Annex Cとは? わかりやすく解説

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Annex C

読み方アネックスシー
別名:G.992 Annex C

Annex Cとは、ADSL規格「G.992」に付帯annex)する規格のうち、日本向け仕様定められ規格のことである。NTTフレッツ・ADSLはじめとする多く国内企業がAnnex Cを採用している。

G.992の規格には、ADSL共通仕様規定されている。その他に地域によって状況異な仕様についてAnnex AをはじめAnnex B、Annex Cなどの付帯規格定められている。

Annex A北米向けAnnex B欧州向け規格となっているが、必ずしも当地向けの仕様準拠しなくてはならないわけではなくYahoo! BBのように日本国内でAnnex Cに準拠したサービス提供している例もある。

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Annex C

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/20 01:26 UTC 版)

Annex C(アネックス シー)は、ADSLで用いられる伝送方式のひとつの略称である。正式名称は、G.992.1 Annex C 及び G.992.2 Annex C

概要

国際電気通信連合の電気通信標準化部門であるITU-Tでは、通信分野の様々な標準の作成を行っている。G.992.1(別称:G.dmt)及び G.992.2(別称:G.lite)もそのような標準のひとつで、ADSLの伝送方式について定めたものである。G.992.1 及び G.992.2には、北米、欧州、日本でのADSLの利用状況に応じた3つの拡張規格が定められており、それぞれ、Annex A、Annex B、Annex Cと称される。

ADSLが使用する通信帯域はISDNで使用するノイズの影響を受け、通信速度や伝達距離の低下が起こることがある。Annex Cは、日本NTT東日本NTT西日本が採用しているTCM-ISDNとの干渉を抑えるための追加仕様で、ISDNからのノイズを避けるため、ISDNの伝送周期に同期してリンク速度を切り替える。

日本国内のADSLサービスの多くはこの規格を採用している。ただし、サービス開始当初のYahoo! BBと旧・東京めたりっく通信は例外で、北米での利用を想定したAnnex Aを採用している(現在は、Annex Cも一部採用)。Annex Aは、他の通信との干渉防止のための特別な規定を有さないため、高速化しやすいとともにコスト的に有利である反面、ISDNとの干渉に弱いという特徴がある。

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