Bombardier ART Mark II
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 07:30 UTC 版)
「バンクーバー・スカイトレイン」の記事における「Bombardier ART Mark II」の解説
ミレニアムライン開業時の2002年から製造された。計108両が製造された。2両固定編成であり、最大4両編成で運行される。 外観 : 大きめな縦長一枚窓の丸い形状の前面となっている。前面下部に四角い前照灯があり、尾灯は窓の上部に一体化している。先頭部の窓脇は、Mark Iと同様に機械室となっている。スカイトレインで初めての冷房車両となった。2009/2010モデルの車両には、車体前面に単色LEDの方向幕が設置されている。 内装 : 全体的にホワイトでまとめられている。手すりの形状は曲線を帯びており、上部が黄色く塗られている。シートは布製の藍色で、Mark Iよりも座り心地が改善されている。蛍光灯は広告と一体となったものの、他にダウンライトが設置されているためMark Iよりも明るくなった。2009/2010モデルの車両には一両に4台の防犯カメラも取り付けられており、車内に案内表示器を搭載するなど、それ以前のモデルの車両と内装も異なる。 メーカー : ボンバルディア・トランスポーテーション ドア : 外吊り式片側3ドアで、幅がMark Iよりも若干広い。 シート配置 : ほとんどの座席は、進行方向右側は進行方向、左側は逆向きを向く形のクロスシートとなっている。先頭部には前面展望用の一人がけのシート、その脇には中央向きの一人がけシートがそれぞれある。また、先頭部付近に車椅子スペースが用意されている。2009/2010モデルでは座席のデザインと配置の変更が行われている。 制御装置 : IGBT素子VVVFインバータ その他 : 車両の間が繋がっており、走行中に他の車両への移動が可能である(4両以上の併結運転時には編成間の移動はできない)。
※この「Bombardier ART Mark II」の解説は、「バンクーバー・スカイトレイン」の解説の一部です。
「Bombardier ART Mark II」を含む「バンクーバー・スカイトレイン」の記事については、「バンクーバー・スカイトレイン」の概要を参照ください。
- Bombardier ART Mark IIのページへのリンク