鍵を確認すると態度を変え、失われた4つの炉の奪還に協力を求める。
シヴィクス率いるケルスコージは、最後の都市の一部を占拠し、古代の金庫を開こうとする。ガーディアンたちはインサレクション・プライム(サービター内蔵のブリッグ)を破壊して阻止した。(レイド: 過去の惨劇)
この中、ユルドレン・ソヴがゴーストによって蘇生される。本人は記憶を失っており、自身が何者かも知らない。マラ・ソヴは黒き艦隊との対峙のため、テクナウィッチを集結させる動きを始めた。
シティにいつの間にかやってきていた放浪者の依頼で、ガーディアンはハイヴの武器職人を追跡。決闘の末、シン・マルファーの伝説的な武器「ラスト・ワード」を呼び覚ます。シンはガーディアンの行動を評価し、「光と暗黒の二元論の終焉」の象徴になる存在だと告げるのだった。
放浪者のシーズン (原題: Season of the Drifter) - 2019年3月6日~2019年6月5日
タワーに突如現れた謎のガーディアン、放浪者が、本格的に活動を開始する。彼はガーディアンたちにギャンビット・プライムという活動に呼びかけた。同時に、彼の指示のもとでナインの競技場「天誅」に挑むことになる。
ガーディアンはEDZの断崖で溶けた金属塊を発見。バンシー44の助言を受け、武器「トルン」のレプリカを構築することになる。これを通して、ガーディアンは“光と暗黒の境界”を曖昧にする存在として、倫理的なグレーゾーンに足を踏み入れていく。
時間を経てナインの使者オリンが登場。彼女はかつての放浪者の友人であり、今はナインに仕えているようだった。ガーディアンは、ナインの招待を通じて、放浪者がかつて「ヨルの影」の一員だったこと、彼はナインと取引関係にあり、「光」だけに頼るガーディアンたちに疑問を抱いていること、“光と暗黒の狭間で生きる者”であり、その思想はガーディアンの価値観に揺さぶりを与えることを伝えられる。
一方、味方となったフォールンのキャプテン、ミスラックスから、エラミスが旧タワーに保管されたZIVA技術を奪おうとしていることが知らされる。ガーディアンは密かに旧タワーへ潜入し、エラミスの部下シリクスを撃破、《パーフェクト・アウトブレイク》を回収。エラミスの計画は未遂に終わるが、彼女の台頭の前触れとなる。(エキゾチックミッション: ゼロ時間)
絢爛のシーズン (原題: Season of-Opulence) 2019年6月5日~2019年10月1日
カバルの皇帝カルスはガーディアンをリヴァイアサンへ招待し、「野獣達の群れ」と呼ばれる壮麗な戦闘試練に参加させる。これはカルスが収集したベックスやハイヴの敵軍との戦いを通して、力と忠誠を試す試練であり、成功すれば「栄光と報酬」を与えるというものだった。 カルスに忠誠を誓っていたガーディアン、カタバシスは、リヴァイアサンの奥地でハイヴの遺物「悲哀の冠」を発見する。この冠は、オリックスの「意思を曲げる力」に似せて作られたとされ、カルスはこれを使ってハイヴを従わせようと考える。カルスは贄としてガールランに冠を与えるが、その冠は実はサバスンによって作られた罠であり、ガールランは即座に堕落。ガールランはリヴァイアサン上で暴走し、ハイヴの侵攻が始まる。カルスはガーディアンに最後の助力を要請し、ガールランとその支配下のハイヴを討伐。勝利後、カルスはガーディアンに影の称号を提案するが、これを拒否する。(レイド: 悲哀の冠)
一方、シン・マルファーは、ガーディアンが光の意志に従う存在であると確信し、かつての本物のトルンの残骸を託す。ガーディアンはトルンの汚れたエッセンスを浄化し、かつての姿として「ローズ」を蘇らせる。さらにこのローズを素材に、希望の武器「ルミナ」を創造。これは「武器による破壊」ではなく、「味方を癒す光の力」を用いる、トルンと真逆の理念の武器であった。これを通して、ガーディアンは「光と暗黒の均衡を超えた存在」としての新たな道を歩み出す。
この一連の出来事の後、シン・マルファーは「役目を終えた」と宣言し、自らが率いていた「ヨルの影」も解散される。
彼は最後に、「ヨルも、影も、自分も物語から去る。これからは、お前自身の伝説を築け」とガーディアンに語りかけ、歴史の一幕を閉じる。
3年目
影の砦 (原題: Shadowkeep) - 2019年10月2日
古の敵が迫り寄り、最後の安全な都市の英雄たちが銀河辺境に目を向けた時、月面の下から新たなナイトメアが姿を現した[4]。ガーディアンはエリス・モーンの声に耳を傾け、ハイヴの群れに立ち向かい、ナイトメアのエッセンスから武器を作り上げ、異端の奈落と救済の庭園に潜む悪を滅ぼした。
クロタとオリックスの死により弱体化したハイヴ勢力ヒドゥン・スワームは、サバスンの介入により再編される。クロタの娘たち――ハシュルドーンは、サバスンの働きかけにより砦を月面に建設開始し、新たな軍勢を築こうとする。
この一連の出来事は、サバスンがガーディアンを誘い込むための罠であり、真の目的は月の地下にあるピラミッドにガーディアンを導くことだった。
ガーディアンの到着に先立ち、エリス・モーンが調査のため月へ派遣される。彼女は月の地下のピラミッドを発見し、ナイトメアに襲われる。その呪いが月全体に拡散し、バンガードは月面への再出動を命じる。ガーディアンはナイトメアのクロタ、ガウル、ファナティックのナイトメアと交戦。その後エリスとともに、ナイトメアを抑えるためのドリームベイン装備の作成に取り掛かる。
エッセンスの浄化とドリームベイン装備の完成後、ガーディアンはピラミッドの結界を突破。ゴーストはここで、「目撃者」に一時的に支配される。ピラミッド内部では再びクロタ、ガウル、ファナティックのナイトメアと対峙。最深部で、ガーディアンは黒い球体のアーティファクトとベールをかぶった巨大な像に触れ、ブラックガーデンのビジョンを見せられる。エリスは、これはすべてピラミッド側の「意図された招待」だったと察し、今後の監視を誓う。
その後、エリス・モーンの導きのもと、ガーディアンは複数のナイトメアとの対峙を進める。サイ・モタ、ヴェル・ターロウ、トーランド、オマール・アガー、エリアナ3といった、かつての仲間たちの遺物や痕跡を収集し、彼らのナイトメアを解放する。
砦の頂上でハシュルドーンを討伐し、ヒドゥン・スワームの組織の中心を把握。復活を試みたハイヴの儀式の中心にいたズルマックを倒すも、エリスはこの儀式が今後も繰り返されることを懸念。(迷宮: 異端の奈落)
不死のシーズン (原題: Season of the Undying) - 2019年10月2日~2019年12月11日
地球の月ピラミッドの復活を受け、ベックスが開いたブラックガーデンへのポータルから飛び出した軍勢が月面を襲う。イコラ・レイとガーディアンは、ベックスのリーダーであるアンダイイング・マインドを探して倒すため、イコラが作り出したポータル使い、ガーデンへ攻撃を開始した。ガーディアンはガーデンの中で暗黒の遺物回収する。
ピラミッド内部で得た謎のアーティファクトが、ブラックガーデンへと信号を送っていることが判明。ガーディアンは月に出現したポータルからブラックガーデンへ突入し、ベックスを討伐。最深部でピラミッド内の像と同じものを発見。アーティファクトと同調していたことが示唆される。(レイド: 救済の庭園)
ピラミッドの影響を受けて、ベックスのソル・ディバイシブが月に大規模侵攻を開始。イコラ・レイはこれを受けて、ガーディアンにベックス・コンポーネントの収集を命じる。イコラはこれらの素材を使って、無数の時間軸を超えて不死なる存在「アンダイイング・マインド」を誘き出すポータルを構築。その後、ガーディアンは、あらゆる時間軸に存在するアンダイイング・マインドをすべて撃破し、ソル・ディバイシブの侵攻は終息。直後オシリスは無限の森で「黒き艦隊がトラベラーの位置に現れる未来 (光の終焉、最終形態)」を観測し、イコラに警告を送るのだった。
暁旦のシーズン (原題: Season of Dawn) - 2019年12月11日~2020年3月11日
オシリスはシミュレーション示した人類破滅という前兆を受け、無限の森を出た。彼はレッドリージョンの残党に自分が発明した時間旅行実験の失敗作、サンダイアルを奪われたことを知る。ガーディアンは歴史を書き換えられるのを防ぐべく、カバルとサイオン議会と戦い、その後同じ方法で行方不明になっていたガーディアン、セイント14を過去の死から救った。
カバルのサイオン・フレイヤー三姉妹――ニルール、オズレク、タザロクは、水星でベックスのタイムマシン「サンダイアル」を発見。これを使って、カバルの支配から解放された未来の創造を目論む。しかしその試みにより、水星の時間が破断され、過去・現在・未来が同時に存在する異常空間と化す。
オシリスはこの時空の異常を察知し、ガーディアンに時間修復の支援を要請。ガーディアンは「時の回廊」を通じて、かつて死んだ伝説のタイタン「セイント14」を救う旅に出る。セイント14がハウス・レインのエリクスニーと交戦中の時代に介入。彼を救出し、別の「完璧な逆説」を受け取る。ベックスが創造したマルター・マインド「アギオクティス」の襲撃を未来で受けるが、ガーディアンが身代わりとなり、セイントと共闘してこれを討伐。過去と未来を書き換えることでセイント14は現代へ帰還し、タワーに復帰。
セイント14はタワーでの生活を再開し、ガーディアンと共に行動を始める。トワイライトギャップに残されたレッドジャックの破片を集め、武器《悪魔の残骸》を再構築したり、スパイダーの協力のもと、スコーン化したレイスクから伝説の武器《バスティオン》を奪還したりした。
ガーディアンがさらに時の回廊を探索する中で、自身の墓標とセイント14の弔辞を発見。未来においてガーディアンが命を落とす運命を垣間見せられ、時間操作の危うさと哀しみが強調される。
追い詰められたサイオン三姉妹は最終手段として融合し、「インオタム」となる。ファイアチームが派遣され、時の回廊内でこれを撃破。これにより、水星の時間線が修復される。しかし、四女アムテクは復讐を誓い、「オールマイティの残骸を地球へ落とす」という新たな計画を開始する。(名士のシーズン)
オシリスとセイント14は、ガーディアンたちに呼びかけてフラクタリンの寄付を募り、失われたライトハウスの再建を目指す。実際にガーディアンが集めたフラクタリンの総量は数十億に達し、儀式を通じてライトハウスは無事再建される。これにより、かつての「オシリスの試練」が復活し、ガーディアン訓練の要所として再び機能することになった。
名士のシーズン (原題: Season of the Worthy) - 2020年3月11日~2020年6月10日
サンダイアルの計画が失敗に終わったリージョンは、人類に対して報復すべく、かつてはガウルの自慢の艦隊であった、放棄されていたオールマイティでシティを襲った。アナ・ブレイとバンガードは不和を乗り越え、ラスプーチンの軍事衛星ネットワークを使ってその危険に対処する計画を立てる。ガーディアンはラスプーチンの兵器を作動させ、ウォーマインドはオールマイティを破壊した。
アムテクは、サンダイアル作戦で死亡したサイオン・フレイヤー三姉妹の復讐として、オールマイティの残骸を地球へ落とす計画を実行に移す。ザヴァラとアナ・ブレイは、ウォーマインド・ラズプーチンに協力を要請。ラスプーチンの塹壕を再起動し、ウォーサット防衛網を再構築する計画が始まる。3月11日にEDZ、3月25日に月、4月8日にイオの塹壕の起動に成功。ラスプーチンはここで黒き艦隊が太陽系へ接近中であることをザヴァラに明かす。ザヴァラはラスプーチンへの不信を捨て、協力を決意。
塹壕に表示されるホログラム地図を通じて、ラスプーチンは黒き艦隊の航路を示した。カイパーベルト → 海王星 → 天王星へと接近。太陽系への侵入は時間の問題とされ、地球防衛体制が緊迫化する。
6月6日、ラスプーチンは準備を終え、地球に向けて降下中のオールマイティをウォーサットで撃墜。シティは完全に守られる。多くのガーディアンがタワーで空を見上げ、この作戦を見守った。(リアルタイムイベント)
到来のシーズン (原題: Season of Arrivals) - 2020年6月10日~2020年11月10日
人類の古代の敵である黒き艦隊が太陽系に再び現れ、ラスプーチンの防衛をいとも簡単につぶした。ピラミッドが上空から迫り、バンガードは一部の者を避難させる。人々を包み込んで膨れていく影が迫る中、ガーディアンは人類の敵に反撃しながら、エリス・モーンと協力してピラミッドからの謎のメッセージを解き明かす。
