Carrier_Grade_Linuxとは? わかりやすく解説

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キャリアグレードLinux

読み方キャリアグレードリナックス
別名:CGL
【英】Carrier Grade Linux

キャリアグレードLinuxとは、通信事業における利用想定して高信頼性特化されLinux仕様のことである。

キャリアグレードLinuxは、電話交換機通信機器などに搭載されることを想定して仕様定められている。

キャリアグレードLinuxは、Linuxビジネス利用推進する業界団体OSDL(現在はThe Linux Foundation統合)のCGLワークグループによって2002年策定された。モンタビスタやウインドリバーといったディストリビューターが、キャリアグレードLinuxに対応したディストリビューション発売している。

なお、2007年2月には、最新仕様書である『Carrier Grade Linux 4.0 Specification』が発表されている。


参照リンク
Carrier Grade Linux - The Linux Foundation - The Linux Foundation英文
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Carrier Grade Linux

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/09 15:13 UTC 版)

Carrier Grade Linux (キャリアグレードリナックス、CGL) は Linux Foundation傘下のプロジェクトの一つで、電話交換機器や通信事業における利用を想定したLinuxの仕様を開発している。特に高信頼性を重視しており、可用性は99.999%から99.9999%を指す。

CGLの開発には、Alcatel、Cisco、Ericsson、富士通、日立、HP、IBM、Intel、MontaVista、NEC、Nokia、Novell、NTT、Red Hat、Sun、SUSE LINUX、TurboLinux、Wind Riverを含む22社が協力した[1]

CGL仕様の機能

CGL仕様の機能[2]として次のものがある。

  • Service Response Time(応答時間): 負荷が高い状態であっても一定時間内に応答を返すこと。またその一定時間
  • Reliability(信頼性): サービスダウンをしないこと。
  • Availability(可用性):稼働中にシステムの拡張や変更を行えること。
  • Performance(性能):高負荷時でも処理性能を発揮すること。

CGL仕様の公開

CGLは仕様を公開している。

2007年に CGL 4.0 Specificationを公開している[3]

2011年に CGL 5.0 Specification[4]を公開している。

脚注

  1. ^ キャリアグレードLinuxに22社が協力”. ITmedia NEWS. 2022年9月11日閲覧。
  2. ^ https://xtech.nikkei.com/it/article/COLUMN/20071120/287619/?P=2 第39回 Carriar Grade Linux(前編)
  3. ^ Linux Foundation、通信事業者向けCGL4.0仕様を発表 「SCOPE Alliance」との連携と、コンプライアンス強化を重視”. japan.cnet.com. 2022年9月11日閲覧。
  4. ^ The Linux Foundation Releases Carrier Grade Linux 5.0 Specification” (英語). Linux Foundation (2011年4月6日). 2022年9月11日閲覧。

外部リンク


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