CQセミオートライフル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/17 09:13 UTC 版)
「CQ 311」の記事における「CQセミオートライフル」の解説
CQ 311-1、CQ M311-1とも。CQシリーズの民生モデルである。 フルオート射撃が行えない以外には軍用型と大きな差は無いが、最近製造されたモデルではCQの特徴でもあった部品の形状がAR-15シリーズに似せられている。トリガーグループはセミオートのみで、セレクターも単発と安全の2点式である。1:12ライフリングが施され、各種の市販.223レミントン弾とM193弾を安定して射撃できる。 CQ M311-1は1987年に初めて北米で販売されたものの、輸入停止までに販売されたのはわずか500挺程度であった。ノリンコ側は輸入停止の理由を明かしていないものの、1989年の銃器制限(ストックトンの虐殺の余波として、41種類の軍用銃器の輸入禁止にジョージ・H・W・ブッシュ大統領が署名した)やコルト社による訴訟などが原因と言われている。 現在でもアメリカでは輸入が行われていないが、カナダでは販売が行われている。アメリカの企業DPMSパンサーアームズが製造する10発の透明プラスチック弾倉と組み合わせたものが、イタリアのNUOVA JAGERによって輸入されているため、ヨーロッパでもCQ M311-1は容易に入手できる。
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