虫の神ソルに見捨てられたノクリスは生き延びていた。 彼は自らを殺させることでパワーを集め、悲鳴の海に穴を開け、偽りのハイ・カヴンに到達する。そこにはサバスンが待っていた。ノクリスはサバスンに死霊術を教える代わりに、キュリアへのアクセスと、自身の宮廷入りを許すという契約をする。サバスンは、迫り来る黒き艦隊と目撃者の接触を妨害するため、ノクリスに干渉命令を下す。
6月、イオにピラミッドが出現。ラスプーチンはこれを迎撃するが、ピラミッドは即座に再出現し、ラスプーチンは無力化。エリス・モーンと放浪者の協力により、ガーディアンは「銀翼の種」を得て、ピラミッドからのメッセージを解読する手がかりを得る。ノクリスの干渉を排除しながら、ガーディアンは目撃者の声を受け取る。
7月、黒き艦隊が水星、タイタン、火星に同時接近。ガーディアンはアナ・ブレイ、スロアン、アシェル・ミル、バンスらに避難を説得するが、ほとんどが拒否または失踪。スロアンはタイタンに残留し、ソルに代わって勢力を得たジヴ・アラス軍と交戦しながらアーサと邂逅。アシェルはピラミディオンに残り、自らをハーピーに融合し、ベイルの秘密を発見に努める。バンスは無限の森に姿を消すのだった。10月13日、ガーディアンがノクリスを最終撃破し、イオのピラミッド内部へ突入。目撃者は光の矛盾を指摘し、「エウロパへ行け」と告げる。
11月、ピラミッドの艦隊が太陽系の空を暗く覆い、複数の惑星が迫りくる影の中に消える中、トラベラーが再び行動を起こしてその形を作り直した。同時に、火星・水星・イオ・タイタンが消失。黒き艦隊が完全に太陽系へ侵入。
4年目
光の超越 (原題: Beyond Light) - 2020年11月11日
人類の古代からの敵が戻ってきた。黒き艦隊が空を覆う中、奇妙な力が敵見方関係なしにエウロパの遺跡へと引き寄せる[4]。そして新たなケル・エラミスがフォールン統一を掲げて暗黒の贈り物となる力「ステイシス」を行使する。
ガーディアンは目撃者の導きによりエウロパへ。そこでバリクスの遭難信号と、新たなフォールン勢力ハウス・サルベーションの存在を知る。彼らのケル=エラミスは、すでにステイシスを手中に収めていた。
ガーディアンはバリクスの協力で通信網を復旧し、エウロパのピラミッドへと導かれる。そこでは放浪者、エリス・モーン、そして謎のエクソ(エルシー・ブレイ)がハウス・サルベーションと交戦中だった。ピラミッドはガーディアンに応じてジグラットを生成し、ステイシスを授かる。エラミスの臣下フィラクス、プラクシス、クリディスを討伐する「帝国狩り」を遂行した。
一方エラミスはハウス・デビルズの残党をコスモドロームで勧誘していた。ガーディアンはその計画を妨害し、バクリスを撃破。同時期、地球ではハイヴのナボタが蜂起しようとするが、これも目覚めたばかりの新たなガーディアンたちの手で鎮圧される。
エラミスは軍を拡大するためのポータルを開こうとするが、ガーディアンは計画を阻止。その後リース・リボーンでエラミスと対決。ステイシスの暴走により自滅し、氷塊に凍結される。ガーディアンは真のステイシス能力を手にすることになる。
ジグラットのロックをすべて解除すると、エウロパのピラミッド内部へ入場可能となり、目撃者の像と接触。エルシー・ブレイと正式に再会すると、祖父クロビス・ブレイ一世の残した暗号化された日誌を解読しつつ、ステイシスの習得を進める。
エラミスは敗北前、黄金時代の遺産であり、エクソの製造などが行われていた施設ディープストーン・クリプトで、アトラクス1に「ボディ」=タニクスの回収を命令していた。ガーディアンたちは極寒の嵐を越え、クリプト内部を突破。自分の体をエクソに作り替えていたアトラクス1を撃破し、同時に、AIクロビス・ブレイ一世が「クラリティ・コントロール」像の前で登場し、エウロパの破壊を試みる。ガーディアンはモーニングスターの墜落を阻止し、最終的にタニクスを撃破。ハウス・サルベーションの脅威は一旦収束する。(レイド: ディープストーンクリプト)
斬獲のシーズン (原題: Season of the Hunt) - 2020年11月11日~2021年2月10日
惑星が消滅する中、ハイヴの戦神シヴ・アラスは権力を握りにかかった。オシリスは危険な道を歩み、彼のゴーストであるサギラが究極の代償を払う。ガーディアンは意外な味方に出会った。ケイド6を殺したユルドレン・ソヴがスパイダーの下で働くガーディアン、クロウとして生まれ変わっていた。ガーディアンはシヴの計画を阻止し、スパイダーと交渉してクロウの自由を勝ち取る。
黒き艦隊の到来後、失踪する惑星を調査していたオシリスは、リーフや月で謎の構造物を発見。それがシヴ・アラスによる侵略の触媒であると突き止め、月面での調査を進める。しかし、月面にてサバスンの手によって“オシリス”は乗っ取られていたことが、「彷徨のシーズン」で明らかとなる。真のオシリスは光を失い、彼のゴーストのサギラも死亡。
“オシリス”はガーディアンにシヴ・アラスの高位祭司の討伐を依頼。月での戦闘中、正体不明の人物が出現し、ガーディアンを救う。この人物はかつてのユルドレン・ソヴであり、死後にグリントと名乗るゴーストによって蘇生された「クロウ」であった。ガーディアンとクロウは“オシリス”の指示のもと、リーフと月面に出現した謎の構造物を探索。ルアーを使い、シヴ・アラスの配下であるラスボーンを次々に討伐。クロウはこの過程でトラベラーからのビジョンを受け、EDZにて《ホークムーン》を鍛造する。
完全にアップグレードされたルアーにより、高位祭司を夢見る都市におびき出すことに成功。ガーディアンとクロウは亜空間で共同作戦を展開し、高位祭司を撃破。これによりラスボーンの増殖は阻止される。
討伐後、スパイダーは褒賞として「宝物」を提供すると申し出るが、ガーディアンはそれとしてクロウの自由を選択。スパイダーは激怒しつつもこれを認め、クロウは自由の身となった。
その後、クロウはEDZにて“オシリス”と再会。クロウが都市で身を隠して生きること、そしていざという時は“オシリス”を頼れると約束される。しかしこれはすべて、サバスンの計画の一環であった。
この背景では、カバル帝国の故郷トロバトルでカバルの軍師ウマナラスがハイヴの力に魅入られ、サバスンの影響下でハイヴの神々を信仰すべきだと主張。皇女カイアトルは彼女の狂信を危険視し、参謀の地位から解任する。時を経て、ウマナラスはトロバトルの武器工房地区でシヴ・アラスを召喚する儀式を強行。カイアトルはウマナラスを処刑するが、儀式は成立してしまい、シヴ・アラスの軍勢がトロバトルへと侵攻。帝国は防衛に失敗し、カイアトルは脱出、エリゴス・レックスV上で女帝として即位し、太陽系のレッドリージョン残存兵との合流を目指していた。
選士のシーズン (原題: Season of the Chosen) - 2021年2月10日~2021年5月12日
カバルの女帝カイアトルは自ら艦隊を太陽系へと率い、ザヴァラに「私に忠誠を誓い、共にハイヴを倒そう」と取引を提示するも、辞退されてしまう。ガーディアンはチャンピオンを儀式的な戦いで倒し、軍事会議を結成するというカイアトルの試みを封じた。カバルの背教者はザヴァラの暗殺を目論むが、クロウがその企みを阻止し、その過程自ら正体を明かすことになる。ザヴァラとカイアトルは休戦に同意した。
カバル帝国の女帝カイアトルは、ザヴァラおよび“オシリス”を旗艦へと招き、バンガードとの同盟を提案する。しかし、その条件としてザヴァラに膝を屈するよう要求し、彼がこれを拒否したことで、バンガードとカバルとの間で戦争が勃発する。
バンガードは、カイアトルの戦評議会入りを狙う挑戦者たちの排除を進める。最初の標的はネッススに駐留する司令官ドラカスであり、ガーディアンは証明の儀式で彼を打ち倒す。以後、各地で儀式が展開される。
バンガードとクロウは、予測エンジンから得た情報を基に調査を進める。すると、かつてカバル大戦で使用されたトラベラー・ケージの残骸が、ハッケ社の倉庫から盗まれていたことが判明する。最終的に、カバル内のサイオンがザヴァラ暗殺未遂を実行するが、クロウにより阻止される。
最後の証明の儀式がで実施されると、ガーディアンがザヴァラのチャンピオンとして参戦し、ハルファス・エレクタス内でイグノヴンを打倒する。その後、ザヴァラとカイアトルは和平交渉に臨むが、サイオンのカレクとヴァリルに襲撃される。カイアトルは暗殺を命じたのが自らでないことを明かし、サイオン評議会の調査と粛清を誓う。
永夜のシーズン (原題: Season of the Splicer) - 2021年5月12日~2021年8月25日
ベックスのシミュレーションによりシティが暗闇に包まれる中、バンガードはエリクスニーのスプライサー、ミスラックスに助けを求めた。その返礼として、物議を醸す決断ではあったが、イコラはシティの防壁内にハウス・オブ・ライトを避難させることを申し出た。ガーディアンはミスラックス助けを借り、ベックス・ネットワークの深部に入る術を学んだ。そこでガーディアンは果てなき夜の黒幕、刃の変形キュリアを発見する。キュリアを倒し、ファクションのリーダーであったラクシュミIIの手引きによるベックスの侵攻をも退け、ガーディアンは果てなき夜の解除に成功した。ミスラックスとハウス・オブ・ライト改めハウス・オブ・サイレンスは、バンガードの仲間としてエリクスニー居住区に留まっている。
エウロパ、アステリオン深淵で、ミスラックスはサルベーションの脱走者を迎え入れようとするが、ベックスの砲撃によりスキフが撃墜され、彼らはイーブンタイド遺跡近くの洞窟に身を潜めることになる。
同時期、シティはサバスンの尖兵キュリアによって生み出された「永遠の夜」に包まれる。イコラ・レイの依頼を受けたガーディアンはミスラックスを発見し、彼から“スプライサー”の技術を授かる。ガーディアンはベックス・ネットワークへと侵入し、ドメインの番人を討ち果たし、コードを奪取する。イコラはミスラックスとハウス・オブ・ライトの民をシティへと招き入れ、エリクスニー地区が設けられるが、フューチャー・ウォー・カルトのラクシュミIIはこの決定に強く反発する。
ガーディアンはスプライサー・ガントレットを手に入れ、EDZや月、入り組んだ岸辺など各地のベックス・ドメインを制圧していく。一方で、ラクシュミはハウス・オブ・ライトへの憎悪を煽り、ニュー・モナーキーのヒデオやデッド・オービットのジャラールを巻き込み、バンガードに対するクーデターを画策するも、ジャラールには拒否される。
ドメインの攻略が進む中、エリクスニー地区は市民による襲撃を受ける。ガーディアンはベックス・ドメイン「スティクス」「タルタロス」に侵入し、オプレッシブ・マインドたちを次々と撃破。ミスラックスは、永夜の正体がキュリアであると突き止め、これをイコラに報告。かつてエリクスニーを虐殺したセイント14も、この経緯を知りミスラックスと和解への道を歩み始める。
ガーディアンはついにデルファイ・ドメインへと突入し、スプライサーとしての技を駆使してキュリアを討伐する。この勝利により、永夜は次第に解消され、シティの人々とハウス・オブ・ライトは共に祝う。
だがその直後、ラクシュミはベックスのポータルをエリクスニー地区の中心に開き、反乱を実行に移す。しかし彼女自身がベックスの攻撃により死亡し、ガーディアンはシティに侵攻してきたベックスを撃退する。"オシリス"もこの混乱に乗じて夢見る都市へと逃亡し、ニュー・モナーキーとデッド・オービットはシティからの撤退を決める。
彷徨のシーズン (原題: Season of the Lost) - 2021年8月25日~2022年2月22日
セイント14とクロウとガーディアンがオシリスに会うために急いで夢見る都市に向かうと、サバスンの口から真実が明かされた。彼女は数ヶ月に渡ってオシリスのふりをしながら、バンガードの内外に不信と混乱の種を撒き続けていたのだ[5]。一連のやり取りの後、漆黒の女王はユルドレン・ソヴだった頃のクロウの記憶を回復し、自分の過去を知ったクロウはそのまま皆の前から姿を消した。マラ・ソヴ女王は、サバスンが暗黒の真実を明かすことを条件に、彼女をワームから解放することを約束した。マラは夢見る都市の呪いを解除するために宿敵を始末するつもりだったが、分離の儀式が完了すると同時にサバスンは逃走し、そのまま姿をくらました。
