カスケーディング‐スタイルシート【cascading style sheets】
カスケード‐スタイルシート【cascading style sheets】
シー‐エス‐エス【CSS】
読み方:しーえすえす
《cascading style sheets》ウェブページなどのレイアウトやデザインに関する情報を記述したスタイルシートの一。フォント、文字の色や大きさ、行間など、文書の見栄えに関する情報のみを記述する。カスケーディングスタイルシート。カスケードスタイルシート。段階スタイルシート。
だんかい‐スタイルシート【段階スタイルシート】
CSS
読み方:シーエスエス
別名:カスケーディングスタイルシート
CSSとは、スタイルシートの一種で、HTML文書やXML文書の表示方法を指定するためのものとしてW3Cから勧告された仕様のことである。
CSSはWebページのレイアウト指定に標準的に用いられている。単に「スタイルシート」といった場合にCSSのことを指す場合が多い。
CSSでは、文字の色や大きさ、背景色、ボックスの描画、といった、文書の装飾やレイアウト全般に関する指定ができる。文書内でCSSの指定を反映させたい箇所に、セレクタ(選択子)と呼ばれる識別子を与えておくことによって、指定された箇所のみに対象を限定しつつ、また同一のセレクタが与えられた箇所は一括して、表示を変更することができる。
CSSを利用することによって、HTMLなどで定義されている文書の構造に関する情報から、装飾やレイアウトに関する要素を分離して扱うことが可能となっている。
CSSを記述する方法としては、HTML文書やXML文書の中に記述する方法と、外部ファイルに記述したCSSファイルを呼び出す方法がある。外部ファイルに記述したCSSファイルを呼び出す方法では、CSSファイルに修正を加えると、そのCSSファイルを呼び出しているすべてのHTML文書に変更が反映されるという利点がある。
なお、WebブラウザのCSSの解釈にはわずかな差があり、ブラウザによってはCSSで指定したとおりに表示が反映されないというケースもしばしば存在する。
CSSは、1996年にW3CによりCSS Level1と呼ばれるバージョンが勧告され、後にその定義を追加・拡大したCSS Level 2が勧告されている。2008年5月、CSS Level 3の策定が進められている。
参照リンク
Cascading Style Sheets - W3C(英文)
Cascading Style Sheets
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/21 01:57 UTC 版)
Cascading Style Sheets(CSS、カスケーディング・スタイル・シート、カスケード・スタイル・シート)は、HTMLやXMLの要素をどのように修飾(表示)するかを指示する仕様の一つで、World Wide Web Consortium (W3C) がとりまとめ勧告する、文書の構造と体裁を分離させるという理念を実現するために提唱されたスタイルシートの具体的な仕様の一つ。
注釈
- ^ ただし拡張・修正の続いているCSS仕様の全てを完全に実装しているユーザーエージェントは事実上皆無といってよく、実際シェアで多数を占めるユーザーエージェントは部分対応にすぎない。しかし実用上支障のないレベルの実装はされてきており、なおかつ表現の互換性についても考慮されてきている。
出典
- ^ en:Internet Explorer box model bug
- ^ a b World Wide Web Consortium (14 February 2023). "2.4 CSS Levels". CSS Snapshot 2023 (英語). 2023年11月21日閲覧。
- ^ "All CSS specifications" (英語). W3C. 6 September 2023. 2023年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月21日閲覧。
- 1 Cascading Style Sheetsとは
- 2 Cascading Style Sheetsの概要
- 3 記述
- 4 勧告等
- 5 脚注
固有名詞の分類
- Cascading Style Sheetsのページへのリンク