C-39B
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/05 06:03 UTC 版)
「ケネディ宇宙センター第39発射施設」の記事における「C-39B」の解説
NASAは、2006年12月9日にSTS-116の打ち上げを行い、LC-39Bでの最終シャトルミッションを終えた。 その後、STS-125のミッションまでの期間には、STS-125を支援するためのSTS-400救援ミッションのために、エンデバーをLC-39Bに待機させた。打ち上げを休止していたこの期間に、新たに600フィート (180 m) の避雷針が3本設置された。これは、ケープカナベラル付近にあるアトラス Vやデルタ IVの発射台で使用されるものと類似している。同時に、それまで設置されていた射点頂部に設置されていた1本の避雷針とクレーンが撤去された(このクレーンはアポロ時代から存在したものである)。STS-125ミッションの完了を待って、STS-400ミッションの打ち上げ待機の任務も解かれ、アレスロケットの試験機であるアレスI-Xの打ち上げが2009年10月28日にLC-39Bで実施され成功した。 アレスI-Xのフライト以降、NASAは発射台設備の大幅な刷新を実施し、液体水素、液体酸素および水の貯蔵タンクのみを残して他の設備(FSSやRSS等の大型の射点構造物)を撤去した。 39B射点は2017年以降に、NASAとロッキードマーチン社が開発中のオリオン宇宙船を搭載するスペース・ローンチ・システム (SLS) の打上げに使用される予定。SLSの打上げ頻度はあまり高くないため、打上げ計画がない期間は民間企業の有人打上げに使うことも可能とNASAは説明している。 スペースシャトル計画では最後の光景となった、39Aおよび39Bの両発射台に並んでSTS-125ミッションに向けて待機するスペースシャトル「アトランティス」と「エンデバー」 2009年10月28日15:30 (UTC) にLC-39Bから打ち上げられた、アレスI-X
※この「C-39B」の解説は、「ケネディ宇宙センター第39発射施設」の解説の一部です。
「C-39B」を含む「ケネディ宇宙センター第39発射施設」の記事については、「ケネディ宇宙センター第39発射施設」の概要を参照ください。
- C-39Bのページへのリンク