キュリアの破壊により、サバスンは宿られた兵の支配を喪失。宿られた兵は本来の主である目撃者の制御下に戻り、シヴ・アラスによって利用され始める。ガーディアン、クロウ、セイント14は夢見る都市に向かい、“オシリス”を追跡するが、その正体がサバスンであったことが判明する。マラ・ソヴは彼女をクリスタルの牢に封じ、〈ワームの追放〉儀式を準備する。ガーディアンはウェイファインダー・コンパスを用いて亜空間を巡り、各地に散ったテクナウィッチたちを救出する。並行して、スコーンの進化、クロウ=ユルドレン・ソヴの記憶の復元、サバスンの長期に渡る策略などが明らかになる。最終的にすべてのテクナウィッチが集結すると、マラは儀式の開始までサバスンへの接触を禁じる。
その後、死者の祭りではグリントが「ヘッドレス」の調査を行い、エリクスニーやカバルも初めて暁旦を祝うなど、文化的交流が進む。
テクナウィッチたちは2月、ワームの追放儀式を開始するが、シヴ・アラスの軍勢による妨害を受ける。ガーディアンとセイントが儀式の防衛に成功し、サバスンのワームを抽出、オシリスを解放する。しかしサバスンはその隙を突いて逃走する。その後、彼女はトラベラーの下で死亡し、ゴースト「イマル」により光の力で復活。自らの玉座の世界に戻り、ルラクを呪縛し沈んだピラミッドに閉じ込める。
また、コスモドロームではガーディアン率いるファイアチームが伝説のルート・ケイブを探査。貪欲に狂わされた過去のファイアチームの末路を辿りながら、フォールンのアバロックを打倒する。(迷宮: 強欲の支配)
5年目
漆黒の女王 (原題: The Witch Queen) - 2022年2月23日
ガーディアンはサバスンの歪んだ玉座の世界に足を踏み入れ、彼女とその一族ルーセントブルードがいかにして光を盗んだかを解き明かす。その中で「目撃者」と呼ばれる存在が黒き艦隊を率いて来訪すという助言をサバスンから受け取った。
太陽系に突如として火星が再出現し、時間の歪みを伴う異常が発生した。バンガードの指示により、ガーディアンはこの異変を調査するため火星へと向かい、カイアトル率いるカバル軍の攻撃を受ける。間もなくして、サバスンの旗艦が火星軌道上に出現し、ガーディアンはカバルの砲台を利用して艦内に突入。艦内にはボイドライトを帯びた痕跡が存在し、トラベラーの光を帯びた「ルーセント・ハイヴ」と初遭遇する。ガーディアンは光を用いるナイトと戦い、そのゴーストを手で砕いて完全に消滅させる。艦内には黒き艦隊に関係するアーティファクトも発見される。追跡の末、サバスンの玉座の世界に至るが、女王の幻影を打ち破った後に彼女によって追放される。
火星の新たな拠点「居留地」では、回収したアーティファクトを用いて「グレイブ」と呼ばれる新武器が作成される。ガーディアンは「潜みし者」の諜報員たちと共に、サバスンと光のハイヴの関係を調査し、玉座の世界に再び足を踏み入れる。そこで彼らは、サバスンのナイトを蘇らせることを拒否する裏切りのハイヴ・ゴースト「フィンチ」と出会う。
フィンチはまず、失われたサギラのゴーストシェルの在処を教える。ガーディアンは回収し、シェルからサバスンが目撃者の正体を語る記憶を得る。エリス・モーンの助言により、ヨーロッパのピラミッドへ赴いてアーティファクトに秘められた「ディープサイト」の力を強化し、より深くサバスンの記憶に触れる。ガーディアンは、「反映の祭壇」にて記憶を再生。サバスンがオシリスに偽装し、光の秘密を探っていた計画が明かされる。さらに、彼女がトラベラーを玉座の世界に移そうとしている陰謀も浮き彫りになる。
ガーディアンは続く調査で、オリックスを祀る神殿にて破滅の石板を、さらにサバスンのかつての名「サソナ」にちなんだ神殿で虫の使い魔を回収しようとするが、アハンカーラの幻影に阻まれる。また、マラ・ソヴからはサバスンを幽閉していた水晶の欠片が手がかりとして与えられ、最終的にサバスンが追放された後、トラベラーの光により蘇っていた事実が判明する。
サバスンの玉座の最奥にて、ガーディアンは最終決戦に臨む。光を用いるハイヴを退けた後、サバスン本体との戦闘となる。ゴーストは彼女に「目撃者がハイヴを騙していた」という真実を突きつけ、サバスンの嘘が崩れ始める。このことで戦局はガーディアンに傾き、遂に彼女を打倒する。だが、彼女のゴースト、イマルは逃亡し、玉座の世界からトラベラーも消える。その後、マラ・ソヴはサバスンの虫を兵器に転用すべく、儀式を行い、グレネードランチャー《パラサイト》が完成。虫は今後も重要な発言をする可能性が示唆される。
甦生のシーズン (原題: Season of the Risen) - 2022年2月23日~2022年5月25日
光を持つサバスンのルーセントハイヴが出現し、ガーディアンの力の源が脅かされている今、生き残れるかどうかはバンガードと女帝カイアトルの不安定な同盟関係にかかっている。ガーディアンは光を抑制する力を持つ槍手に、カイアトルの忠臣であるサイオンやサラディン卿と協力してルーセントハイヴ精神内に隠された秘密を探り、ウィッチ・クイーンの恐ろしい計画阻止しなければならない。
トラベラーの光を宿したサバスンの出現と、火星の異常な復活により、ハイヴの中でも特にサバスンに仕える一派が光を手に入れたことが判明する。これにより、死してなお復活する「光の使徒」としてのハイヴが出現し、ガーディアンたちと対峙する新たな敵勢力となる。サバスンの力が頂点に達する中、人類側は戦略的な連携の必要性に迫られる。
この脅威に対抗するため、バンガードのザヴァラ司令官は、女帝カイアトルに援助を要請する。カイアトルはこれに応じ、ガーディアンにシナプススピアを授け、共闘体制を築く。これがきっかけとなり、「バンガード=帝国連合」が正式に形成される。カイアトルはまた、サイオンのテクノロジーを利用した精神空間作戦を提案し、ガーディアンがルーセント・ハイヴの指揮官とその光を結びつけて捕縛する任務を可能にする。
ルーセント・ハイヴの地球侵攻を阻止する中で、ガーディアンは月に配置された大規模侵攻部隊の存在を察知し、帝国軍の支援を受けつつ、これを撃退する。しかしこの作戦の中で、カイアトルの命令で配置されたサイオン技術者が、クロウの不注意により死亡するという事件が発生し、連合の均衡は崩れかける。この責任を取る形で、サラディン卿は自らの命と引き換えにクロウを救い、カイアトルの戦評議会の一員「ブラカス・フォージ」として仕えることを誓う。これは、連合内の政治的緊張と忠誠の構造に深い影響を及ぼすこととなる。
また、火星では別の任務「ヴォクス・オブスキュラ」が展開される。ここでは、カイアトルがガーディアンに対し、離反するサイオンたちを誘導している「精神的プロパガンダ放送」の阻止を依頼する。これは、彼女の支配に反旗を翻すサイオンの一派が、カバル帝国の歴史的抑圧や、闇の勢力との同盟を喧伝するものであり、実際にはカリス皇帝の手によって仕組まれたものであることが後に判明する。これにより、カリスが再び裏から暗躍していることが明らかとなり、今後の戦局に不気味な影を落とす。(エキゾチックミッション: ヴォクス・オブスキュラ)
一方、太陽系に出現した沈んだピラミッド内部では、サバスンに呪いをかけられた門弟ルラクが、自身の力の回復と共に動き始める。彼はガーディアンをピラミッドに誘い入れ、内部に存在する兵器の稼働を試みるが、最終的にガーディアンによって阻止される。ルラクの過去、惑星ルブレイの出自、暗黒との関係、サバスンとの因縁などがここで明らかになり、暗黒の深層構造が徐々に浮かび上がってくる。(レイド: 門弟の誓い)
幻影のシーズン (原題: Season of the Haunted) - 2022年5月25日~2022年8月24日
リヴァイアサンが、人類の過去から生まれたナイトメアに取り憑かれた状態で再び姿を現した。その狙いは月で眠りについているピラミッド艦にあった。ピラミッドの力を手に入れようとするカルスの企みを阻止するため、ガーディアンは立ち上がった。そしてついに、リヴァイアサンはピラミッドから永久に切り離された。しかし、ナイトメアが徐々に消えていく中、カルスは必ず帰還を果たすことを決意し、バンガードに目撃者の到来を予告した。
元カバル皇帝カルスが目撃者の門弟として登場し、月の軌道上に古代の巨大船「リヴァイアサン」を再配置する。カルスは月の地下のピラミッドとの交信に成功し、そこに封印されていたナイトメアを解き放つ。このナイトメアたちは、月のピラミッドの守護存在として作られていたが、今やカルスの支配下にある。
ナイトメアたちは、生者の最も痛ましい記憶と罪悪感に宿り、精神を蝕む存在であり、ザヴァラ、クロウ、カイアトルら主要人物たちの過去を象徴する姿で出現する。エリス・モーンはナイトメアを制御するため、「ナイトメア・ハーベスター」と「悲哀の冠」を組み合わせ、ガーディアンと共に儀式に乗り出す。この儀式は、ナイトメアの根源である「心の傷」と向き合い、それを受け入れ、昇華することで乗り越える試みである。
最初の儀式の対象者はクロウであった。彼の心に宿ったナイトメアは、自身の前世「ユルドレン・ソヴ」の亡霊であり、ファナティックの姿をとって立ちはだかる。初回の儀式は失敗に終わるが、エリスとガーディアンの支援により、自己受容のプロセスを経てクロウは克服に成功する。彼はこの経験を経て、空位となっていたハンター・バンガードの役割を担う決意を新たにする。
続いてザヴァラの儀式が行われる。彼は過去に愛した医師「サフィヤ」と息子ハキムを失った記憶に苛まれていた。ナイトメア・サフィヤの召喚する「ケシクス」との戦いを経て、初回は挫折するが、エリスの導きで再挑戦に臨み、最終的に彼女の記憶と向き合い、悲しみを乗り越えることに成功する。
最後のナイトメアの対象は、かつての父であり支配者だった「ドミヌス・ガウル」の影を背負うカイアトルである。リヴァイアサン内で独断で儀式を強行した彼女は、ガウルのナイトメアに敗北する。ガーディアンとエリスは彼女に結界を施し、儀式の準備を整える。そして、カルスの計画——ピラミッドと自らの意識の融合が進む中、カイアトルは再挑戦し、ついにガウルのナイトメアを記憶として浄化することに成功する。
すべてのナイトメアが解放された後、カルスの意識は完全にピラミッドと一体化する寸前であり、エリスは最終儀式の準備を急がせる。クロウ、ザヴァラ、カイアトル、そしてガーディアンが一堂に会し、最終決戦に挑む。リヴァイアサンの最奥の礼拝堂にて、ナイトメア・ハーベスターを用いてカルスを誘き出し、彼の意識をピラミッドから切り離す戦いが繰り広げられる。最終的に彼の精神は破れ、ユルドレン・ソヴ、サフィヤ、ガウルのナイトメアたちも静かに消滅する。カルスの影響力は排除されたが、目撃者の来訪が迫る中、それは単なる序章に過ぎないとエリスは警告する。
そして8月、カルスはH.E.L.M.のウォーテーブルにメッセージを送り、目撃者への忠誠と「再会の約束」を宣言する。このメッセージはシティ中に投影され、ザヴァラはカルスの次なる動きに備え始める。
宙賊のシーズン (原題: Season of Plunder) - 2022年8月24日~2022年12月7日
敗北してエウロパの氷に封じられていたエラミスが、なぜか氷の牢獄から解き放たれた。エラミスと彼女が集めたエリクスニー海賊集団を阻止するため、ガーディアンも戦力を結集しなければならない。スパイダーの船に乗り、星々の軌跡をなぞりつつ、奴らの求める失われたレリックを探し出す。
目撃者がエラミスをステイシスの牢獄から解放し、再びガーディアンたちの前に彼女を立たせる。
解放されたエラミスは、暗黒の力を宿したレリックを回収するため、かつてのエリクスニーの宙賊団を再結集させるよう目撃者から命じられる。一方、放浪者はガーディアンに、エウロパに囚われた資産の奪還を依頼する。それはかつての裏社会の黒幕、スパイダーであった。スパイダーは自身のケッチを取り戻すためガーディアンに協力を要請し、最終的にはハルシクス(狙撃手)、SCUR-V(サービター)、スキフブレード団といった仲間たちを加えてガーディアンの私設クルーが形成される。
その後、スパイダーは「エーテル・タンク」というバーを拠点にエリクスニー・クォーターへ移動し、ミスラックス、エイド、放浪者、ガーディアンたちは会合を開いてエラミスの計画阻止を図る。放浪者はガーディアンにスケルトン・キーを授け、「海賊船団の船長」として任命する。彼らは星図とキャプテンのアトラスを駆使して、さまざまな海賊拠点に向かう遠征を開始する。
最初の拠点では、カバルの裏切り勢力を打倒し、最初のレリックを回収。以後もエイド、スパイダー、ミスラックスらの支援のもと、次々とレリックを回収していく。イリクス(狙撃手)、タグアルとサガーン(剛力の双子)といった幹部たちの拠点を攻略する中で、エイドはレリックの正体に気づく。それはかつて月のピラミッドを管理していた目撃者の門弟「ネザレク」の身体の一部であり、それぞれが彼の「墓」であった。
この事実は状況を一変させる。ガーディアンたちはルーセント・ハイヴによる襲撃を阻止しつつ、エラミスの部下を倒す。さらに、カバルの獣兵を操るアラックス(ビーストテイマー)や、スクラップ工場の監視人イシックス(スクラップワーカー)の拠点にも突入する。終盤、エイドは単独で最後のレリックの回収を試みるが、ルーセント・ハイヴのヒアカール(宝を狙う者)の襲撃に遭い、ガーディアンが救援に駆けつける。
そして、ミスラックスとエラミスの一騎討ちを迎える。エイドは両者に争いをやめるよう懇願し、エラミスはケッチで逃亡する。すべてのレリックが揃った後、エイドはそれらを用いる方法を研究するが、遺物に秘められた「呪い」の存在も仄めかされる。
11月、ガーディアンがエリクスニー・クォーターの復興を支援する中で、ミスラックスはネザレクの遺物から悪を浄化する儀式を完成させる。それにより生成された混合物を、長らく昏睡状態にあったオシリスに与える。これによりオシリスは目覚め、セイント14に自らがサバスンに乗っ取られていた期間に見た「海王星の幻視」について語るのだった。
熾天使のシーズン (原題: Season of the Seraph) - 2022年12月7日~2023年2月28日
ガーディアンは、ウォーマインド・ラスプーチンを再構築する任務を与えられる。そのために太陽系各地に点在するブレイ・テク関連施設に忍び込み、遠く昔に失われたラスプーチンの意識の一部を奪い返さなければならない。かつて「熾天使」と呼ばれていた存在を。
目撃者が太陽系へ到達しつつあるという脅威に晒される中、再び目覚めたオシリスが提案する。彼はアナ・ブレイに、彼女の祖先でありラスプーチンの設計者であるクロビス・ブレイ一世の知識を頼るよう勧める。アナは複雑な思いを抱きながらも、ガーディアンをエウロパへ派遣する。ブレイ・エクソサイエンス内部には、シヴ・アラスの勢力が足場を築いており、エリクスニーの一派をラスボーンへと堕落させていた。
ガーディアンは数多のラスボーン兵を排除し、クロビスのAIを発見。彼はラスプーチン復活に必要な「サブマインド」の回収を命じる。まずは月の塹壕でマラハヤティのサブマインドを、次に火星でシャルルマーニュを回収する過程で、かつての暗黒の軍勢やスコーン、シヴ・アラスのナイトたちと交戦する。また、戦略衛星ネットワーク“ウォーサット”が敵勢力に乗っ取られる可能性も浮上し、時間との戦いが始まる。
その後、軌道上のセラフ施設にて「熾天使の盾作戦」が実行される。クロビスの指示により、シヴ・アラス由来のウイルスを使ってネットワークを腐食させる作戦が開始される。ガーディアンはハウス・オブ・サルベーションのスプライサー技術を利用し、衛星施設に潜入。ステイシス武器を持つスコーンのプラクシスやシヴのナイトたちを撃破する。その中で、ピラミッドとハッケ技術の融合による新兵器《リビジョン・ゼロ》が発見され、後に火星の居留地で強化される。(エキゾチックミッション: 熾天使の盾作戦)
ラスプーチン復活はアナとエルシーの協力によって加速される。フェルウィンター山では、かつてラスプーチンが創造した独立AI“フェルスプリング”の記憶が鍵となり、その回収が進められる。サラディンの許可のもと、ガーディアンはフェルスプリングの記憶を入手。ラスプーチンが最終的に目覚め、クロビスの本質的な野望、すなわち“人類を支配する神”になろうとした真実を暴露する。
クロビスとの決別の後、ラスプーチンは自身の存在意義を問い直す。自らを武器以上の存在と認め、ガーディアンと人類を守る決意を固める。一方で、オシリスはサブマインドのデータから「ネオムナ」の存在を発見する。マラ・ソヴはウォーサットを利用することがシヴ・アラスの罠であると見抜き、シティ、カバル、エリクスニー、アウォークンの連合軍「コアリション」に計画を提案する。
一方潜みし者は、大崩壊以来沈黙していた火星の特定施設が、時空異常の中で再起動されたことをイコラに報告する。この情報を受け、イコラはオシリスの要請に基づいてガーディアンをその施設へ派遣する。
その施設、アレス・スパイアは、ベックスの中でも目撃者に忠誠を誓うソル・ディバイシブによって占拠されていた。ガーディアンはアーク回路を用いて扉や昇降装置を作動させながらスパイアを上層へと進み、アクシス・マインドと対決する。これは目撃者がこの施設から力を収集するために送り込んだ存在である。激闘の末、ガーディアンはメルトダウンを防ぐことに成功する。これにより、スパイア内部に保管されていた重要なデータ群が回収可能となり、バンガードは施設からの知識の抽出を開始する。初期の報告はすぐにイコラへと送られ、この事件が今後の戦略的判断に影響を及ぼす布石となる。この事件は、目撃者の配下たちが過去の人類の遺産を利用して何らかの力を得ようとしている企てを示しており、ベックスが時間と空間を越えて証人と連携している事実を裏付けた。(迷宮: 監視者のスパイア)
ラスプーチンの分析により、シヴ・アラスの地球侵攻を阻止する唯一の手段は、彼自身の“自己犠牲”であると判明する。目撃者の命令でエラミスが発動したプロトコル「忌まわしき指令」は、トラベラーを撃墜する最終兵器であった。ガーディアンはラスプーチンをセラフ施設にアップロードし、エラミス、シヴのナイトとの戦いを経て、彼の自己犠牲によってすべてのウォーサットは破壊される。
これにより、地球侵略は未然に防がれるが、トラベラーはシティ上空から離脱し、目撃者の目前へと飛び立つ。最後にラスプーチンは、アナに残されたメッセージの中で“ネオムナ”と“ベイル”という未知の力の存在を明かす。ガーディアンは太陽系の運命がかかる最終決戦に備え、海王星への旅を開始する。
6年目
光の終焉 (原題: Lightfall) - 2023年2月28日
目撃者が現れた。その存在は、シティも、トラベラーも、そして太陽系全体をも脅かす。新たな門弟となったカルス皇帝の助力を得て、目撃者は第二の大崩壊をもたらさんと目論んでいる。カルス皇帝に先んじて太陽系外縁へ駆け抜け、クラウドストライダーについて学び、新たな暗黒の力「ストランド」を駆使し、カルス皇帝の支配に終止符を打つべく、ガーディアン達が立ち上がる。
地球軌道に到達した目撃者の軍勢は、アマンダ・ホリデイを含む多くのパイロットの命を奪う激戦を経て、トラベラーの内部へと通じる「ベイル」の存在を探知する。目撃者は海王星に眠るその存在を求め、門弟カルスに回収を命じる。オシリスはこれを察知し、カルスの艦隊を追って海王星へ向かう。
ガーディアンはオシリスの後を追い、「ネオムナ」に到達。ここで新たな守護者、クラウド・ストライダーのロハンとニンバスと出会う。探索の中でガーディアンは新たな暗黒の力「ストランド」に触れ、それを使ってシャドウ・リージョンと戦うことになる。
その後、カルスが「ラジアル・マスト」を使ってベイルと接続しようとしていることが判明。ガーディアンたちはこれを阻止するために、カルスの旗艦に突入。激戦の末にラジアル・マストは破壊されるが、ロハンはその代償として命を落とす。ニンバスはロハンの遺志を継ぎ、ネオムナの守護を誓う。
ガーディアンはストランドの力を極めていき、クラウドアークを回復し、ベックスとシャドウ・リージョンの連合を撃退していく。そしてついにベイルの封印が破られ、カルスとの最終決戦に挑む。ガーディアンはカルスを打倒するが、目撃者はゴーストを通じてベイルと接触し、トラベラーに切り込みを入れる。
その瞬間、目撃者は「最終形態」に向けて準備を開始し、トラベラーの内部「ペイル・ハート」への門を開いて消える。ガーディアンはネオムナの復興を支援しつつ、ロハンの残したデータをたどり、ベイルの秘密を追い始める。ネオムナには不気味な影が差し始める。かつての目撃者の門弟——ネザレクの存在である。
ガーディアンたちは目撃者がいた、トラベラーの影響で「銀翼の樹」に寄生されるように変容したピラミッド艦に突入し、「光の種子」と「闇の種子」の双方を活用して環境の過負荷に耐えつつ進行。最終的に、ネザレクが新たな肉体をもって蘇る。彼は光と闇の両方を操るが、ガーディアンの力の前に敗北し、ネオムナを苦しめていたナイトメアの影は消滅する。オシリスは、このピラミッド内に残された目撃者の痕跡から、ペイル・ハートへの入口を見つけることができると語る。(レイド: ナイトメアの根源)
抗戦のシーズン (原題: Season of Defiance) - 2023年2月28日~2023年5月24日
目撃者の襲撃後、バンガードは同盟関係にある者たちに呼びかける。侵攻してくる影の軍団に対抗するには、ガーディアンはアウォークンの正当なる力を習得し、女王の近衛兵として己を示さねばならない。
目撃者の来襲とカバル帝国の新たなる弟子、エラミスによる地球侵攻の始まり。シティが戦場となる中、多くの市民がシャドウ・リージョンによって捕らえられ、地球軌道上や地上に点在するピラミッドに収監されていく。
ガーディアンは、マラ・ソヴ、ミスラックス、デブリム・ケイの指揮のもと、女王の守護者「女王の近衛兵」として戦うことになる。マラから託されたアセンダント・セプターを駆使し、亜空間を通じてピラミッドのバリアを突破、囚人たちを救出する作戦が展開される。初の救出任務では、捕らえられていたアマンダ・ホリデイを解放することに成功するが、彼女が誤ってクロウを敵と認識し発砲する。
アマンダの救出後、次なる任務としてコスモドロームにあるピラミッドへと向かう。この要塞では宿られた兵とシャドウ・リージョンが待ち構えており、強力なサイオニック能力を持つ看守を倒して囚人を救出する。作戦成功後、デブリムとクロウも近衛兵に任命され、抗戦の枠組みが一層強固になる。
EDZのトンネル内にあるシャドウ・リージョン基地にて、ミスラックスとアマンダが囚人救出のために突入するが、ヴェレジアというトーメンターとの戦闘中、アマンダは爆発に巻き込まれ命を落とす。この死は、クロウに深い怒りと後悔を与え、ミスラックスも自責の念に囚われるが、マラとカイアトルがそれぞれ彼らを励まし、彼女の選択を尊重するよう諭す。
やがて、報復作戦「レトリビューション」が発動される。クロウの発案により、ガーディアンは地球軌道上に浮かぶシャドウ・リージョンの旗艦へと潜入。内部で結界を破壊し、エンジンルームを破壊して艦を自沈させる。艦の爆発は地上からも確認され、抗戦軍の士気は大いに高まる。クロウはアマンダの意志を受け継ぎ、アウォークン、ハウス・オブ・ライト、カバル、ネオムナの連携によるコアリションの団結を再確認する。
さらに、EDZに現れた異常から、アシェル・ミルの存在がベックス領域内で確認される。ガーディアンはアヴァロン領域に単独で侵入し、ベックスの機械神ブラキオンを倒して《ベックスキャリバー》を入手。その後の再侵入を通じて、アシェルにベイルやピラミッドの真実に関する知識を断片的に伝えられる。(エキゾチックミッション: NORD/AVALON)
深淵のシーズン (原題: Season of the Deep) - 2023年5月24日~2023年8月23日
土星の衛星タイタンが戻ってきた。しかし、そのメタンの海の底にある何かを探している宿られた兵とハイヴで溢れかえっている。ガーディアンは、奴らを追って深海へと潜り、古代の秘密を解き明かさなければならない。
タイタンが再出現したことで、ガーディアンはその海底で発されたスロアンからの救難信号を受け、ザヴァラ指揮の下、セイント14、サラディン、そして放浪者の協力を得て探索に赴く。深海の亀裂と朽ち果てたリグを進む中、クラーケン海に眠るスロアンと再会。彼女は宿りの汚染を受けながらも、アーサという黄金時代の深海知性体と精神的な繋がりを形成していた。アーサは、目撃者に対抗する存在であり、彼女から真実を引き出すためには、エグレゴアサンプルの回収が必要であるとされる。
ガーディアンはスロアンと共に、宿られた兵とハイヴの襲撃をかわしながら、黄金時代のテクノロジーを用いてサンプルの抽出任務「ディープダイブ」を遂行していく。深海にて宿られた兵の配下であるクダザドやケルゴラスと対峙しながら、アーサとの精神交信を重ねることで、ついに目撃者の正体が明かされる。
アーサの語るところによれば、目撃者は、トラベラーによって最初に高次元へと導かれた文明が、自らの意識を闇の力で融合した「集合存在」である。かつて光に祝福された種族が、自己完結の果てに暗黒を選び、宇宙を「理想の形」に再構成するという目撃者の野望に辿り着いたとされる。
この重大な啓示の後、目撃者の手先であるシヴ・アラスの軍勢がアーサを宿られた兵化しようとする儀式を強行する。これに対し、ザヴァラ、サラディン、セイント14、スロアン、放浪者、そしてガーディアンが協力し、クラーケン海底深部で激しい戦いを繰り広げる。儀式を止めた後、アーサはさらなる真実を語る。目撃者のポータルを追う方法は、かつての敵サバスンだけが知っているという。
スロアンの心はその啓示に動揺するが、ザヴァラの言葉によって正気を保ち、最終的にアーサの監視を継続する決意を固めるのだった。
その後、シヴ・アラスがタイタンから撤退した隙をついて、ルーセント・ブルードが環境都市の地下に墜落。オリックスの復活儀式を試みる。ガーディアンは通信妨害の中、スロアンの命を受けて儀式の妨害に向かう。ハイヴ・チャンピオンであるエクターを撃破した後、シムマー・ウル=ノクルがハイヴ・ゴーストを使ってオリックスの復活を試みていることを突き止め、これを阻止。通信が復旧し、スロアンは「潜みし者」に遺体の回収を依頼する。チャルコ・ヨン、リスボン13、フェンチャーチ・エベリスが回収にあたり、オリックスは未だに死んでいないという恐るべき事実が、環境都市とその周辺に散在する石化した破片から浮かび上がる。(迷宮: 深淵の亡霊)
一方ネオムナでは、オシリスとニンバスが、イシュタル・コレクティブの科学者チオマ・エシのログから、ベイルに関する情報を収集していた。チオマの妻、マヤ・サンダレシュは、目撃者の集合意識を再現すべく、ベイルと闇の融合実験を行っており、これに恐怖したチオマは、ラクシュミIIを地球に送還し、施設の永久封鎖を命じていたことが判明する。
魔術のシーズン (原題: Season of the Witch) - 2023年8月23日~2023年11月29日
サバスンのゴースト、イマルがバンガードに危険な申し出を持ちかけてきた。目撃者を追うために必要な情報を握るウィッチ・クイーンは、我々が妹のシヴ・アラスと対峙すれば、その情報を共有するという。 欺瞞のハイヴ神との危険な契りを果たすため、ガーディアンは魔術の儀式で得た力を行使し、エリス・モーンのための捧げものを集めなければならない。
イマルは、サバスンをよみがえらせる前に、戦神シヴ・アラスを倒すことが先決だと語り、ガーディアンに「アコライトの杖)」を授ける。サバスンの玉座の世界を再訪したガーディアンは、エリス、イコラ、イマルとともにサバスンのスパイアを解放し、彼女の実験施設や光を操るテスト被験体と戦う中で、魔術的儀式を完成させる。
やがて、エリス・モーンが「復讐のハイヴ神」へと変貌し、シヴ・アラスを打ち倒すためには、ハイヴの「剣と血の魔術」に則った「捧げもの」が必要だと明かされる。ガーディアンは「召喚の祭壇」と「囁きのデッキ」を用いて捧げものを集めていく。
エリスの神格化に反応したシヴ・アラスは、ラスボーンを玉座の世界に送り込み、祭壇を占拠しようとする。イコラは代替策を提案するが、エリスはあくまで剣と血の魔術に則る姿勢を崩さない。ガーディアンは、サバスンの忘却牢に戻り、シヴ・アラスへの捧げもの供給を妨害する任務に挑む。
その結果、シヴ・アラスは自身の最強のチャンピオンを送り込むが、ガーディアンの力を前に一時撤退する。並行して、ガーディアンはアーク、ソーラー、ボイドのエネルギーへの調律を行い、サバスンが創造した「インバル・エンジン」の秘密に触れる。これは、ハイヴの剣と血の魔術を欺瞞と混乱を通して反転させたサバスン独自の理論であり、ガーディアンは全要素の調律と捧げものの捧げを完了させ、シヴ・アラスとの最終決戦の準備を整える。
エリスはついに最後の捧げものを得て、ガーディアンと共に「剣の祭壇」で決戦の儀式を開始。そこへイコラがサバスンの死体を持って登場し、イマルに復活を命じる。イマルはこれを受け入れ、サバスンは蘇生される。
サバスンは、ハイヴの姿を得たエリスを称賛しながら近づくが、エリスは彼女を即座に殺害し、その力を奪う。彼女はサバスンのワームを持たない状態での死という条件により、そのすべての神格を引き継ぎ、史上最も強大なハイヴ存在となる。しかし彼女は力で戦うのではなく、シヴ・アラスを玉座の世界から追放するという方法で勝利する。玉座を失ったシヴ・アラスは不死性を喪失する。
力を使い果たしたエリスは倒れ、サバスンは再び蘇る。イコラとエリスは、目撃者の後を追う方法を問い詰めるが、サバスンは「既に教えた」と答え、イマルを置いて高笑いしながら飛び去っていく。
時を経て、サバスンが残した「最後の贈り物」として、ガーディアンは再びインバル・エンジンを訪れ、3つの火鉢に火を灯す。すると扉が開き、宿りの力の影響を受けていないアハンカーラの卵、すなわち「リベンの純粋な卵」が現れる。イコラの命により卵は運ばれる。H.E.L.M.でエリスと再会したガーディアンは、サバスンの翼に刻まれた紋様のスケッチを見せる。それは、「最後の望み」—すなわち目撃者を追うための道を示すものであった。サバスンは約束を果たしていたのだった。
望みのシーズン (原題: Season of the Wish) - 2023年11月29日~2024年6月5日
リベンのねぐらへと足を踏み入れ、行方不明の卵を回収して、目撃者へと続く道を切り開くために最後の願いを叶えよ。
夢見る都市へのソル・ディバイシブによる侵攻が始まった。これは目撃者が「最終形態」の実行に向けて進行する一環であり、ガーディアンはこの阻止のためにリベンの遺体を訪れ、アハンカーラの歯を回収する。テクナウィッチたちはこれを用いてリベンの霊を呼び出し、「十五の願い」を叶える条件として、失われたリベンの卵の回収を課される。
初期の卵の発見と回収を経て、リベンはアハンカーラとアウォークンの関係性を語り始めるが、その探索は困難を極める。次第に、「ヘラルド(アウォークンの超兵器)」が必要だと判明し、ペトラはスターライト・ロードストーンの回収を指示する。
その後、揺り籠への潜入とロードストーンの調律を経て3番目の卵が発見される。ここでリベンは、かつてのクロウ(ユルドレン・ソヴ)によるスコーン創造への関与を嘲り、彼の内面に揺さぶりをかける。この間にもオシリスは、ベイルを通じた目撃者の接続を再現しようとするが進展は遅い。
ソル・ディバイシブはついに夢見る都市を超え、リベンの巣にガラスの間由来のオラクルとともに侵攻。ガーディアンは卵を回収するが、奪われてブラックガーデンへ転送されてしまう。リベンのかつての仲間タラニスの遺体の近くで卵を回収する過程で、タラニスが「十五の願い」を行使し、自らの命と引き換えにクラッチを散らしていたことが判明する。リベンは、ガーディアンにタラニスの遺志を継ぐ《願いの守り手》を託し、ブラックガーデンと夢見る都市の星座構造を解き明かさせる。最終的に、それがイシュタル・コレクティブのシンボルとベックス建築を示すものであると判明し、より深い宇宙の真実に繋がっていることが示唆される。エキゾチックミッショ: 不運)ンえ
五番目の卵は宿りの力により汚染されており、ガーディアンはアセンダントの挑戦を経て宿りのエッセンスを取得し、願いに応じて卵を浄化する。このとき、リベンはついに「十五の願い」の真相を明かす。それは、「ただ1人のみペイル・ハートへ行ける」という条件付きの願いであった。これを隠していたことに激怒するマラだが、オシリスがストランドで彼女を制止する。
やがて最後の卵の所在が特定され、ガーディアンは託宣エンジンを再起動してソル・ディバイシブを排除。すべての卵が揃うと、ガーディアンは願いの防壁に十五の願いを刻む。この願いの代償として、リベンもまたタラニスと同じ運命を辿る。
別の探索では、クロウがヨーロッパ・デッドゾーンでスコーンの動きを発見した。彼は潜みし者にその最後の目撃情報を伝え、ガーディアンは雪に覆われた山岳地帯へ向かい、暗黒時代の城塞の遺跡にたどり着く。ヘフンド(アハンカーラ)は、スコーンによって利用された存在であると同時に、かつてナイームと深い絆を持っていた古代の力の一端を担っていたことが明かされる。ガーディアンがヘフンドの骨を回収し、その聖所であるヘフンドの丘へ到達。回収された情報はイコラ・レイに提出され、ヴァンガード内で今後の戦略に資する情報として保管されます。(迷宮: ウォーロードの旧跡)
4月、バンガードがポータル通過の準備を進める中、目撃者はハイヴとドレッドをシティへ侵攻させる。この危機に際し、シャックスはかつて禁忌とされた武器群「BRAVEアーセナル」を復活させ、アーサイト99-40とともに防衛を指揮する。(イベント: 光の中へ)
5月、オシリスはソル・ディバイシブがベイルをブラック・ハートと置き換えようとしていることを突き止める。ガーディアンはブラックガーデンへ再突入し、ブラックハートの再創造を阻止すべく複数のアクシス・マインドを撃破。ついにこれを破壊することで、クロウはポータルを通過しペイル・ハートへ到達。彼はそこでケイド6と再会し、一時的な一騎打ちを経て和解する。オシリスは、クロウがペイル・ハートへ渡ったことを確認し、バンガードと連合軍も間もなく後に続くと予告する。こうして、最終決戦の扉が開かれた。
7年目
最終形態 (原題: The Final Shape) - 2024年6月5日
目撃者によってトラベラーはベイルの暗黒の力に汚染され、太陽系の各惑星が壊滅的な打撃を受けてしまった。目撃者を倒すためにはトラベラーの解放が必要と感じたバンガードはガーディアンをトラベラーの内部へ突入させる。そこでガーディアンは今まで手に入れた光と暗黒の力を一つにする。そして、そこに待っていたのは死んだはずのケイド6だった。ケイド6はトラベラーによって蘇生されていた。そこからいろいろな事実を知り、バンガードは目撃者に対して最終決戦を挑む。
目撃者は「最終形態」の実現に向けて動き出し、最終局面の幕を開ける。最終形態とは、宇宙を「完全なる静止と意味の統一」へと変容させる計画であり、目撃者が長い時をかけて追い求めてきた目的の到達点であった。だが、トラベラーはこれに抗い、目撃者の影響で石化しかけた人々を救うという意志を示していた。マラ・ソヴの号令のもと、バンガードは「アハンカーラ作戦」を開始し、ペイルハートへのポータルを通過。分断されながらも、ガーディアンは目撃者の領域へと降り立つ。ここは恐るべき「思念の空間」であり、過去の記憶と存在の残響が具現化する迷宮であった。
ガーディアンはこの領域で、目撃者の創り出した「ドレッド」という新たな敵と交戦する。トーメンターをさらに進化させた「ウィーバー」や「グリム」が現れ、プレイヤーの五感や感情にまで干渉する攻撃を仕掛けてくる。この地において、ガーディアンは光と闇の力を融合させた「プリズム」の力を得る。この能力により、これまで打ち破れなかった敵の防御を超越することが可能となり、プレイヤーは存在の「超越(トランセンデンス)」を体現する力を手にする。
そして待っていたのは、ケイド6である。死を乗り越え、リベンの「十五の願い」によって蘇った彼は、記憶の迷路を彷徨うクロウを追う使命をガーディアンに託す。クロウはかつてユルドレン・ソヴだった自身の罪と向き合い、目撃者が提示する「支配」か「自由」かという二項対立に直面する。彼は誘惑を退け、再びガーディアンとしての誓いを新たにする。
ガーディアンは続いて、瞑想の中で「銀翼の樹」と融合しかけたイコラ・レイと再会する。彼女は、目撃者がどのようにしてトラベラーに暗黒を注入し、最終形態を現実にしようとしているのかを明かす。その一方で、長年苦しみ続けたザヴァラは、過去と向き合う儀式として、かつて妻と暮らした記憶の家を訪れ、そこに顕現した目撃者の幻影に耐えつつ「解放」のきっかけをつかむ。光を絶対的な正義、暗黒を絶対的な悪だとしていたザヴァラは、自信のゴーストの喪失をきっかけにその認識を大きく変え、暗黒の力を受け入れる。この一連の出来事を経て、ガーディアンたちは自らの存在理由と、目撃者が描く宇宙像との間にある決定的な違い――「目的の自由と意味の選択」に気づき始める。
やがて、最初にゴーストに見つけられ、覚醒した場所、コスモドロームの幻影で、ガーディアンにトラベラーが新たな力を与え、目撃者へ向けた最終ルートが見えてくる。途中、光と暗黒の記憶のジオラマにより、ガーディアンに「門弟となれ」という誘惑を仕掛ける目撃者。そして彼の過去を見る。かつてトラベラーによって啓蒙された最初の種族の一つであり、「最初のナイフ」として自らを再定義する存在だったことが分かる。誘惑を退けた先、彼の精神世界に侵入し、古の反逆者たちの記憶(像)を「光の剣」で破壊することで、目撃者に物理的ダメージを与えることに成功する。その代償として、ガーディアンとゴーストは重傷を負い、撤退を余儀なくされる。希望は捨てず、ザヴァラ、イコラ、クロウ、そしてケイドたちを中心にすべてのガーディアンが結集し、最終決戦への準備を始める。
マラ・ソヴはコアリションの再編に着手し、カイアトル、ミスラックス、マイカ10らを集め、トラベラーの治癒と次なる戦いに備える。ガーディアンはルーセント・ブルードの陰謀を阻止し、ミスラックスと共に過去の因縁に決着をつけ、カイアトルと共に影の軍団の作戦を潰していく。また、マラとサバスンの間では緊迫した心理戦と協力が繰り返され、やがてルーセント・ブルードも戦いに加勢する。
その後、ガーディアンは世界各地に散らばったゴーストたちを集める旅に出る。月、ネッスス、火星、EDZ、夢見る都市、エウロパなどを巡り、それぞれのゴースト(ピーチ、リンク、アカシャ、ビーン、シトリン、ハイルングなど)を救出し、トラベラーのもとへ送り届ける。この過程ではナボタの復活、ネザレクの命令録音、そしてハウス・オブ・ダスクの陰謀など、様々な残響と因果が明らかになっていく。
準備が整ったガーディアンは、6人のファイアチームを率い、「救済の境界」と呼ばれるモノリスの最奥へと突入する。複雑な構造と敵の包囲を突破した末、目撃者と直接対峙。その肉体を破壊し、最終形態の発動を阻止することに成功する。
そして「エクスシジョン作戦」が開始される。ザヴァラ率いるコアリション(人類、ハイヴ、エリクスニー、カバル)は手を取り合い、総力を挙げ、目撃者の元へ突入。サバスンカイアトル、セイント14など、ガーディアンたちは支援を受けて、目撃者の護衛たるサブジュゲイターを打ち破りながら、ついにトラベラーの光を「ゴースト経由で直接」目撃者に向けて放射するという究極の手段を選ぶ。
これにより、ついに目撃者は完全消滅し、長きにわたる光と暗黒の戦いは終焉を迎える。ゴーストは光を使い果たして命を落としかけるが、ケイド6は自分の運命は自分で決めると言い、犠牲となって光を譲り渡すことでゴーストを救う道を選んだ。
戦いの終結は、シティに灯る無数の紙灯籠とともに静かに祝福される。ガーディアンたちにとっては約10年の道のりの節目となった。
目撃者の死により、ペイルハートのポータルから「ヴァレンス」と呼ばれるオーロラ状の放射が放たれ、光と暗黒の残滓が宇宙へと流れ出す。この過程で誕生したのが「残響」と呼ばれる結晶体であり、それはかつて目撃者によって滅ぼされた文明の記憶から生成されたものである。これらは太陽系各地へと散らばり、新たな始まりを予感させた。
エピソード: 残響 (原題: Episode: Echoes) - 2024年6月5日~2024年10月9日
目撃者の死の余波が広がる世界で、新たな超因果の謎を探究しろ。生きる惑星、ネッススの核へと降下し、なつかしい顔を持つ無慈悲な新しい敵を追え。
最初の残響が、かつてハイヴと黒き艦隊によって絶滅した「クグ」の記憶を宿し、人々を操る力を与える媒体としてネッススの地下に墜落した。この残響を回収したのは、意識のみの存在となっていたマヤ・サンダレシュだった。彼女はこの力を利用し、ベックスのレディオラリアを支配して自らのエクソ体を構築させる。彼女が選んだ姿は、かつてのフューチャー・ウォー・カルトのリーダー、ラクシュミIIに酷似したもので、自らを「指揮者(コンダクター)」と名乗るようになる。
マヤはこの力でネッススのベックスを掌握しする。ベックスに個性を芽生えさせるという未曽有の進化を与えた彼女は、人類に新たな黄金時代をもたらすことを目的に、失われた恋人チオマ・エシをベックス・ネットワーク内で探し始める。
ガーディアンはイコラ・レイの指令で調査に派遣され、フェールセーフ、オシリス、セイント14と共に墜落地点のデータアレイを修復。オシリスはフェールセーフをH.E.L.M.のメインフレームにアップロードし、彼女は残響によって構造が変異したレディオラリアの存在を明かす。セイントはベックスの計画を通じて太陽系の外へ探査を始めたいという願いを語る。
ガーディアンはフェールセーフのB.R.A.I.N.モジュールを使い、惑星内で収集したレディオライトのサンプルを預けながら調査を継続。一方で、ハウス・オブ・サルベーションがフェールセーフのメインフレームへ侵入を試み、パイキス率いる部隊がネッススに出現する。これを撃退したのち、セイント14が通信不能となり、ガーディアンが向かう。そこでは、セイントがマヤに洗脳されかけていたが、自力でその支配を打ち破る。セイントは、自分がコピーであると指揮者に囁かれたことに揺れるが、オシリスとイコラに支えられる。彼はなおもその囁きを感じるが、決意を新たにする。
残響の力が危険であると悟ったガーディアンは、ネッススの地中奥深くへと潜入する。ハウス・オブ・ダスクのバロン、カリクス率いるエリクスニーも残響を追っており、地表のレディオラリアは地下の"惑星核"へ流されている。ガーディアンはカマリアンやアンティオプテスなどのベックス・マインドを撃破しながら進み、フェールセーフのナノボットで奥部へ進入。地下で建造中のベックス都市に入り込む。その後、シミュレーション領域を通じてセイントの体験や記憶を辿り、オシリスとの愛を再確認したセイントは指揮者の居場所を追うことを決意する。三人は指揮者と対面し、彼女がマヤ・サンダレシュであることを知る。
マヤは、黄金時代の科学者であり、エクソ技術やベックスの研究に深く関わっていた人物である。彼女はラクシュミIIの意識の残響を模したエクソ体を用い、レディオラリアを制御していた。彼女の目的はただ一つ――ベックスの力を借りて、チオマ・エシの理想像を再構築することだった。
マヤは、自分の行動の真意を明かす。彼女は単に、自身の"チオマ・エシ"を見つけ出したいがためにベックスを操っていたのだった。ガーディアンはネッススの惑星核の座標を入手し、コンダクターの実験室へ突入。そこでは、マヤがチオマのコピーを次々と作り出し、忠誠試験を課していた非人道的な実験の痕跡を目撃する。やがて複数のベックス・マインド(パロドス、スタシモン、エクソドス)を倒し、マヤと再び対面。
セイントが残響の影響を完全に振り払ったことで、マヤはベックス・ネットワークへと逃走する。彼女は依然として残響を保持しているが、ガーディアンは惑星核に残された彼女の記憶断片に触れ、マヤ・サンダレシュという存在の真実――科学と愛に狂わされた、かつての人類の知性の象徴がいかにして歪み、孤独の中で暴走していったのかを知るのであった。
エピソード: 亡霊 (原題: Episode: Revenant) - 2024年10月9日~2025年2月5日
エリクスニーを変貌させ、意のままに捻じ曲げることができる「残響」を手に入れたフィクルルが再び姿を現した。スレイヤー・バロンとしてハウス・オブ・ライトの旗を掲げ、エイドの超因果トニックの力を駆使して敵を蹴散らせ。
ナ・ヴェスキリスク──それは、かつてリースを大嵐にさらわれる以前のエリクスニーたちの記憶を封じ込めた「リースの残響」がもたらした新たなる恐怖だった。フィクルルはその残響を手中に収め、その力で生きたエリクスニーたちを変質させ、新たなスコーンの種族、すなわちレベナント・スコーンを生み出した。彼の狙いは古の預言を実現し、ケルの中のケルとなること。その野望に対し、ハンター・バンガードとなったクロウは、ヨーロッパでの異変への対応をガーディアンに託す。
リース=リボーンにおいて、ガーディアンは捕らえられたエリクスニーと、かつてステイシスを授かった場所でフィクルルと対峙するエラミスの姿を見る。彼女は逃走するが、ガーディアンはトーテムを破壊し、蘇るレベナント・バロンを討伐することで、その脅威に一矢報いた。しかし、H.E.L.M.への帰還途上、フィクルルが襲撃を仕掛け、ケッチ内のハウス・サルベーション構成員をスコーンへと変貌させる。墜落したケッチは最終的にシティのマーケット区画に非常着し、そこでエイドが開くトニックショップを訪れる。彼女は、ネザレクの呪いに侵されたミスラックスを救う術を探っていた。
ミスラックスは自身の病を抱えながらも、スレイヤー・バロンの称号をガーディアンへと授け、フィクルルの野望から民を守るよう命ずる。こうして、トニック・カプセルと薬袋を携えたガーディアンの戦いが始まる。やがて彼らは、リーフに存在する旧サルベーションの拠点にて、クロウとともにフィクルルと再会。交渉は失敗して撤退することとなる。
同時期、モーニングスターの残骸がベスパー・ステーションへ衝突し、眠れるAIを目覚めさせる。AIは堕落したエクソの身体を依代とした。彼は避難してきたエリクスニーたちを自身の意識に取り込み、ステーション外にアノマリーを構築、宇宙への通信を試みる。これに対し、ガーディアンのファイアチームはスパイダーの指令で現地調査に赴き、アストレアという本来のAIと接触。最終的にアストレアはクロビスの制約を脱し、アノマリーを封印することを誓う。(迷宮: べスパーの宿主)
11月、ミスラックスはフィクルルが今や廃墟と化したエルダーズプリズンに狙いを定めたと知る。ガーディアンはプリズンに赴き、様々な勢力と交戦。フィクルルはそこにて、残響の力でかつてのスコラスを復活させていた。だが、バリクスからの情報により、この残響は記憶の実体であることが判明し、スコラス復活にも不満を抱いていた。スコラスと戦い一時退けるも、フィクルルは彼を再び蘇らせて逃走。ミスラックスの衰弱を受け、エイドはエラミスの釈放を提案。スパイダーへの黄金時代の書物献上により、彼女は解放される。
翌年1月、フィクルルはスコーン・バロンを復活させ、スコラスに指揮を任せる。エラミスは残響がエーテルの極性を変化させる力を持つと明かし、その応用でミスラックスを救える可能性を示す。一方、ガーディアンはエイドから託されたフレームをもとに《スレイヤーの牙》を製作。リベナントの要塞へと突入する。そこで彼らは残響の力で生まれた鏡像世界に入り込み、玉座の間でフィクルルと対峙。リクシス・ヴァーンとの戦闘を経て退却し、エイドは最後のトニック"エーテル清澄の秘薬"を完成させる。
そして、ガーディアンは注射器を用いてフィクルルをエリクスニーの姿へと戻す。だが、ネザレクに一時的に憑依されたミスラックスとエラミスがそれを見届ける中、残響はエラミスを新たな適格者と認める。彼女はミスラックスを救うためその力を使うよう願うも、彼は辞退。結果として、ミスラックスが真のケルの中のケルとして選ばれる。エラミスは太陽系からの撤退を決意し、ガーディアンは再びエルダーズプリズンへ向かい、復活したスコラスを討ち果たすのだった。
エピソード: 異端 (原題: Episode: Heresy) - 2025年2月5日~2025年7月16日
宿りの汚染が蔓延するドレッドノートが息を吹き返し、汚染を太陽系に拡散させようとしている。決意と野心を抱き、宿られた兵を押し返さなければならない。混沌を遮る防壁として腐敗の力の導体となり、その意志で宿られた兵を打ち砕け。
第三の残響がドレッドノートに落着し、オリックスが降りたちし邪神として台頭した直後から子供たちを持つまでの記憶を帯びていた。この残響の影響により、ドレッドノートから太陽系各地に「異端の錨」と「不吉な宿られた兵」が出現。ガーディアンはエリスと放浪者の要請で地球EDZの異端の錨を調査、ドレッドノートとの繋がりを発見。
ガーディアンは亜空間を経てドレッドノートで戦闘中のエリスと放浪者と合流。「ケイト=エール」との戦闘で、エリスは命を落とす。ガーディアンは「破滅の石板」を取得し、探索を始める。途中、「目」に遭遇し、「息詰まる恐怖」に侵されるも、儀式を阻止し放浪者のエリスへの哀悼を目撃。彼女の住居を訪れ、エリスの残したメッセージを受け取り、スロアンから任務を継承。
ドレッドノートの防御が強化され突破不能となると、スロアンは夢見る都市への移動を指示し、そこで「決意の道」の教義を授ける。異端の錨への干渉を通じて力を高め、「欲望の書」を取得。次なる異端の錨をサバスンの玉座の世界で発見するが、彼女からの警告を無視して潜入。ドレッドノートでハイヴの死体を用いて内部の生体兵器と接触すると、残響が語りかけてくる。魂の間にて残響と対面し、そこにシヴ・アラスとサバスンも現れる。残響を巡り両者の思想が対立し、ガーディアンは襲撃を受けつつ撤退。スロアンは放浪者の離脱を知りつつも調査の継続を促す。
目撃者によって与えられた形態に満足できない「ドレッド」の一派が、力を求め沈んだピラミッドへ侵入。内部のハイヴ勢力と共闘し、ルラクの保管庫の秘密を解明しようとする。ガーディアンは潜みし者の指示で潜入。数々の謎解きと迷宮を突破し、ドレッド改造シュリーカーを撃破。保管庫内部でケレヴを倒し、最終的にオリックスが破滅の石板を刻むのに使った「彫刻用のノミ」を発見。潜みし者が警戒のため監視線を張る。(迷宮: 経典の遺滅)
エリスはサバスンを倒し、シヴ・アラスの王座から彼女を追放したことで、自身の玉座の世界「ハイヘラシー」を創造。ガーディアンにウィルブレイカーの断片の回収を依頼し、「高き戦争」の資格を問う残響と対峙。ガーディアンはドレッドノートからの信号を辿り「野心の道」を学ぶ。月面での儀式中、残響とサバスンの対話を盗み聞きし、目撃者の嘘が明かされる。エリスは残響を囚えようとし、スロアンはこれに反対。最終的にケイト=エールに殺された地点での儀式により残響を捕獲。その後、スロアンはドレッドノート奥深くからの奇妙な信号を察知。オッセオス・フラグメントの収集により、宿られた兵とドレッドの衝突を目撃。信号は「ディープ」由来と判明し、武器「バロウ=ダイアド」を取得。異形の存在と交戦するも、ディープによって変容され、撤退を余儀なくされる。
ハイヴの神々が残響奪取を開始。まずシヴ・アラスが侵攻を開始し、ガーディアンを瀕死に追い込む。ドレッドノートでの儀式を阻止し、宿られた「オバク=ハル」を撃破しウィルブレイカーの柄を回収。次にサバスンが動き、マロックの死体から最後の断片を回収。スロアンはドレッドノートでウィルブレイカーを再鍛造するが、ディープの誘惑に抗う。
そして、エリスが残響の監視を続ける中、ガーディアンが再び残響と対峙。サバスンの投影、シヴ・アラスの声、そしてケイト=エールとの戦闘を経て、ウィルブレイカーで残響を完全に破壊。エリスとスロアンは勝利を祝うが、サバスンは気を悪くした。
8年目
運命の境界 (原題: The Edge of Fate) - 2025年7月16日
何かが呼んでいる。あるメッセージを受け取ったバンガードは、太陽系の果てにある小惑星へと向かう。招待状の送り主を探す 中で、我々の未来を大きく揺るがす真実が明らかになっ ていく。
奪還 (原題: Reclamation) - 2025年7月16日~2025年9月10日
灰と鉄 (原題: Ash & Iron) - 2025年9月10日~2025年12月3日
反逆 (原題: Renegades) - 2025年12月3日
犯罪渦巻く暗黒街に飛び込み、悪の帝国を打ち倒せ。無法地帯へと足を踏み入れ、太陽系に新たに現れたドレドゲンの謎を突き止める。力と功績、そして悪名を築き上げるために。
奪還 (原題: Lawless) - 2025年12月3日~2026年3月4日
影と秩序 (原題: Shadow And Order) - 2026年3月4日
キャラクター
タワー
トラベラー
- ゴーストとガーディアンの持つ、因果律を超越した力の源にして、「光」の源でもある。鉛、ニュートロニウム、電弱物質でできた外殻を有した白い球体であり、普段はシティ上空で浮いている。
- トラベラーの内部の仕組みは謎のままである。バルタザールというゴーストは、ゴーストの起源は「子宮」にあると主張した。子宮はトラベラー内部の「瓶の中の宇宙」または「天の卵に包まれた無限の空間」と表現される場所で、何兆もの星のような魂が複雑に織りなす軌道を周回しているようである。ピーチという別のゴーストはこの説明を否定し、彼女もバルタザールもトラベラー内の時間を覚えていないと主張している。フェンチャーチ・エベリスは「トラベラーの中にいたことがある」と主張しているが、彼の話の真偽は誰も確かめることができない。
- 本作では、長らく眠っていたところカバル大戦にて覚醒し、レッドリージョンを率いていたドミヌス・ガウルを消滅させた。時が経ってサバスン率いるハイヴに未知の目的で光を与えていたことがバンガードの調査で判明する。
- サバスンの玉座の世界から取り戻された一年後、長くシティに留まっていたトラベラーが地球の大気圏を飛び出したが静止した。
預言者
- 声-大塚明夫
- シティの責任者であると同時にガーディアンの顧問および指導者として行動し、セイント14を息子と呼んでいた。
- 「暗黒は完全なる悪ではない」というオシリスと思想の違いをめぐって激しい争いになり、最終的にオシリスをシティから追放した。このため、オシリスの教団は彼を好意的に捉えていない。カバル大戦時、レッドリージョンに拉致されドミヌス・ガウルに尋問された後に死亡したとされる。
ザヴァラ司令官
- 声-浜田賢二
- タイタン・バンガードとバンガード総司令を務めるアウォークンの男性。壁の設立に大きく関わった人物であり、トワイライトギャップの英雄。シティ及びその住人の安全を第一に考える一方、良くも悪くも慎重なところがある。現在は預言者が担っていた民衆のまとめ役としても動いており、一部からは政治家だと揶揄される事もある。迫りくる暗黒や全ての終わりが目前に迫る中、司令官として、民衆への顔役として葛藤する毎日を送っている。厳格で妥協を許さないザヴァラの唯一の目的は、最後の都市の人類をあらゆる脅威から守ること。彼はガーディアンによるあらゆる軍事作戦を統括する。
ケイド6
- 声-伊丸岡篤
- ハンター・バンガードを務めるエクソ。
- ユーモラスかつ軽口をたたく性格でファンから高い人気を集めたキャラクターである。エクソとして生まれ、かつては人間であった記憶を断片的に保持している。ガーディアンに対しては、ドレッドノートに潜入してオリックスを倒すのを支援し、カバル大戦では最前線で戦った。これらの経験から、任務を頻繁に放棄しがちになる。身勝手な行動によって、エルダーズ・プリズンでのユルドレン・ソヴとスコーン・ バロンの返り討ちに会い、命を落とす。その死はガーディアンたちの怒りと復讐を呼び起こす転機となった。
イコラ・レイ
- 声-沢海陽子
- ウォーロック・バンガードであり、かつては「潜みし者」と呼ばれる諜報組織の指揮官でもあった。かつては戦闘的で反抗的な一面を持っていたが、現在では冷静沈着な賢者として、知識と戦術の両面でガーディアンを導く存在となっている。優れた知性と魔導の才覚を持ち、多くの歴史的事件において中心人物の一人として登場する。
シャックス卿
- 声-てらそままさき
- 「クルーシブル」と呼ばれる対人戦訓練プログラムの指揮官であり、かつてはトワイライト・ギャップの戦いで伝説的な戦果を挙げたタイタンである。情熱的かつ熱血な性格で、ガーディアン同士の戦闘によって実戦経験を積むことの重要性を説く。彼の語る激戦の記録や戦士としての哲学は多くのガーディアンに影響を与えており、訓練だけでなく精神的な啓蒙も担っている。
エリス・モーン
- 声-定岡小百合
- かつてハンターであり、現在はハイヴの研究者として活動している。かつてクロタ討伐のために月へ向かったが、仲間を失い、自らも変異した結果、ハイヴの魔術を部分的に取り込むこととなった。以後、深淵に関する知識を有する異端的存在として、ガーディアンたちに警告を発し続けている。暗く孤独な雰囲気を持つが、その知識は数々の危機において不可欠なものである。現在はハイヴで最も位の高い存在となっている。
マスター・ラフール
- リーフに存在した暗号解読者、クリプトアーキのうちの一人。エングラムを解読してガーディアンに装備を提供する役割を担っている。知識人としての側面もあり、黄金時代の記録や暗号技術に精通している。
アマンダ・ホリデイ
- シティの格納庫主任であり、ガーディアンたちのスパローや宇宙船の整備を担当する技術者である。陽気で親しみやすい性格の持ち主で、多くのガーディアンにとって身近な存在だった。レジスタンス活動にも関与し、後に戦火に巻き込まれ命を落とすことになる。彼女の死は多くの者にとって深い悲しみをもたらした。
ラクシュミII
- 「フューチャー・ウォー・カルト(FWC)」ファクションの代表者であり、時間と未来に関する予知的ビジョンを信奉していた。冷静かつ理知的な人物だったが、後にシティにおいて権力奪取を目論む陰謀に加担し、異世界技術を用いたゲート開放を強行した結果、ベックスの襲撃を招き命を落とす。彼女の死は、派閥の終焉とシティの統治の在り方に大きな転機をもたらした。
遂行者ヒデオ
- 「ニュー・モナーキー」ファクションの代表であり、秩序と強固な統治によるシティの安定を追求する政治家である。バンガードとは異なる立場から人類の未来を構想しており、時にその理想主義は独裁的とも捉えられる。派閥戦争の終焉とともに公の舞台から姿を消したが、その政治的影響力はなお議論の的となっている。
アラーハ・ジャラール
- 「デッド・オービット」ファクションの代表であり、地球を捨てて新天地を目指す過激な宇宙開拓思想を提唱している。悲観的な未来観と宇宙移民への強い信念を持ち、シティの守備よりも種の存続を優先する立場を貫いた。派閥戦争終了後は姿を消したが、彼の思想は一部の者にとって今なお希望の象徴となっている。
シュール
- 声-ふくまつ進紗
- ナインの使者として、週末限定で地球外から現れ、貴重な装備を販売する謎めいた商人である。蛇のような顔貌と静かな口調で知られ、彼の行動はナインの意志によって導かれているとされるが、詳細は不明。信仰と運命、確率に関わる発言をたびたび口にし、その存在はガーディアンたちにとって興味と警戒の対象である。
バンシー44
- 声-楠見尚己
- シティの銃器技師であり、記憶を何度も初期化されてきたエクソである。武器に対する造詣と愛情は深く、ガーディアンに強力な装備を提供するとともに、失われた武器の修復にも従事している。記憶喪失の影響により時折混乱する様子も見られるが、彼の技術はシティにおいて不可欠なものとなっている。過去に「悲嘆」という大剣を使って、一人でベックスの大群を全滅させたという過去を持つ。元はエクソやウォーマインド、ラスプーチンを作った科学者クロビス・ブレイ。44回再起動している際に、記憶のほとんどを無くしているが、性格に変化はない。
オシリス
- 声-志村知幸
- かつてウォーロック・バンガードを務め、トラベラーとベックスに関する探求に没頭するあまり追放された過去を持つ。時間とシミュレーションの研究の第一人者であり、その理論は多くの学者や信奉者に影響を与えた。一時的にサバスンに身体を乗っ取られるが、その後復帰し、今もなお世界の真理を追い求め続けている。セイント14とは恋仲。
セイント14
- 声-高瀬右光
- かつてタイタン・バンガードを務めたエクソ。伝説のタイタンで、トワイライト・ギャップの英雄として語られる。重装のヘルメットとショルダーチャージで突撃し、仲間を守る献身的な性格を持つ。時を超えたオシリスとの愛情が物語の軸となり、再会後はクルーシブル以外の戦線でも指揮を執る。近年はネッススやベックス領域に挑み、自身が“コピーではないか”という不安とも戦う。光と意志の象徴としてガーディアンに尊敬される存在である。
テス・エベリス
- シティの「エバーバース」店舗を営むアウォークン女性で、外見装備や感情表現などコスメティックアイテムを提供する。黄金時代の財閥エベリス家の末裔で、マーケット運営の才覚に長ける。彼女のビジネスはシティ経済を支え、ガーディアンの個性表現に大きく寄与する。戦闘には直接関わらないが、折々にウィットを交えた会話で人々を和ませる。失った家族への想いを胸に、市民生活の復興にも協力している。
ユルドレン・ソヴ/クロウ
- 声-森田順平
- マラ・ソヴ女王の弟で、かつては傲慢なアウォークン王子として振る舞った。ケイド6殺害で“仇敵”となるが、その後ゴースト・グリントにより記憶を失った新生ガーディアン「クロウ」として蘇生。過去の罪を知らず、内面的な贖罪を模索する。バンガードへの忠誠と自由への渇望の間で揺れ動き、後にハンター・バンガードの座へ就く。運命の皮肉と再生を体現する象徴的キャラクターである。
マラ・ソヴ
- 声-田中敦子
放浪者
- 声-林和良
- ギャンビットの主催者で、光と闇を等距離に見るアウトローのガーディアン。長い放浪の末にナインと取引し、独自の価値観でモート競技を構築した。過去にはヨルの影とも関わりがあり、倫理観は極めてグレー。常に生存を最優先としながら、世界の行方を注視するトリックスター的存在である。
奥地の住人
ホーソーン
- 元シティ外住民の女性レンジャーで、タワー陥落後に避難民を導いた実績を持つ。奥地で抵抗拠点を運営し、無線通信網の構築や民間人保護に尽力。ガーディアンではないが、“ルイス”とともに戦況を偵察し支援砲撃を行う。光の力に頼らず独自の生存哲学を貫き、ザヴァラやシャックスとも対等に意見を交換する。現在も市民目線の代弁者として活動を続ける。
タイラ・カーン
- 鉄の豪傑の事件後の聖遺物管理者で、クリプトアーキとしても活動するアウォークン学者。危険遺物の浄化と記録保存を任務とし、暗黒を含む武器には特に慎重。トルンの再鍛造の際には葛藤しつつガーディアンに協力した。学識は深いが信仰心は薄く、光と闇を理性的に捉える。失われた歴史の修復を生涯の課題としている。
コスモドローム
ショー・ハン
- 声-寸石和弘
- コスモドロームを拠点とする若いハンターのガーディアンで、新人ガーディアンの案内役を務める。陽気で友好的な性格だが、初陣で仲間を失った過去から慎重さも併せ持つ。ハイヴ掃討を通じて成長し、指導力を高めている。ルイスのような相棒は持たないが、地域民と協力しセキュリティ網を再構築。“初心者の象徴”としてプレイヤーのスタート地点に立つ存在である。
ネッスス
- フェールセーフ
- ネッススに不時着した黄金時代の船「エクソダス・ブラック」のAIで、陽気な人格と悲観的なサブ人格を持つ二重思考体。クルー壊滅後も自己維持を続け、ガーディアンに惑星探索のナビゲートを提供。ベックス侵食に対抗するため防御プロトコルを即席で構築し、通信衛星を用いた独自ネットワークを維持。ユーモアを交えつつ孤独と戦う姿が印象的である。
火星
アナ・ブレイ
- 声-松井暁波
- 黄金時代の天才科学者の子孫で、ウォーロックやハンター的な技能を併せ持つガーディアン。ラスプーチンと因縁深く、火星で再起動プロジェクトを推進した。家族の遺産と個人的アイデンティティの間で葛藤を抱えるが、好奇心旺盛で行動力に富む。姉エルシーとの再会を経て、新たな黄金時代を切り拓く鍵を模索している。
エウロパ
エルシー・ブレイ
- 声-神田みか
- 謎のエクソの正体で、時間を旅し多元宇宙の滅亡を防ごうとする科学者。クロビス・ブレイの孫に当たり、家族の過ちを正すためステイシスの力をガーディアンに託した。感情を抑えた冷静さと、妹アナへの深い愛情を併せ持つ。タイムループの経験から未来の脅威に対する独自視点を提示する。
異種族
カバル
- 軍国主義的な帝国種族で、高重力環境で進化した巨体と機械化兵器を有する。レッドリージョン、シャドウリージョン、カイアトル派など複数派閥が存在し、征服と資源略奪を理念に銀河を渡る。厳格な階級制と軍功主義が文化の中核で、戦闘技術や生体改造技術に長ける。近年はカイアトルがバンガードと同盟を結び、シヴ・アラスとの戦線を共闘。なお元皇帝カルスは独自に暗黒を追求していた。
カルス皇帝
- カバル帝国の失墜した皇帝で、巨大船リヴァイアサンを操り“享楽と試練”を掲げる。豪奢な饗宴と幻影技術でガーディアンを試し、最終的には闇との合一を求めてピラミッドと交信。娘カイアトルとは敵対・和解を繰り返す。近年は暗黒の依代となり目撃者への献身を選択した。
カイアトル
- 声-きそひろこ
- カバル帝国の女帝としてガウルの残した遺産を継ぎ、シティとの同盟を結んだ。実利主義で勇敢、名誉を重んじるが、カイアトル流の実力主義は厳しい。ザヴァラとの外交を経て対ハイヴ戦線を共闘し、ブラカス・フォージとなったサラディンを評議会に迎える。いまだ内部の反乱や父カルスの陰謀に直面する指導者である。
エリクスニー(フォールン)
- かつて黄金時代を享受したが、トラベラーの失踪による災厄(大嵐)により流浪の民となった四腕の種族。エーテルを糧に生存し、各“ハウス”がケルのもと部族社会を形成。人類とは長年敵対してきたが、ハウス・オブ・ライトのミスラックスらは共存を模索している。技術力が高く、ワイヤーワークやショックブレードなど独自兵器を展開。文化的には家族と名誉を重んじる。
スコーン
- エリクスニーの変異体で、ダークエーテルにより死と再生を繰り返す狂乱種族。首謀者フィクルルとユルドレンによって組織され、秩序なき破壊をまき散らす。従来フォールンの社会秩序を逸脱し、バロンらの個性が際立つのが特徴。ダークパワーへの適応が進み、宿主共々危険度が増す一方である。
ハイヴ
- 暗黒へ信仰を捧げる種族で、「剣と血の魔術」に従い強者が弱者を収穫する宗教体系を持つ。虫の神との契約により、殺戮を通じて進化する能力を得た。オリックス、サバスン、シヴ・アラスの三姉妹が中枢を成し、亜空間と玉座の世界で死を超越する。ピラミッドとも関わりが深い。儀式や降霊術降霊術で恐怖を植え付ける存在である。
オリックス
- 虫の神と契約して剣と血の魔術を実践した張本人。亜空間に玉座「魂の宮殿」を築き、宿りの力による軍拡で幾多の星系を滅ぼす。ガーディアンの襲撃で倒されたが、その遺産と破滅の石板はハイヴ文化の核を成す。彼の死と遺骸は新たな戦争の火種となり続ける。
サバスン
- 声-園崎未恵
- ハイヴの女王にして欺瞞の神と言われるオリックス三姉妹の次女。策略と変身術に長ける。オシリスを乗っ取ってルーセント・ハイヴの創出を行い、一時はトラベラーの光を得て復活した。目的は常に己の存続と強大化で、オリックス・シヴ・アラスとの間に複雑な確執を抱える。敵味方を翻弄し、最終的には目撃者への反逆をも視野に入れる稀代の狡猾な詐術師である。
シヴ・アラス
- 戦神といわれ、暴力と流血を糧に力を増すオリックス三姉妹の三女。オリックス亡き後に軍勢を拡大し、ジヴ・アラスの紋章を掲げて銀河各地に侵攻。ハイヴ以上に“戦争そのもの”を崇拝する純粋な破壊衝動を持つ。姉サバスンとの確執と、目撃者への忠誠の間で策謀を巡らす。戦争儀礼「剣の宴」を通じて暗黒の軍勢を率いる。
フィンチ
- 声-青山穣
- ハイヴの元ゴーストで、ルーセント・ハイヴに背いてガーディアン側についた裏切り者。恐怖心が強いが、情報収集と王座世界案内で大きな助けとなった。自らの“罪”への贖罪意識からサバスンの計画阻止に協力。好奇心旺盛でおしゃべりだが、内部事情に精通する貴重な存在である。
ベックス
- 時空を超える機械知性体で、放射線由来の液体“レディオラリア”を中核とする集合意識。「最適な未来」を実現するためシミュレーションと実空間改変を進める。ピラミッドの力やブラックガーデンとの結び付き、ことばにし難い“ガラスの心”など謎が多い。時間軸を自在に行き来する能力で過去・未来を書き換えようとする。ネッスス、水星、ブラックガーデンに大規模拠点を持つ。伝承では、光と暗黒の誕生(ビッグバン)の際にできた不純物、という説明がされている。
宿られた兵
- オリックスが創り出した変異体で、光を奪われ闇に従う奴隷兵士。身体は腐蝕した影と化し、空間操作やエネルギー射出など特殊攻撃を行う。オリックスの死後はサバスン、続いて目撃者の配下に戻った経緯を持つ。敵種族を強制的に変質させる恐怖の軍勢として、銀河各地で出現。内的意識は「集合苦痛」に縛られている。
ナイトメア
- 月のピラミッドが作り出す心的投影体で、個々のガーディアンや種族のトラウマや罪を具象化する。物理的攻撃力を持ち、倒しても再生成する精神的兵器としてハイヴ儀式に利用される。エリス・モーンやザヴァラ、ケイドの死など多くの人物がナイトメアに苦しめられた。月のピラミッドの祭壇で儀式的に浄化可能。光と闇の心理戦を象徴する存在である。起源は目撃者の門弟ネザレクの能力であり、暗黒時代の原因を作ったのも彼だった。
ドレッド
- 目撃者が創り出した軍勢で、肉体と精神を再構築する生体兵器を備える。形態変化や自己修復能力を有し、恐怖そのものを武器とする生態系が特徴。サバスンの玉座の世界やピラミッドで活動し、残響を奪取するなど独自野望を持つ。指揮官級は暗黒の力で異形化し、ガーディアンに新たな脅威を与える。未だ生態の全貌は解明されていない。
暗黒の権化
- ベイル
- 海王星にて眠っていた暗黒の存在で、その正体はトラベラーとは対となるもの。元々トラベラーとは物理的に繋がっていたのだが、ベイルのやり方にトラベラーは嫌気がさし、別宇宙へ退避した。今までトラベラーが神出鬼没かつ、突然姿を消す理由は、ベイルの気配や目撃者の軍勢が近づいてきたためだった、
- 目撃者
- ピラミッド艦隊を率いる暗黒の主宰者で、宇宙を“最終形態”へ導くことを目的とする超越存在。光と闇の対立を操り、種族の絶望を糧に秩序の“刈り取り”を行う。長い触手状の頭部と多重声を持ち、降臨時には現実そのものを歪める。オリックスらを暗黒へ誘い、〈最終形態〉の到来を企図。トラベラーとの最終戦争が物語最大の焦点となっている。太陽系にやってきたすべての種族は、目撃者によって導かれ、彼がある意味で数々の運命を紡いできた存在と言える。
反響
2023年に最後から2つ目となる拡張コンテンツ「光の終焉」を配信した時点では、Steam版の最大同時接続数が31万人をこえ、わずか1日で最大同時接続数の最高記録を更新したという[6]。
脚注
注釈
- ^ バンガード作戦など一部のコンテンツは、PlayStation PlusやXbox Game Passに加入していないとプレイ不可であり、一部のストーリークエストやサイドクエストは加入していないと進行不可に陥る。
出典
- ^ Posted 2019年9月20日18:18, by重田雄一 (2019年9月20日). “日本でもPS4版『Destiny 2』の基本プレイ無料対応がアナウンス!10月2日よりSteam版も配信予定”. IGN Japan. 2022年1月24日閲覧。
- ^ “Destiny 2 Officially Revealed, Confirmed For PC” (英語). kotaku (2017年3月30日). 2017年3月30日閲覧。
- ^ “PS4®『Destiny 2』の日本国内の発売日を9月6日に変更”. SIE (2017年6月13日). 2017年6月13日閲覧。
- ^ a b “「光の終焉」で『Destiny 2』に復帰しよう”. PlayStation. 2023年10月14日閲覧。
- ^ 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。「Doope20220211
」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません - ^ 三ツ矢 (2023年3月1日). “『Destiny 2』新拡張コンテンツ「光の終焉」配信開始!一日足らずでSteam最大接続数を更新する怒涛の勢い”. Game*Spark. イード. 2023年10月14日閲覧。
外部リンク
- Destiny 2
- Bungie.net
- Destiny 2 JP (@DestinyGameJP) - X(旧Twitter)
- Destiny 2 - YouTubeチャンネル
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Destiny 2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 01:02 UTC 版)
「ネッスス (小惑星)」の記事における「Destiny 2」の解説
ゲーム内のロケーションとして扱われる。ベックスという機械の体をした生命体が侵食している。
※この「Destiny 2」の解説は、「ネッスス (小惑星)」の解説の一部です。
「Destiny 2」を含む「ネッスス (小惑星)」の記事については、「ネッスス (小惑星)」の概要を参照ください。
「Destiny 2」の例文・使い方・用例・文例
- こんな暖かい陽気は2月にしては異常だ
- 投票の結果は賛成5, 反対4, 棄権2であった
- 被告人は容疑のうち2つについては無罪となった
- その畑は約2エーカーの面積がある
- 紀元前30年から紀元20年までは50年間です
- 隣り合っている2つの部屋
- 議会は2週間休会になった
- 講演の入場料は2ドルです
- この切符は1枚で2人入れます
- このホールは1,200人収容できる
- 私は週2回エアロビクスをやっています
- 7月20日の午後にニューヨークへ立ちます
- パーティーでは行儀よくふるまいなさい.それから12時までには帰りなさいよ
- 彼女は洋服に多くの金を費やすが宝石にはその2倍近くを費やす
- 彼を支持する票は600票,反対票は12票だった
- われわれは相手の100議席に対して250議席を獲得した
- 彼は23歳で処女作を出版した
- 2週間前に起こったことについて話したい
- ひどい交通事故に遭ったのは20年前の今日だった
- 2つのグループは改革について意見が一致していない
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